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東京都渋谷区神南 1-15-7 4F
TEL.03-5428-5121(予約可)
OPEN 12:00〜26:00 無休
大人のための、日常のプリフィクス。
週末には瞠目のグラス・ドンペリを!
2002年3月15日、アプレミディと同じビルの4階にアプレミディ・グラン・クリュがオープンしました。 グラン・クリュとはワインの一番上の格付け。いわば「アプレミディ特級」。
名前の通り、5階のカフェ・アプレミディで飲めるシャンパンはモエ・エ・シャンドン社の一般的なインペリアル・ブリュットですが、4階で飲めるのは同メーカーのグラン・クリュ=ドンペリニョン! 驚くなかれ、これもなんとグラスでいただけるのです。シャンパン好きの私は腰を抜かさんばかりに喜びました(笑) 週末だけのお楽しみですが、1杯\1400。
驚くのはドンペリばかりではありません。カフェの常識を覆す本格派プリフィクス・メニューの数々。そして、品揃えのバランス、コストパフォーマンスともに良いワインリスト。
店内のくつろいだ空気はアプレミディそのままに、こんな素晴らしい食事とお酒が楽しめるなんて、おまけにデザートはワゴンで運ばれてくるなんて、大人になって本当によかった!と、思わず自分の小ジワも愛おしくなるのでした。
3月上旬、オープンの準備が進むグラン・クリュの一角で、オーナーの橋本徹氏にお話をうかがうことができました。
サマンサ 「なぜグラン・クリュを始めるのですか?」
橋本さん 「カフェ・アプレミディを始めたのは、渋谷の事務所に友達が訪ねてきた時などに居場所がなくて、自分たちが気持ちよく過ごせる場所が欲しいと思ったのがきっかけだったんですよね。当時は自分が食べたいカレーをメニューに入れたりしてたんだけど、 食べたいものが次々に増えていくと、メニューも増える一方でね。 やっているうちに、今の店では厨房が狭くて作れないものも出てきたんですよね。 自分自身もあちこちで美味しいものを食べてみて、だんだん勉強していくしね。体重も増えますが(笑) 今はプリフィクスがいいなと思うようになったのと、料理スタッフがフレンチをやりたがっていたので、 グラン・クリュでは思い切って厨房を広くして、食事とワインが楽しめるようにしました。 友達には、渋谷でこんなことをするのは無謀だって言われてるんだけど(笑)」
サマンサ 「一軒目の実績をふまえた上で、現在の自分のスタイルにより忠実なものを実現させるために、二軒目を始めたということですよね? 私が申し上げるのは非常におこがましいんですが、オーナーも、お店も、
どんどん成長を続けているんですね」
橋本さん 「なにしろ始めた当時は、本当に何も知らない素人だったからね(笑)
インテリアといっても適当に好きな家具を並べただけだったし。
グラン・クリュでは一軒の家ということを考えてみたんですよ。中央はダイニング、奥のほうはリビングの雰囲気で、
ソファで寛いで葉巻かなんか吸ってる感じですね。
それから、カフェ・アプレミディではお客さんに『今かかってる音楽は何ですか?』と聞かれるたびに、曲名とどこで買えるかを答えていたんですが、グラン・クリュでは直接買えるようにしようと思っています」
アプレミディが生まれる前には、東京のどこにもアプレミディのような場所はなかったし、その後どれほどエピゴーネンが続こうと、アプレミディだけがアプレミディであり続けています。それはあくまでも自分の嗜好に忠実な店を作るという、きわめて個人的な意志が貫かれているからだと思うのです。そして、それこそが私たちがアプレミディに引き寄せられていく理由なのでしょう。
オープン翌日の土曜日、さっそく夫と二人で夕食を。スタッフが非常に親切で、ワインを選ぶのに何種類も味見させていただきました。この日オーダーしたのは以下の通り。
食前酒:ドンペリを1杯ずつ
ワイン:南イタリアのワイン「タウラージ」(\6800)
前菜:ウニと甘海老のカペッリーニ、オマール海老とグレープフルーツのマンゴー
マヨネーズソース (マンゴーマヨネーズの甘いコクとグレープフルーツのさわやかな酸味と海老が絶妙)
パスタ:4種のチーズのクリームペンネ、スカンピ海老とフルーツトマトのスパゲッティ
(フルーツトマトの甘味がおいしい!)
主菜:ランド産鴨マグレのソテー、仔牛スネ肉のマルサラ酒煮込みポレンタ添え
デザート:林檎とブルーチーズのタルト、桜のアイスクリーム
エスプレッソのダブルを1杯ずつ
…これで二人で合計 \25000弱でした。どれも充実した美味しさで言うことなし。
本当はチーズと食後酒も試したかったのだけれど、夫がこのあと会社の宴会の2次会に出席しなければならなかったので、次回の楽しみに。食後種にはバローロのグラッパやマールも揃っているそうです。
レストランのように肩肘張らずに、ビストロよりもさらに気楽な、ジーンズ姿でも平気な夕食。でも、食事の内容とワインはレストランに負けずにきちんと美味しくて、音楽も気持ちがよくて。
大人にとっては日常的な週末の楽しみとして、まだこういうメニューを見慣れない人にとっては、レストランやワインバーにデビューする前に、緊張せずにいろいろ教えてもらいながら新しい楽しみを知る場所として、利用価値大と思われます。もちろん、単に午後のコーヒーとスイーツの場所としても、ランチの場所としても。
…そんなわけで、また週末の予約の電話を入れてしまいました。
(2002/03/18)

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