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東京都千代田区有楽町2丁目、有楽町西武向かい
TEL. CLOSED
OPEN 8:00〜20:30 日休
ベストシーズン:秋冬
創業51年。2階のレトロ喫茶の風と光。
※2007年5月閉店。
ほそださんにBBSでおすすめいただいたレトロ喫茶。有楽町西武百貨店前の小さな古いビルの2階にあって、今までJR有楽町駅に向かうとき何度も通っていながらまったく気がつきませんでした。
お店は2階。極端に足をかけるスペースが狭い階段をこわごわのぼってドアを開けると、すぐにカウンターがあり、マスターの松山さんがにっこりして迎えてくれます。
昭和24年に創業、今年で51年を迎えるという店内は、レトロ喫茶にありがちな湿った感じがなく、不思議に清潔感があって明るい。狭い店内のこの居心地のよさは何なんでしょう。カウンター横にかかっている「ももや」の暖簾もなんだか趣味が良くて。音楽ではなくラジオの「小沢昭一的こころ」が小さく流れているのもいい感じ。
のれんの奥には謎の階段があって、人が降りてきました。ひょっとして上はおうち?
このお店の空気は松山さんのからっとしたキャラクターに負うところが大きいのかもしれません。どうして喫茶店を始めたのですかと尋ねたら、そういうつてがあったからね、という単純明快な答えが返ってきました。
「珈琲が好きだったかって? いや全然。食っていくために始めたのよ。珈琲は一日に5,6杯飲むけどね」
「窓の外の風景? いや、前は日劇のビルが建ってたからね。もともとたいして眺めはよくなかった」
…とこの調子なのですが、嫌味なところの全くない、感じのいい人。
お客さまは常連のおじさんばかりと思いきや、なんとおじさんに混じって制服姿のOLが一人、本を読んでいました。耳障りな豪傑笑いをするおじさんが見あたらず、一人か二人でやって来て静かに話をしている人ばかりだから、女性にもあまり抵抗がないのでしょう。
それにしても、今までは喫茶店で昼間見かけるおじさんたちを「会社にも人生にも疲れてるヒト」としか認識していなかったけれど、あれは実は偉大な先輩カフェマニアたちなのかしら?……深く人生を考えそうになった一瞬でした。
(2000/11/10)

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