未知の国・コロンビアからの便り (42)
カフェテリア革命
FNC直営のカフェテリア「Juan Valdez」
読者の皆さん、こんにちは。
昨年は本当に慌しい一年でした。気がついたらもう大晦日です。特に12月は訳が分からないままに時が過ぎ、あっという間でした。
国立コーヒー生産者連合本部ビル
本部ビル向かいのカフェテリア
そんな忙しい日々を過ごしていた為に情報としては少々古くなりますが、先日ボゴタ市内にある「国立コーヒー生産者連合」(Federacion
Nacional de Cafeteros de Colombia)本部ビルの真向かいに直営カフェテリアがオープンしました。その名は「Juan
Valdez」
この名前は代々コロンビアコーヒーをPRする為のイメージキャラクターとして国内外に知られており、ロバ(だったか)を引き連れて時にはNYの街角、そして時にはハリウッドの大舞台にも出没する有名な人物です。そんな名前を冠したFNC直営のカフェテリアですが、実は既に1号店としてボゴタ国際空港内にオープンしている実績があります。画像のカフェテリアは2号店です。
明るくモダンな店内と多種にわたるメニューのパネル
このカフェテリアは、コロンビアが世界に誇る一大産業・コーヒーを管理する総本山と言えるFNC直轄ですので、かなり気合が入っているのが目に見えて分かります。内装だけを取ってもまさに革命とも言える内容です。
この中にいるだけでしたら、日本のカフェテリアに比して何のそん色もありません。既存の安っぽいカフェテリアとは全く趣が違います。というよりも、世界第二位の生産量を誇りながらつい最近まで、自国民は国内消費向けのあまりにも質の悪いコーヒーを飲まされ続けていた事に気がつかなかったのかもしれません。ここへ来てようやく「美味しいコーヒーをお洒落な店で飲む」習慣が根付いてきたようです。
例えば、この直営カフェテリアでは国内で初めてとも言える「アイスコーヒー」を売り出しています。
日本国内では当たり前の事ですが、「冷たいコーヒー」を提供する店などコロンビア国内では皆無でした。
いわゆる「フローズンコーヒー」というものはありますが、アイスコーヒーや「アイスカフェ・ラテ」をコロンビア国内で最初に提供している店ではないでしょうか。
コーヒー豆やオリジナルグッズなど充実した品揃え
更にこのJuan Valdezでは、FNCが全国から集荷した選りすぐりのコーヒー豆の他にTシャツやポロシャツ、パッグや傘、タンブラーなどのオリジナルグッズを販売しています。これも既存のカフェテリアではまず見かける事のなかった画期的な一例です。
「Cafe de Colombia」のロゴが入った商品などは変わったお土産としてとても喜ばれるのではないかと思います。
事実、空港ではたまにJuan Valdezをかたどったシャツを着た人を見かけます。
これが実際に店内で提供されているカップ入りコーヒーです。画像のカップは「Grande」という大きいサイズです。はっきりとした容量は分かりませんが、見た目では大体200ml近いかと思います。これで1,200コロンビアペソ、日本円ですとおよそ50円!安いでしょう。
その他にも今やおしゃれなカフェテリアに欠かせないエスプレッソも当然あります。ここでも初の試みですが「キューバン・エスプレッソ」を口にする事ができます。他の価格としては、アイス・カフェラテのラージサイズがおよそ100円、アイスコーヒーもほぼ同価格など、安い・旨い・おしゃれと三拍子揃った名店です。
このカップの、特に飲み口などはまるで「スターバックス」を思わせるものです。これもコロンビア国内では初めてお目見えしたものです。
柱にはコーヒーの産地を表現したロゴマーク、そしてテラス席
店内で販売されているコーヒー豆は産地ごとに「Volcan」「Pico」などと名付けられており、このうち日本では「サンタマルタ」として名が通っているオーガニックコーヒーの産地として知られている場所は「Sierra」という名前で販売されています。場所は確かにサンタマルタの「近郊」ですが、万年雪を抱く5,000メートル級の山があるこの場所で生産されるコーヒーは、当地では「Sierra」若しくは「Sierra
Nevada」の名前で出荷されるのが常です。
この度オープンしたこのカフェテリアは私のオフィスから徒歩圏内にあり、最近ではここで一息つくことが多くなりました。場所もオフィス街の中に位置している為、近隣のサラリーマンやOL達がテイクアウトで買い求めていきます。このカフェテリアはコロンビアコーヒーに「らしさ」を添える画期的な存在となる事は間違いありません。
場所は、Carrera9とCalle73が交差する所です。
次回につづく
Copyright (C): Kenichi Arai










