未知の国・コロンビアからの便り (56)
◇ポパヤンで感じたこと

ポパヤンの町並み。全部白く塗ってあります。

とことん白いので、道を覚えにくいのです。
聖行列は夜に行なわれるのすが、歩道は身動きができないほどの人で溢れます。このような場所で常識的に気を付けなければならないことは、スリです。
「ちょっと通して下さい」とか何とか言って通行人を装って、人の物を取ります。私のすぐ後ろに立っていた男性は、携帯電話を取られました。
それから周りの人々にその情報が伝わり、誰がどうしろと言ったわけではないのに、バリア作戦が始まりました。
通りの側から人が「通してください」と入りかけるのをみんなで「ノー!!」と言って断ります。断固として断ります。
断られたある女の子は、頭からタックルのごとく突っ込んできました。それを先頭の人々が跳ね返しました。
若い警察がやってきて「通してあげてください」と言うのでその人達が「スリがいたんですよ!ほんとに何にも分かっちゃいないんだから!」と一蹴。
後ろでバリアの一員になっていた私は、パストでは遭遇したことのない人々の「団結」に少なからず感動したわけ
です。
次回につづく
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パスト便り−17− 山本 薫