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東京都世田谷区代田5-1-20
Tel. 03-3421-3330 Open 12:00〜22:00 水休
ベストシーズン:年間
おいしいもの・良い椅子・お店の人の笑顔。 ほかに何が必要?
とびきりおいしいものに出会ったとき、その料理がのっているお皿全体が光って見えることがあります。CICOUTE CAFEの第一印象もそうでした。清潔できりっとした小さなカフェの空気が、白く発光しているように見えたのです。そのときCICOUTEにはまちがいなくカフェの天使が来ていたのでしょう。
2000/12/15オープン。店長の牧内さんは原宿のZAKKAで3年ほど働いていた人。牧内珠美さんが焼くスコーンと、チクちゃんこと北村千里さんが焼く天然酵母のパンのおいしさを気軽に味わってほしくて始めたのがCICOUTE CAFEなのです。お店の名前は、このチクちゃんというニックネームに由来。(どうしてこんな愛称がついたのかは、お店でうかがってみてくださいね)
北村さんは5年前からあちこちでパン屋で修業し、独学で美味しいパンの研究を重ねてきました。鎌倉のディモンシュで働いたりしながら主に通信販売で天然酵母のパンを提供してきたそうです。北村さんの日記は『12 water stories magazine Vol.4』で読むことができますが、牧内さんと二人で「カフェとわたし」というレポートを提出しあって目標を確認したり、天然酵母にサトウさんと名前をつけて大事に世話をしたりする様子が綴られています。BBSではカフェマニアーズから「読んだときに、この人が焼くパンを食べたいと思った」というコメントが寄せられました。
店内は牧内さんと、画家であるご主人の南川さんによって、潔いまでにシンプルにしつらえられています。牧内さんご自身もアクセサリーを身につけないそうで、カフェの壁にも、テーブルにも、いっさいの装飾がありません。それなのに店内は決して素っ気なくならず、どこまでもみずみずしいのです。お二人の笑顔がそのまま形になったようなインテリアです。
あたたかみのあるパイン材の家具、二人ぶんの小さなカウンター席にぽんとのせられた赤いライトなど、家具のほとんどはご自宅にあったもの。一番奥の6人がけの大テーブルだけを、カフェのために購入したそうです。
フィンランドのARABIA社の食器TEEMAシリーズのコーヒーカップや、ZAKKAで牧内さんが好きだったという山梨在住の作家・福永氏によるお皿、ティーポットがわりに使われているマロンという名の南部鉄瓶など、随所にセンスが光ります。
白いホーローのポットが湯気をあげるアラジンのストーブは、開店5日前にエアコンが故障したため、懇意にしている麻布十番のアンティークショップで譲り受けたものだそう。その夜も、静かに青い炎が揺れていました。
(2001/03/06)

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