未知の国・コロンビアからの便り(69)
カルタヘナ −2−
読者の皆さん、こんにちは。
今回も引き続きカルタヘナをご案内します。


カルタヘナの旧市街は海賊などから防御する為の高い石組みの壁で覆われています。スペイン語でMurallasと呼ばれるこの石垣の総距離はおよそ11kmにもなるらしく、スペインがこの地を侵攻した直後からこれらの城砦が建設
されたようです。
建設直後はまだ大きな石が十分に調達できなかった為、一部には貝殻を潰したものも見受けられます。
そして画像右側の黄色がかった建築物は「Bovedas」と呼ばれる一角で、現在では民芸品市場として知られています。その昔は武器・弾薬倉庫、そして一時は刑務所としても利用された場所で、内部はおよそ30ほどの区画に分かれています。


税関広場(Plaza de la aduana)と、隣接する馬車広場(Plaza de los coches)
税関広場はその昔、海上交易の要所であった所です。画像左側部分の建物の向こう側に城壁があり、更に道路を隔てるとペガサス波止場(Muelle
de los pegasos)があり、この税関広場を通じて多くの財宝その他の品が海を渡って行った筈です。
そして画像右側の馬車広場、ここがまさにカルタヘナ旧市街・世界遺産指定地区への入口となります。広場の両端には味わいのある建物が並び、活気に満ちています。また、夕刻からはこの広場で大道芸が繰り広げられます。


こちらがカルタヘナで最も有名な建築物の一つ、サン・フェリペ要塞(Castillo
de San Felipe)です。莫大な年月を要して完成したこの要塞はアメリカ大陸の中でも最大級の要塞の一つに挙げられます。
中は複雑な迷路になっていて、海賊に要所を突破された際のまさに「最後の砦」として、通路脇の退避口で兵士が待ち伏せして敵をおびき寄せた後に攻撃するという仕組みを作っていました。現在ではガイドつきでこれらの迷路の途中までを見学する事が出来ます。
一説にはこの迷路を伝っていくと、最終的には入り江まで抜ける事が出来たらしいですが、現在は水没の為途中で行き止まりとなっているそうです。

こちらがサン・フェリペ要塞から撮影した新市街・リゾート地区の風景です。実はこの画像を最後にバッテリーが切れてしまい、予備として持ってきたはずのものまで充電不足だった事に気付かず、一日目の画像はこれで終わってしまいました。一泊二日しかいないのに、旧市街のロマンチックな夜景も撮らず、悔いが残りました。
この日のカルタヘナですが、やはり要所には欧米各国からの旅行者の姿が見受けられました。団体で観光する
ドイツ人、そしてこの国では最も狙われやすいとされるアメリカ人など。
日本人らしき人には一人も会いませんでしたが、率直な感想としてはこれだけの観光地ですからテロ事件以外で
身の危険を感じるような(窃盗などの一般犯罪は除いて)土地柄ではないように思えます。
世界遺産指定のカルタヘナ市・旧市街は、当地コロンビアへ来られたなら是非とも訪れて頂きたい所です。旧市街の町並みは悠久の時を感じさせ、特に夜の町並みは感動を呼ぶ事間違いないでしょう。
次回につづく
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