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東京都渋谷区桜ヶ丘15-4 ルート桜ヶ丘204
Tel 03-5459-4959
OPEN 12:00〜23:30 無休
ヌフカフェ裏渋谷編。
気持ちのいいテラスで風の匂いを感じる。
出会ったとたんに好きになってしまうカフェと、第一印象はとっつきにくかったけれど、年月を重ね、さまざまな場面を共にするうちに良さが滲み出てくるカフェがあります。Deuxは前者の典型でした。小さな細長いテラスがあまりにもチャーミングだったので、たちまち好きになってしまったのです。
2003年6月20日、conceal.cafeと同じビルの二階に小さなカフェが誕生しました。オーナーはneuf cafe、nid cafe、eau cafe、trois cafeなど、東京カフェのルーツのひとつを創り出してきた武田氏。neuf
cafeが9階にあるからヌフと名づけられたように、きっと「2階だからフランス語の2!」なのでしょう。
日曜日の午後3時半、一杯目のカンパリトニックを店内で飲んだ私たちは、スツールが並ぶ板張りのテラスに出て二杯目のウォッカトニックを飲むことにしました。
半分開けたままの引き戸から店内の音楽が流れてきて、街の音と混じり合います。ときどき吹く風が頬や二の腕を冷やすときの気持ちの良さといったら! 視界のすぐ下を人が歩いてきて、ご機嫌になってそれぞれの本のページをめくる私たちを見上げて通り過ぎます。
二日後の夜、再びDeuxを訪れたときにオーナーの武田氏にお目にかかりました。この日テラスに置かれていたサーフボードは武田さんのもの。自宅マンションのエレベーターに入らず、Deuxに飾ることにしたのだそう。
サマンサ:過去人気があったカレーとサラダをメニューにしました、とフライヤーに書いてありますね。
武田さん「子羊のカレーはNid やneuf cafeのメニューです。ココナッツカレーはeauやtoris
cafeで出しているもの、インド風のスパイシーなカレーはroom roomのメニューでした。room
roomでは<アフロカレー>と呼んでましたね(笑) ただし、いつものように、きちんと決めているのは最初のうちだけで、そのうち”これもおいしいから入れよう”というメニューがどんどん増えていくんでしょうね」
サマンサ:ああ、私は最近<変化こそがカフェの常態>ということに気がつきました!
武田さん「そうですね。オーバカナルも閉店しちゃったしね。うちの他のカフェのスタッフの顔ぶれも全員入れ替わっているんですよ」
サマンサ:そうですか…この場所はもとは何だったのですか?
武田さん「最初は<赤坂>というスナック(笑) それから僕の友人がバーを作り、関西出身の人間たちが内輪で集まって飲む場所になっていたんです。Deuxはそれを開放した、という感じですね。インテリアは全て作り直しました」
武田氏が造ってきたカフェが、訪れるたびにソファの位置が変わっていたり、本が増えていたりと、常に違った表情で迎えてくれるように、このカフェもこれからカレイドスコープのように変化していくことでしょう。そう、変化こそがカフェの常態なのです。(2003/6/25)

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