未知の国・コロンビアからの便り(169)

世界遺産指定の旧市街地区

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読者の皆さん、こんにちは。
前回の訪問から久しぶりに"カルタヘナ"を訪れました。この間、大きな変化があった事に驚きを感じました。歴史ある町並みで知られ、旧市街地区は「世界遺産」に指定されているカルタヘナですが、2年前の情報は既に情報ではない、そんな勢いを感じた旅でした。

2009年2月・カルタヘナ再訪−1−

カルタヘナ空港の外観は前回とほぼ変わりありませんでした。相変わらずボーディングブリッジはありませんが、唯一右画像に見られる「連絡道」が新設されていました。

到着後、ターンテーブル付近には航空会社が作る"パッケージ"利用客を待つ係員が待機しています。そして前回との大きな違いは、出口付近に中央画像の「タクシーバウチャー発行所」が出来た事です。ここで宿泊ホテル名等を告げると係員が金額を記載したバウチャーを発行してくれます。利用客はそれを元に運転手に記載された金額を直接支払うシステムです。これは首都ボゴタ空港と同じです。ちなみに私はセントロ(旧市街地区)のホテル名を告げた所、8,900コロンビアペソ(2009年2月現在・およそ350円)でした。スペイン語が分からない人には好都合でしょう。

空港前の駐車場には現地での移動を請け負う各社のマイクロバスやバンの姿が見られました。今回の訪問目的の一つがこれらの車両視察でした。カルタヘナでは大規模な国際会議が開催される事が多く、その為私が現地手配をする際の目安としてどの程度の大きさの車両が使用されているのかを知っておく必要がありました。

首都ボゴタでは40人前後が乗車できる大型バスが難なく手配できますが、カルタヘナでは左・そして中央画像に見られる"27人乗りのマイクロバス"が最大で、これ以上の大型バスは専用車両としては手配できません。これは旧市街地区の小道がとても狭くこの車種以上のバスは通行できなくなる事から、大型バスはカルタヘナにおける観光用としては不向きな為です。世界遺産指定の旧市街地区はまさに「避けて通れない」場所ですから、そこの小道を通行できないような車両は不適格です。そして右画像が16人乗りの"VAN"です。この二種がカルタヘナにおける観光専用車両の主流です。

町を走る公共交通機関ですが、まず「バス」にも変化がありました。以前見られた大型でエアコン付きの"Metro Car"呼ばれていた車両は姿を消していました。主流は上記画像に見られる中型バスです。料金はエアコンなしで窓が開け放たれている一般バスが1,200コロンビアペソ(2009年2月現在・およそ50円)で、ほぼ同型の車両で車内にエアコンの風が舞うバスが1,700ペソ(同・およそ70円でした)

そして以前との大きな違いはこれらの公共バスは現在、旧市街地区を代表する「時計門」前の大通りの通行を禁止
されています。バスは旧市街地区を囲む「要塞」の外を巡回していますので、バックパッカー的に路線バスを利用して旧市街地区へ向かう際には、途中で降車した後、徒歩移動を余儀なくされます。以前までは無数のバスが排ガスを
撒き散らしながら我が物顔で時計門前を通過していましたが、これが「国際観光都市の景観を損ねる」という理由から排除されたものと思われます。

一般タクシーですが、こちらは「一律料金」が設定されており、5,000ペソ(同・およそ200円)でした。この料金で旧市街地区から"ボカグランデ"と呼ばれるビーチ沿いのホテルが建ち並ぶ地区までをカバーしています。空港発料金以外は未だに交渉制でタクシーメーターがないのは変わっていません。その為運転手によって言ってくる料金がまちまちですが、高いと思えば拒否する事で必ず料金を下げてきます。そのあたりは単純な「駆け引き」です。

一般タクシー利用の注意事項として、クルーズ船がカルタヘナ港に接岸する日は朝から夕方近くまで旧市街地区・
要塞内への立ち入りを禁じられます。例外的に旧市街地区に宿泊する人と分かれば通行を許可されるようですが、
それ以外はクルーズ船乗客の観光が優先され、要塞の所々に旧市街地への入口があるのですが、ここにバリケードが張られており「門前払い」を喰らいます。。これも以前にはなかった措置です。随分と様相が変わりました。それだけ国外からやって来るクルーズ船及び乗客に対して最大限の配慮をしている事が分かります。

港町カルタヘナですが、ここは「港・要塞・建造物群」が1984年に"人類の文化遺産"として「世界遺産」に登録されて
います。その記念碑が"税関広場"にある当時の税関跡の一部・現在の警察詰所の一角に埋め込まれていますが、大部分の人は気が付かないようです。

町の様子ですが、旧市街地区に関しては外観を変えず、景観を損ねない範囲でかなりの変化が見られました。おしゃれなカフェやレストラン・そして「ブティックホテル」よ呼ばれる古い建物を大改修した凝った造りのホテルも数多く見られました。左画像にある「ハードロックカフェ」これを見つけた時にはかなり驚きました。ハードロックカフェと言えば「国際都市」にあるのは皆さんもご存知でしょう。コロンビアにはこの他、首都ボゴタにもありますが、これはつまりカルタヘナが国際観光都市として認知された事の証拠と言えるでしょう。

そして中画像が現在「コロンビアのスタバ」的に増殖中の"Juan Valdez Cafe(ファン・バルデス・カフェ)"の旧市街地にある店舗です。古い建物を改造しただけあり、店内もレトロな雰囲気に満ちています。そして右画像はビーチ沿いのボカグランデ地区にある店舗です。とてもお洒落な感じがします。

次回はカルタヘナの主要観光地その他をご紹介します。
(2009年3月8日)

 次回につづく

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