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未知の国・コロンビアからの便り(5)
竹を巡る旅−5−
皆さん、こんにちは。

かくして教授御夫妻をマニサレスに残したまま、私は一足先にボゴタへ戻りましたが、翌日御夫妻はペレイラの更に先の「コーヒー公園」を見学されました。
当日になって慌ただしく竹建築を求めて移動するというスケジュールでしたが、日本からはるばる来られた教授御夫妻は終始元気そのもので、思う存分竹建築を堪能し某大な数の写真を撮影されたようでした。大学の講義に十分活用される事でしょう。

☆ボゴタ

Velez氏の大作「竹の歩道橋」全容

さて、コーヒー地帯を移動しながら竹建築に触れた我々ですが、実は首都ボゴタでも見られるVelez氏の大作がある事を初めて知りました。

これは現時点でまだ完成に至っていませんが、ボゴタ市の西、それも市の外れに位置する場所に建設中の
「歩道橋」です。場所的にはAvenida80を西にずっと向かい、ボゴタ川(Rio Bogota)のすぐ手前にありました。橋の前には看板があり、「ようこそボゴタへ」の表示がありましたので、ここはまさに市の境界線部分に位置します。

◇無数のGuadua
ほんの数日前に存分Guaduaを見た私ですが、何だか懐かしさを感じる紛れもない竹建築物でした。
この橋は大作に位置付けられる程大きいもので、足場の部分も含めて例によりすべてGuaduaが使用されています。

遠めに見ると足場の全てが竹で出来ているなどとは思えないほど、結構な数のGuaduaが使用されている事に近づいて見て改めて分かります。まだビニールシートがかかっている為に全容ははっきりしませんが、この歩道橋が完成すればこれもまた世界的に珍しい壮大な竹製の歩道橋として知れ渡る事になるのでしょう。
☆隠れた大家
それにしても、Simon Velez氏は先年ドイツで行われた万博の際にも、巨大な「コロンビア館」をやはりGuaduaで製作したらしく、各所で優れた建築物を残している世界的大家なのですが、国内では全くと言ってよい程無名に近く、太った作風でコロンビア人の誰もが知っている国民的大家の芸術家
フェルナンド・ボテロ画伯などに比してあまりにも地味な活動です。

ご本人の一風変わった性格にもよるのでしょうが、こんな大家が国民の間で知られずに創作活動をされている所に、この国の未知なる部分を見る事が出来ます。

 次回につづく

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