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東京都渋谷区代官山町8-3
tel. 03-5456-4780
open 11:30〜19:30
月休
1Fは雑貨ショップ、B1Fはカフェ。
白い一軒家まるごとチョコホリック空間。
小学生の頃、私はキャラクター商品が苦手な子供でした。キティちゃんの定規や消しゴムなどをたくさん持ってはいたのですが、決してかわいいとは感じていませんでした。ただ、クラスのみんながそういうものを「かわいい」と言うことが、なんだかうらやましかったのです。いったいどういう心理なのでしょうね、「誰かが何かをとてもかわいいと思っていること」に憧れを感じるって。
キティちゃんをかわいいと思えなかった子供。現在の私が当時の私に向かってディック・ブルーナの洗練を説いても、きっと受けつけなかったことでしょう。少し大人になってからです。あ、かわいいんだなと思えるようになったのは。
そんな話はさておき、私がもし十代の女の子だったら、この三階建ての一軒家を丸ごと買ってしまいたいと思うかもしれません。一階の雑貨ショップや地階のカフェはもちろんのこと、キッチンの中の道具にいたるまで、かわいいモノ、スイートなものしか置いていないのです。ガラスのショーケースの中に並ぶスイーツたちの、量感たっぷりのくせにデコレーションのチャーミングなことといったら。
スタッフも、お店の印象そのままのキュートな女性たちばかり。そのうちの一人、店長の田中さんにお話をうかがいました。
サマンサ「雑貨ショップがプロデュースしているカフェなんですね?」
田中さん「はい。このカフェでは、一階の雑貨ショップ「チョコホリック」の食器や小物たちを実際に使って、チョコホリック空間を作り上げているのです。椅子やテーブルはカフェのために作ったオリジナル。壁の照明はアンティークです。窓の格子や階段の手すりなどは、ベトナムに注文して作らせたんですよ」
サマンサ「ああ、こんな無骨な鉄の扉の取っ手まで、かわいらしくなっていますね! ところで、チョコホリックとはチョコレート・マニアのことですね?」
田中さん「そうです。カフェという言葉から連想されるお店よりも、ケーキ屋さんに近い感じを目指しているのです。だからランチなどはやっていないんですよ。ここでお菓子を作っているのは、製菓学校出身の若いパティシェたちです。彼女たちといっしょに新しい美味しさにチャレンジしていきたいと思っています」
自慢のスイーツは、工夫を凝らしたシフォンケーキ各種が主役。最近はX'masケーキなど特別なリクエストをするお客さまも増えてきたので、可能なかぎりご要望にお応えしていこうと思います、と田中さん。
テイクアウト用のキュートなボックスにも雑貨ショップの実力が遺憾なく発揮されていました。その証拠をひとつお伝えしましょう。
お店を出るときに手作りクッキーやビスコッティを買ってボックスに詰めてもらい、近くのラ・フェンテ代官山のブティックでセーターを1枚買いました。スタッフの「お荷物を一つにまとめましょうか」という言葉に、私が紙袋からチョコホリックのボックスを取り出したとたん、のぞきこんだ女性スタッフ二人が「かわいい〜!」と声を揃えたのでした。

(2003/12/25)
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