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東京都世田谷区北沢2-7-14 2F
Tel 03-5465-5495
open 12:00〜23:00
水休
みずみずしい観葉植物に囲まれた
下北沢の「眼のオアシス」。
2003年7月、ericafeがオープンするときにオーナーから短いメールをいただきました。下北沢に行く折に立ち寄ろうと思いながらなかなかその機会がなく、半年ほど過ぎた頃、BBSにericafeを見つけた方々から感想が寄せられました。
「お店の方がとても上品でやわらかい印象を受けたのを記憶しています」(satoさん)
「座り心地のよさそうなソファや、キッチンに向かったカウンターなど、全体的に木目のインテリアでまとめてあり、優しい雰囲気でした。店員さんもいい人で、「寒くないですか?」「おなかいっぱいになれましたか?」など初めて行ったにもかかわらず、気さくに話しかけてくれてとても嬉しかったです」(あゆみさん)
そんな言葉に惹かれて、3月末の暖かな午後、徳之島コーヒーの試飲会で下北沢へ行った折にericafeを訪れました。店内のおさえた色調と、たくさんの観葉植物たちが眼に快いこと。カフェの入り口から奥のソファと窓まで視線がすっと抜ける、その贅沢な広さも貴重。がらくた混じりのおもちゃ箱をひっくり返したような下北沢駅前を通り抜けてきた身には、やっと眼が休憩できる…そんな感じです。
ミルクの泡が優しいオリジナルドリンク「ericafe」と、フォークがどこまでも沈んでいくきめ細かなキャラメルシフォンケーキをいただきながら、店長&フードスタイリストの堀絵里香さんにお話をうかがいました。
サマンサ: 植物がたくさんあって気持ちがいいですね。
堀さん: ええ、緑の多いカフェにしたかったので、毎日話しかけながら水をあげているんですよ(笑)
サマンサ: ericafeのサイトには「クリエイターが集まって作ったカフェ」とありましたが、堀さんの前職は?
堀さん: CM制作会社の社員で、フードスタイリストのアシスタントもしていました。その仕事も好きだったのですが、忙しすぎて大好きなパンを焼く時間がなくて。
サマンサ: なるほど。パンやお料理作りはどこで学ばれたのですか。
堀さん: 大学の卒業旅行をかねて、ひとりでイギリスの全寮制の料理学校に1ヶ月間行っていたんですよ。その体験が、パンを焼くのがこんなに楽しくて、焼きたてのパンが美味しいんだと気づくきっかけになりました。それまでパンは買って食べるものだと思っていたんです。
サマンサ: 言葉には不自由しませんでした?
堀さん: はい、以前にも1年間、奨学生として留学したことがあったので。お料理学校があったのはロンドンから2時間の田舎の一軒屋なんです。裏に小川が流れていて、ハーブが茂っているような場所。20人くらいで寝起きして、朝から晩までお料理を習っていました。帰国後は町のパン屋さんやカフェのベーカリーで働いたりもしました。
サマンサ: ericafeでも自家製のパンがいただけるんですね。
堀さん: はい。「今日のスープ」に付くパンやピザはericafeで作っています。
場所柄、お客さまは20代が多いかと思いきや、仕事の打ち合わせに訪れるビジネスマン、近くの教会の日曜礼拝帰りにケーキとコーヒーを楽しみに立ち寄るおばあさんたちなど、幅広い人々に愛されています。おばあさんはスタッフに「本当に楽しかったわ、ありがとう」と声をかけて帰ったそう。
私が訪れた午後には、ご近所の落ち着いた年代の男女が遅いランチをゆっくり召し上がっていました。女性は注文したサンドウィッチに手をつけず、持ち帰りたいので包んでほしいとリクエストし、スタッフが快く応じていました。
下北沢でこんなふうに午後の空が見上げられて、ゆったりした空気を呼吸できるカフェはこれまでになかったかもしれません。コクテール堂の豆を使って丹念にネルドリップするコーヒーも、読書や静かなおしゃべりの時間の心強い味方です。

(2004/4/1)
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