| Q. いつ頃から、どういう理由で、カフェをオープンしたいと思われたのですか? |
文化施設の運営に携わっていたサラリーマン時代、ソフト次第でまったく違う顔になってしまう「ハコ」(=劇場)の面白さ、不思議さに気づき、自分だったらどんな「ハコ」をつくるだろう?と考えたのがそもそものきっかけです。
「カフェ」という形態を選んだのは、月並みですが、コーヒーと音楽、それに椅子が好きだったからです。
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| Q. あなたにとってカフェとは何ですか? |
おいしいブレンドコーヒー同様、いろいろな世代、いろいろな嗜好の持ち主が集いほどよく混じりあうことで、奥深さや個性が生まれる場所。
また、それに触れることで、日々の生活を少しだけ味わい深いものに変えてくれる場所。
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Q. あの物件を選んだポイントは? 決め手となったことは何ですか?
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家賃や規模といった物理的条件ももちろんありますが、駅からさほど離れていないにもかかわらず、周囲の町並みに人の生活の匂いが感じられるところが気に入りました。
また、偶然なのですが、ぼくが生まれた病院がすぐ目と鼻の先にあり、ふたたび「ゼロ」から物事を始めるのにうってつけの場所に思えたことも決め手のひとつといえます。
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| Q. moiのインテリアのテーマは何ですか? |
北欧、ことにフィンランドの「空気」、それが喚起するなつかしさやおおらかさといった「感情」を表現すること。
つくってゆく過程で、意外にも「茶室」を思わせる「和」の空間に近づいていったのは興味深い出来事でした。フィンランド経由日本行き、そんな感じです。
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| Q. どんな気持ちでオープン初日を迎えましたか? |
時間通りに開けなければと、ただただあせっていました。
結果は、15分遅れでした。
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| Q. こだわりのメニューを教えてください。 |
タイプの異なる2種類のブレンドコーヒーは、どちらもすっきりとした喉ごしで、「おかわりしたくなる味」をめざしています。もちろん、注文後に豆を挽き、ハンドドリップで丁寧に淹れています。
その他、フィンランドをイメージしたオリジナルドリンクなど、moiでしか出会えないメニューも数々用意しています。
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| Q. カフェをやっていて一番嬉しいこと、一番大変なことは何ですか? |
うれしいのは、リピートしていただけた時です。思い出して、また足を運んでくれたことに心から幸せな気持ちになります。
ひとりで切り盛りしているため、週末の午後などお客様が集中する時間帯にはオペレーションの面で大変なときもあります。あとは体調管理です(交代がいませんので)。
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| Q. moiのBGMは? 登場回数の多いアーティストも教えてください。 |
ブラジル音楽が中心ですが、ジャンルにかかわらず、窮屈すぎず、適度に「余白」を感じさせてくれる音を好んでかけています。
ひとりの時間を味わうかのように過ごされているお客様がいらっしゃるときは、ジョアン・ジルベルトをかけるのが「moi流のおもてなし」です。
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| Q. お好きな映画、アーティストを教えてください。 |
『マンハッタン』『ギャルソン』『秘密と嘘』『アパートの鍵貸します』など、「大作」というよりは「佳作」といった趣のものに惹かれます。
あとは、「幸せな表情をした人」がたくさん登場する『真夏の夜のジャズ』、それに広川太一郎さんが吹き替えをされた作品など。
カイ・フランク:フィンランドのデザインに興味を抱くきっかけになったプロダクトデザイナーです。
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| Q. 想い出のカフェや喫茶店があったら教えてください。 |
六曜社地下店。「日本海ぶらり競馬ひとり旅」の果てにたどりついた京都で、傷ついた心(?!)を癒してくれたのが、なんの予備知識もないまま立ち寄ったここのコーヒーでした。このときの「味」こそが、ぼくのなかでの「うまいコーヒー」の「規準」になっています。
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| Q. あなたはどんな子供でしたか? その頃の「将来の夢」は? |
とにかく、先生がキライ、勉強がキライ、学校がキライな子供でした。暗いですね
・・・スイマセン。
将来の夢は、世界的名指揮者(ただし、いまだに音符が読めません・・・)。
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| Q. 北欧と東京。岩間さんがお考えになるそれぞれの魅力とは? |
生まれ育った場所にもかかわらず、いまの東京にはさほど魅力を感じていないというのが正直なところです。あえて「非=東京的ライフスタイル」が息づいている「中央線沿線」に出店したのもそのためです。とはいえ、日々「便利さ」という恩恵を享受しているのもまた確かなのですが・・・。
北欧の魅力・・・ゆったりと流れる時間。そこに価値を見るひとびと。日々の暮らしを楽しむためのささやかな知恵の数々・・・
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| Q. 東京カフェマニアの読者にメッセージをお願いします。 |
暇なとき、嬉しいときはもちろんですが、疲れているとき、忙しいとき、悲しいときこそ、ぜひカフェに足を運んでもらいたいと思います。
心をこめて淹れた一杯のコーヒーは、ぼく自身にとっていつもそうであったように、そのようなときにこそ「味方」になってくれるものだと思うからです。
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