未知の国・コロンビアからの便り(23)
エクアドル出張記−2−
美味しい中華料理店の一つ
読者の皆さん、こんにちは。
エクアドルの首都・キトは標高2,600メートルのボゴタよりも更に高い標高およそ2,800メートルに位置しています。
この為、高地のボゴタから「休暇」でキトを訪問するような方は、まずいません。殆どのケースで一泊されて翌日はガラパゴスという日程です。
そんな高地のキトへ私が足を運ぶ楽しさの一つに「美味しいもの食べまくり」という事情があります。
観光地である為に世界中から観光客が訪れるキトは同時に「美味いものあり」の町でもあります。特に先進国からの観光客は舌が肥えている筈ですから作る方もやはり気合が入るのでしょう。「キトにうまいものあり」というのが、皆さんへの「格言」です。
まず、エクアドルで有名なのが外貨獲得手段として一大産業となっている「エビ」を使った伝統料理「セビチェ」と呼ばれるものです。
これは酢を利かせた冷たいスープの中に、たっぷり(というよりドッサリ)のエビのむき身が入り、玉ねぎのみじん切りや香菜などを合わせたものです。
あいにくこの画像を撮り忘れてしまいましたが、エビ好きの我々日本人にはたまらない一品であり、特に普段高地のボゴタでそうめったに魚介類を口にできない私には絶品です。
このセビチェですが、専門の「セビチェリア」という看板を掲げた店で食べる事ができます。ただこれらの専門店はどこも夕方の4時−5時で終わるのが常です。もしも夜にセビチェを食べさせる店があったら、それは要注意です。地元の人は夜にセビチェを食べる事はないそうです。
ただ、その分朝は6時から営業している店もあり、一般的には朝−昼に食べるものなのだそうです。
それにも増してキトで美味しいのが、実は「中華料理」!!意外と思うでしょう。
キトにも相当数の中国人が移住しているそうなのですが、ボゴタにもおよそ100軒を超える中華料理店がありますが、その一つたりともキトに勝る店はないと断言します。その位美味しいのです。
もちろん本場中国や香港などとは比較できませんが、それでも中には日本の下手な店よりも美味しいと思える店が確かにあるのです。
◇キトでうまいもの
料理の一例
もちろん、キトにある中華料理店の全てが美味しいという訳ではありません。
今回の出張でいろいろと「リサーチ」をしましたが、エクアドルでは中華料理店の呼び名に二つの言葉があります。
それは大衆向けの店で店構えはお世辞にも綺麗とは言えない「Chifa」と呼ばれるタイプ。この種の店は恐らく移住した中国人の素人コックさんが始めたものでしょう。
そして店構えが立派で値段もそこそこする「Comida China」これこそがキトでのお薦め中華料理店です。二つの違いは看板の豪華さ、そして看板には「Comida China」か「Chifa」と明記されています。二つは「併記」していません。
ある店では細麺タイプの「ラーメン」が非常に美味しく、別の店では「手作り餃子」が美味であり、またエクアドル特産の「カニの爪」を衣で揚げたものは何度食べても感動します。それ以外にも「鶏肉とカシューナッツの炒め物」やチャーハンなど、そのどれもがボゴタの中華料理では口に出来ない、と言うよりも「メニューにない」ものです。
ボゴタから来た私が「キトの中華は絶品です」と感動しながら食べると、相手のエージェントの方はいずれの方も
「ボゴタの中華はそんなにひどいのですか」と聞きますが、あえて否定はしません。と書きつつ、あまりに中華の事を書き続けるとキリがないのでこのへんにしておきます。
で、キトでどこの中華料理店が一番かって?それはお客様の為に内緒にしておきます。「情報は資産」ですから(笑)
◇変わりつつあるキト空港
国際線ターミナル入口
あまりにも中華の事を書き過ぎました。何をしにキトへ行ったのかと言われかねませんので、私の本業に関するご案内を。
首都のキト国際空港ですが、今回降り立ってみると以前にはなかった建物が建設中でした。それは横に長く連なる「ガラス張り搭乗ゲート」の数々や新装され綺麗になった「入国審査場」などでした。
現在大規模な改装中との事で未だ完成はしていませんが、キトの空港は元々「これが一国の首都空港か」と思えるほどみすぼらしい建物でしたのでこれで「国の玄関」として見栄えが良くなるはずです。
滑走路は一本で、さすがに4,000メートル級の滑走路を2本持つボゴタ首都空港よりは小規模ですが、比較するのもかわいそうかと・・・
◇国内線ターミナル
未だ変わらない国内線ターミナル
それに比して、国内線ターミナルの方はまだ手が付けられていないようです。このターミナルに全便が到着し、また出発する訳ですが、それに比してあまりの小ささに唖然とします。
エクアドル国内を網羅しているのが空軍経営の「TAME」とつい最近運行を開始した「ICARO」という2社です。
このうちTAMEの所有する機材はやたら古く、いずれも恐らく40年近く経つ代物かと思われます。マニアには喜ばれそうです。国際線と国内線のターミナルは繋がっていて、その間わずか数十メートルの距離です。ですので決して大きな空港ではありません。
エクアドルもそれまでの失政や経済破綻の危機を脱出し、経済がドル化に変わってこれからと言えそうです。空港の整備もその一つかもしれません。
話が元に戻りますが、距離的に近いコロンビアとエクアドルで、観光の面だけで見ると片や国外からの観光客は殆ど来ず、片や国は小さいながらも毎日多くの外国人観光客が訪れる国。その違いはあまりにも大きく、うらやましいと感じた今回の出張記でした。
次回につづく
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