
東京都世田谷区北沢3-31-3
TEL 03-3466-5058
OPEN 12:00〜21:00 月休
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(下)お父さまがコレクションしていた昭和初期のマッチ。

(下)cafe useオーナー古市さん

この情報は2004年11月現在のものです。
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古いモノたちが語るそれぞれの物語。
とびきりのコーヒーとともに。
下北沢一番街の一角に、古き良き昭和の香りを集めたカフェが登場しました。喫煙/携帯電話/写真撮影NGのマークがついた看板を横目に見ながら引き戸を開けると、一瞬足が止まります。ところ狭しとひしめきあう古道具たちの存在感に圧倒されるのです。
天井にも壁にもずらりと並んでいる表情豊かなランプやランタン、古い戸棚の中を埋め尽くすファイアーキングの食器、重厚な木製の帳場台、ずっしりと持ち重りのしそうなアイロン、小学校の教室にあった木の椅子と机、かつて映画館で使われていた折り畳み式の椅子…。
イメージ通りのコーヒーを淹れるために
メニューの中心はコーヒー各種とオーナーの奥様が手作りするスイーツ。初めて訪れた日のオーダーは「useブレンド」とチーズケーキだったので、今回はより苦味を強調した「ビター」を注文してみました。
ジェイドグリーンのファイアーキングになみなみと注がれて登場した「ビター」は、コクと奥行きのあるおいしさ。ご夫婦でカフェを営むオーナー古市さんは、コーヒー工房ホリグチなどで基本の淹れ方を身につけたのち、自分のイメージ通りの味を引き出すためにオリジナルの抽出方法にたどりついたといいます。
「一般的には1杯分を3分以内で抽出するのがよいとされていますが、5分くらいかけてじっくり淹れています。使う豆の量も普通は12g前後ですが、うちでは24g。理由はそうやって淹れたほうがおいしいと自分が感じたから。ネルドリップに近い味が引き出せるんです」
2杯目にグァテマラを注文し、古市さんがドリップを行う手元を拝見したら、コーノ式のドリッパーに挽きたての新鮮な豆を入れて、私にはできそうもない集中力をもって本当に少しずつ滴下されています。淹れたコーヒーはお客さまに出したあとで、ほんの少し残しておいた分を自分のカップにも入れて味を確認していらっしゃるよう。
「おいしい焙煎豆を、まずいコーヒーにしてしまうのは簡単なんです。淹れ方や豆の挽き方次第で、風味はすぐに損なわれてしまいますから。また、同じ豆でも時期によって味が変化するので、出来上がりのコーヒーの味がぶれないように自分で味見をしないと」
オートバイ屋の三代目の息子、というストーリー
古材を用いた柱や骨董家具が並ぶ店内のイメージ作りには、おもしろいストーリーがありました。
「オートバイ屋の三代目の息子がカフェ好きで、カフェを始めちゃった、という設定です。入り口入ってすぐのエリアはもと修理工場だった場所、テーブルやカウンターがあるのが居住場所」
そんな設定がしっくりくるので、一瞬、古市さんが本当にオードバイ屋の三代目なのかと勘違いしそうになりましたが、前職は会社員。東京育ちで高校時代からよく下北沢に遊びに来ていたので、出店場所としてなじみ深い下北沢を選んだのだそうです。
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