未知の国・コロンビアからの便り(155)
コロンビアアマゾン・レティシア(Leticia)−2−
宿泊したホテルのテラスから見たアマゾン川の流れ

読者の皆さん、こんにちは。今回はレティシアの町をご紹介します。
画像は宿泊したHotel Anacondaのテラスから撮影したものです。世界有数の大河・アマゾン川を実際目にするとそれは素晴らしく、雄大な流れにしばし呆然とした程でした。


Hotel Decalodge Ticuna前の道路から見た光景。右側の建物はHotel Anaconda。右画像はアマゾン川イルカの像
アマゾナス県都・レティシアの町はとても小さく、人口はおよそ三万人とされていますが、はっきりとしていません。こんな小さな町に空港があり、首都ボゴタから商業便が飛んでいるのは国境沿いという地理的重要性の為です。前回も
コメントしましたが、町の公共交通はタクシー・若しくはバイクタクシー位しかなく、渋滞などないのどかな場所です。
左画像は前回ご紹介しました"Hotel Decalodge"前の道路から見た様子です。Hotel
Anacondaの建物が画像右側に見られます。距離にしておよそ150m程度です。他に敷地がなかったからかもしれませんが、こんな近くに豪華ホテルを建てられたHotel
Anacondaはそれこそ「いい迷惑」ですね(笑)
そして右画像は左画像の道路を真っすぐ行った先にあった、アマゾン川流域に生息している「アマゾン川イルカ」の像です。アマゾン川イルカは体の色が灰色からピンクに近く、レティシアから参加するアマゾンツアーのクルーズ中に
遭遇します。アマゾン川イルカはくちばしが長く、アマゾン川の濁った流れに順応するかのような小さい目が特徴です。私はあいにく一泊二日の日程ではツアーに参加できなかった為、アマゾン川イルカを見る事が出来ませんでした。


こちらは後述の「船着場」付近に並ぶ露店です。熱帯性の果物や野菜が多数吊り下がっていました。その殆どは首都ボゴタのスーパーでも見られるものですので特に買い求めはしませんでした。どうやらこれらの果物や野菜は対岸のペルー側から持ち込まれているようです。これにつきましては「タバティンガ」の欄で改めてご案内します。
一つだけ珍しい果物があったので「試しに一つ食べさせて」と言って口にしたのですが、種の部分が大部分で皮と果肉の間が殆どなく、ちっとも甘くありませんでした。「これはどこで採れたの?」と聞いた所、「ほら、あの木だよ」と指で教えてくれた高い木にぶら下がっていました。



そして私が行く先々でついつい立ち寄ってしまうのが、市場です。レティシアにも野菜・果物・肉・魚を扱う中央市場がありました。あいにくこの日は朝からどしゃ降りの雨で、被写体となる市場内が薄暗かった為に画像がボケてしまいました。
市場自体はレティシアの人口に見合うかの如く小さいものでした。規模で言えば隣町・タバティンガの方が数倍大きかったように思います。特に期待はしていませんでしたが、並んでいる品もそんなに多くはなく、唯一魚売り場に活況が見られました。中画像は魚を開いている人達で、右画像は内臓を取ったこの日「水揚げ」されたばかりの川魚です。
海洋国家・日本で生まれ育った私は、失礼ながらこれらの川魚はとても食べる気が起こりませんでしたが、見ているだけでしたら変わった種類の川魚が沢山並んでいて興味深かったです。以前、トリマ県・イバゲ市を訪問した際にも
市場で大河・マグダレナ川から揚がった川魚を見ましたが、イバゲの場合にはそのまま売っていたのがレティシアでは内臓を取って開いた状態で売っている、その違いがありました。
あまりにも色が黒くて画像に取れませんでしたが、中には手のひらほどの大きさでうろこが特徴的な、まるで古代魚のようなグロテスクな小魚がピチピチと跳ねていたり、体長一メートルほどの大型の魚がそのままゴロンと置かれていたりと、面白い光景が見られました。


こちらは前述の二つのホテルから程近い、入江にある「船着場」です。アマゾン観光の拠点とも言えます。画像は到着した日に撮影したものですが、ホテルへ着いた後に散策して偶然たどり着き、最初私はこの入江をアマゾン川と勘違いし、「えっ、これがアマゾン川?小さいなぁ」と嘆いてしまいました。左画像は船着場付近にある商店街地区です。この日は日曜日だった為閑散としていました。そんな中でやはりバイクの姿はしっかり写っていました。


この入江には大小さまざまな船が停泊していました。左側画像に見られる客船は、私が着いた時まさに出航寸前でした。船には行先が掲げられたものもあり、うっかりしてメモをするのを忘れましたが、ブラジル側やペルー側の町へ
行くルートもここからあるようでした。その他にも野菜や果物を積んだ小型ボートが頻繁に到着していました。それらはペルー側から来たようで、この三国国境地点には国境管理事務所などない事から、三国間の往来は全くもって自由である事がはっきりと分かりました。
右画像にアマゾン川が少しだけ写っています。入江を出るとそこは大河・アマゾン川です。私は最初この入江だけを
目にしてアマゾン川と勘違いしてしまいましたが、左に目をやると何やら大きな湖のような広大な一帯が目に入り、それで「あれがアマゾン川だ!」と認識した次第です。



そしてこちらがいわゆる「町の中心地」である、サンタンデール公園です。名前はコロンビアの初代副大統領、現在のククタ市出身のサンタンデール将軍の名を冠しています。公園の端にはサンタンデール将軍の銅像がありました。命名の由来は確認しませんでした。周囲には教会やレティシア市役所があり、ここが町の中心で市内唯一(?)の名所とも言えそうです。
園内にはアマゾン名物であるアマゾン大ハスの葉が浮かんでいました。アマゾン大ハスを見て「ああ、アマゾン地帯へ来たんだな」と改めて感じました。
それ以外には特に何もないこのサンタンデール公園ですが、圧巻は午後5時近くになると寝場所を求めて木々の陰に飛来してきた無数の鳥の一群でした。はっきりとは見えませんでしたが、それらの大半は「アマゾンインコ」のようでした。何が圧巻と言えば、その一群の鳴き声の大音響です。数千か数万か分かりませんが、とにかく無数のインコが
鳴き声を発すれば半端ではなく、人々の声が聞こえなくなるほどでした。
総括として、レティシア市は田舎町特有ののんびりとした雰囲気があり、治安に関しては特段危険性は感じませんで
した。熱帯雨林もある暑い所というイメージを持って降り立ちましたが、雨季という事もあってか意外と暑さは感じず、かえって海岸沿いのカルタヘナ市やバランキージャ市の方が汗だくになるほど暑かった程で、私としては過ごし易かったです。
(2007年12月23日)
次回につづく
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