京都カフェ急行 TokyoCafeMania  

 六曜社 (ろくようしゃ)@ 中京区

   

六曜社
京都市中京区河原町三条下ル
Tel 075-221-3820 OPEN 8:30〜23:00 無休


六曜社六曜社といえば地下店。カウンターの中に立つマスター奥野修さんがていねいに煎れてくれるコーヒーが有名なのだけれど、案の定、満席で入れず。同じ六曜社ながら電話番号も営業時間も違う1階でコーヒーをいただきました。

入っていくと低めのソファにお客さまがぎっしり。いかにも女の子が好きそうなカフェとは180度違うオールドスタイルの喫茶店なのに、若い子たちで賑わっていることに驚きました。地下店をめざして訪れた若いカフェマニアさんたちなのかしら?

店内に響く女の子たちの笑い声にも動じず、1人で新聞をひろげる常連らしき背広姿が2,3人。新しいお客さまが入ってくると、つめるつめる。相席システムです。4人ボックス席の電車のようで居心地も悪かろうと思うのですが、常連さんたちは慣れた様子で平然とつめこまれていました。

お店の女性たちは、入ってきたお客さまの席を素早く定め、伝票もなしにオーダーをとり、最後も間違えずにてきぱきと会計する姿が感動的です。きちんと訓練されていないと不可能なワザ。



六曜社そもそも六曜社地下店に興味を抱いたのは、1995年のBRUTUSに「微熱中年たちの溜まり場」と題されたコラムがあったから。なぜ"微熱中年"なのか、コラムには書かれていなかったけれど、ヒッピームーブメントの時代にカウンターカルチャー系の若者たちが集まる場所といえば、東京では風月堂、京都ではここ六曜社だったからなのだろうと推測します。
このコラムの中で「押しの弱そうなキャラクター」と紹介されていた奥野修氏の名前は、ディモンシュ本の中にもありました。1950年くらいに両親が始めた六曜社に、奥野氏は5歳の頃から出入りしてコーヒーを飲んでいたそう。インタビューからはあたたかいお人柄とおいしいコーヒーに注ぐ情熱が伝わってきます。
機会があったら次回はきっと地下店で、噂に聞く「無駄のないなめらかな動き」で煎れられる究極のコーヒーを味わってみたいと思います。

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