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 cafe 伽羅(カフェ・きゃら) 〜石垣島 

   
石垣島のカフェたち

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cafe 伽羅
カフェきゃら

石垣市大川219
11:00〜
不定休


Tel 0980-83-2536
cafe kyaraのカウンターcafe kyaraの店内cafe kyaraの外観


人はおみやげを買うために旅するのではない。断じてない。しかし、全くおみやげを買わずに帰るというのもなんだか淋しいもので…(やわな姿勢ですね)。
沖縄本島で、いわゆる会社のおみやげではなく、友人知人のために気の利いたおみやげを探そうと思うとちょっと大変です。会社のおみやげなら少し崩れて粉になったような<ちんすこう>セットでも<黒糖ポッキー>でも、全国どこでも中身は同じでタイトルだけが違うお菓子の箱詰めだっていいのですが。

石垣島まで来ると事態は沖縄本島よりもいっそう絶望的になりました。あきらめかけた時に出会ったのが小さな老舗「やちむん館」。食べ物はありませんが、デイゴの赤い実やホウオウボクの実をつないだアクセサリー、古布で作ったポシェットなどを購入することができました。

やちむん館の2階にあるのがcafe 伽羅(Kyara)。1階の店内からも建物の外の階段からも上がれるようになっており、外階段からのれんをくぐると、美しい光沢を放つ木の家具と、素朴なたたずまいの阿弥陀如来像が迎えてくれました。古民家のような店内を満たす空気の中に、カフェの天使が住みついている気配が感じられます。

メニューはドリンク中心で、コーヒーのほかにマンゴージュース(\350)、パッションフルーツジュース(\400)など。「コーヒーは濃くも淹れられますよ」と店長の西表さんがおっしゃるので、濃いめのモカ(\400)をお願いしました。

味覚と視覚の調和ということに思い至ったのは初めてでした。コーヒーの味と、目に映る店内の風景との調和。豆を挽き丁寧にドリップされたモカの味は、自然な曲線を描く木の椅子やテーブルに柔らかく沁み込みました。コーヒーの味わいはプラスティックや金属で構成される風景よりも、木の風景にしっくり馴染むんですね。

家具の感触を手のひらやお尻で楽しんでいるうち、視線は再び大きな阿弥陀如来像に。あの像はどこから来たのですか、と尋ねてみると「オーナーの知人が趣味でデイゴの木を彫ったんです。それを見た竹富島のお寺の住職さんが、そのままにしておかずに仏様として魂を入れたほうがいいとおっしゃるので、魂を入れて、あそこに飾ることになりました」とのこと。西表さんの手によって、毎日お水とお線香が供えられます。

BLUE CAFEのオーナーとも友人であり、近日中に彼の協力を得て店内を少し改装する予定があるそうですが、このカフェは石垣島で雨に降られたときに一人で本を読んで過ごすには最高の環境。きっと改装後もその空気は変わらないことでしょう。

TEXT and PHOTO by SAMANTHA , 2004-02
▼場所:730交差点から市役所通りを市役所方面へ歩き、すぐ1本目の細道を右折。郷土料理店「磯」の先の左側。

cafe kyaraの店内cafe kyaraの店内

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