未知の国・コロンビアからの便り (54)
懐かしの散歩道−1−


Usaquen地区で見かけた住所表示とバザー会場の横断幕
読者の皆さん、こんにちは。
ボゴタ市内を含めコロンビア国内は現在雨期の真っ只中にあり、毎日午後になると真っ黒な雲に覆われています。この為休日の散歩も容易ではなく、買物を含めて全て午前中に済ませるのが最近の傾向です。
ボゴタ市内でのいわゆる観光スポットの殆どは市内中心部・通称「セントロ」と呼ばれる地域に集中しており、商業・住宅地区である北部地区(ノルテ)には特筆すべき観光スポットは殆どありません。
そんな市内事情ですが、北部地区にちょっとお洒落な一角があり、日本からの短期訪問の方を含めて休日の散歩にとご紹介すべく今回より2回に分けてご案内します。
この場所ですが、通称「Usaquen(ウサケン)」と呼ばれている地区です。住所で言えば山に近い大通りCarrera
7から山側(東側)とCalle(ストリート)およそ116から120の間くらいに位置します。近くには国内でもトップクラスの医療技術を持つ大病院や、高級ショッピングモールがあります。。
Usaquen地区自体はボゴタ市内でも歴史のある場所であり、現在はボゴタ首都市の一部に編入されていますが、
昔は独立した自治体でした。その為、この地区には古い町並みが未だに現存しています。


バザー会場と周囲の味わいのある周辺
市民の間でUsaquen地区といえば、日曜日の「蚤の市」(Mercado de pulgas)の場所としても知られていますが、ここ数年でとてもお洒落な一角になったような気がします。
前出の「古い町並み」を変える事なく、改装してレストランや骨董品店・ブティックにするなど、とても味わいのある
一角になっています。
この日はまずテント張りのバザー会場に足を運んでみました。駐車場完備のバザー会場には地元市民を始め外交ナンバーの車両で乗り付けた方々を含む複数の外国人グループの姿もありました。アジア系だけでも日本人の私の他に、中国・韓国系の方々の顔も見えた程です。かといってこのバザー会場自体が特別素晴らしい品揃えと言う訳ではないのですが、殆どの方々の目的は周辺の散歩を兼ねてという感じでした。
ちなみに、この日の私にとっての収穫は「大ぶりの梨」でした。日本の皆さんからすると「梨くらいで」と思われる事間違いなし(ウケ狙いではなく)ですが、確かにこちらでも市内のスーパーで梨くらいは手に入ります。ただ、バザー会場で見つけた梨は市内の高級スーパーでも滅多に見かけないソフトボールほどの大きさ、まさに「日本の梨」
だったのです。懐かしさのあまり衝動買いしてしまいました(2個で5000ペソ・およそ215円ほど)



会場で販売されていた郷土食。左上から順にバナナを潰して揚げた「Patacon」、そのまま揚げる「Platano
frito」
中にご飯が入った「変り種Empanada」
こういう所へくると、何故か食べ物に興味があってつい買ってしまうのは私だけでしょうか。この会場でも上記伝統食が販売されていました。ただ、以前モンセラーテの丘で見たものはどの店でも使用している油が重油のような
まっ黒いものばかりでしたので、こんなものを食べたら食あたりすると敬遠しましたが、この店では5リットル入りのポリタンクを目の前で開封して透き通るような新しい食用油を使って作り始めていました。
ちなみに私は画像下部の「エンパナーダ」を食べてみました。コロンビアのエンパナーダは中の具が通常鶏肉・
牛肉などしかないのですが、これは何故かご飯が一緒に入っていました。どこの地方の特産品か、初めての体験
でした。1個1000ペソ(およそ40円)で、私が食べたのはご飯+牛挽肉+ゆで卵入りです。これに目の前にドーンと置いてあった刻みネギがたっぷり入った付け合わせの辛い「アヒ」(Aji)を乗せて食べると美味です。


次回の投稿では、Usaquen地区が最も活気づく「蚤の市」の風景も交えて、古き良き時代にタイムスリップしたような錯覚に陥るこの地区を詳しくご案内したいと思います。
ちなみにこの地区では朝から開店しているお洒落なカフェレストランが数軒あり、ブランチをするにも良い所です。
次回につづく
Copyright (C): Kenichi Arai