未知の国・コロンビアからの便り(62)
北部住宅街散歩−1−
読者の皆さん、こんにちは。
6月も終わりを迎えようとしています。コロンビア国内はこれから乾期に入りつつあり、段々風が強まっていくと共に抜けるような青空が視界一杯に広がっていきます。
今回はそんな快適な日々を迎えるコロンビアの首都ボゴタ・北部住宅街の一角を皆さんにご紹介したいと思います。

ボゴタ首都市北部には観光名所などない事から通常ガイドブックで紹介される事は少なく、日本から知人のツテを無しに来られた方には縁の薄い地域かと思われます。
ガイドブックに紹介されているのは通称「セントロ」と呼ばれる地区で、古くからある地域です。
ボゴタは現在のCalle(ストリート)1からAvenida Jimenez de Quesadaあたりを中心に北及び南へどんどん発展していった町で、恐らく"バックパッカー"と呼ばれる方々の大半はこの旧市街地区を拠点にされていると思われます。
それはそれで古くからの"サンタフェ"の名残がありますが、一部には市民でさえも「道を間違っても絶対に立ち入ってはならない」と恐れられている地区もあります。そういう所に滞在されている限りは「やはりボゴタは恐ろしい町だ」と、事前の恐怖感が現実のものとなるかもしれません。
対して今回ご紹介する北部地区は全く違う顔を持つ新興地区です。北部地区は基本的に車での移動を前提とした作りですが、殺伐とした古い町並みとは違う、ボゴタ首都市の別の一面を知る事が出来ます。


今回画像と共にご紹介するのは、Calleでいうと116-125番あたりです。観光案内ではないので、特に目新しいもの
ではありませんが、例えばこれから業務などでボゴタに着任される方などには参考になるかもしれません。
上記画像は、とあるクリーニング店と、日本でもおなじみのCITIBANKの直営店舗です。
なぜ"クリーニング店"を紹介するかと疑問に思うかもしれません。この店は磁気カードで顧客登録を行い、品物を預けると店舗左側の「自動引出機」から休日でも出来上がりの品が受け取れるというものです。
入口はまさに「銀行のATMコーナー」そのもの。機械にカードを差し込むと、出来上がりの品が大量に吊り下がったベルトが"ウィーン"と回転し、大きな扉が開いて品が目の前に出てきます。
ボゴタの衣類クリーニング事情はそこまで発展しています。
対するCITIBANKの直営店舗は、ボゴタの一部店舗であれば引出機の画面に日本語の表示があり、日本発行の
カードですと日本国内の口座残高を基準に当地コロンビアペソにて現金引き出しが可能です。ですのでボゴタ市にいてCITICARDをお持ちであれば、大量のドル現金をわざわざ換金する必要性はありません。

こちらが、とあるインターネットカフェの店舗です。
コロンビアのインターネット事情はつい数年前に整備されたばかりで、日本の大容量・高速回線とはまだまだ比較になりませんが、ここ数年でこれらのネットカフェが急激に増えてきました。
私はネットカフェを利用した事が一度もないので、回線の容量や日本語が読み書きできるPCがあるのかは存じませんが、ともかくネット中毒の方は禁断症状に陥る事などないのでご安心下さい。"道を歩けばネットカフェにあたる"という程、昨今激増しています。
料金はそれこそ店舗によりまちまちですが、安いところで1時間2,000コロンビアペソ(およそ90円)といったところで
しょうか。


有名衣料品チェーン(左)と、皮革製品店(左)
画像左が全国展開している有名衣料品店です。スーツ・ジャケット・ネクタイ・カジュアルシャツなど、割とセンスの
良い商品を揃えています。
コロンビアの衣料製品は細部に若干の縫製ムラがあるものの、特に有名店舗で扱う品であれば不便さは感じま
せん。コロンビア産の衣料製品は隣国ベネズエラやエクアドルにも輸出され、ブラジルからも大量に買い付けに来るほどです。
この店舗で販売されているカジュアルシャツは私も度々購入します。靴下や下着類はまだまだ日本の方が技術が上ですが、ジャケットやシャツなどはこちらで調達しても変わらないと思っています。
そしてコロンビアの皮革製品ですが、これはその筋では良く知られている程、とても良質らしいです。
聞いた話では、コロンビアからの牛のなめし皮がイタリアやフランスに輸出され、高級ブランドの商品に"化ける"
との事。ついでに、皮をなめす際に使用される「水銀」が深刻な汚染を引き起こしているという暗部もあるらしいですが、それ程にコロンビアでは皮革が大量に生産されているようです。
私は皮革製品には興味がありませんが、なるほど市内には大小合わせて相当の皮革製品店があります。
ボゴタ市内から車で1時間ほど北西部に向かった、クンディナマルカ州・カヒカ(Cajica)という小さな町は「絨毯と皮革製品の町」として有名で、良質の皮のコートやジャケットなどをオーダーメード+安価で作ってくれます。
コロンビアのお土産に靴やバッグなどの"革製品"という話は、実はあまり知られていない「逸品」なのです。
市内のおしゃれな専門店であれば縫製やデザインなども合格、しかも日本と比べて"格安"との話もあります。
ご紹介する所がまだまだありますので、次回につづきます。