未知の国・コロンビアからの便り(79)
ボゴタ・美容室事情

モダンな外装の美容室
読者の皆さん、こんにちは。
以前、山本さんの投稿で「悲惨な髪型にさせられた」とあった当地の美容室事情ですが、首都ボゴタの場合は選択肢がたくさんあり、実に多くの美容室が存在します。
私自身この地に流れるにあたり、気になった事の一つがまともなヘアーカットをしてくれるのだろうかという点でした。
別に髪型にうるさいという事ではなく、日本では小さな頃からある理容室のおばちゃんが長年私の髪を整えてくれて
いた為、浮気をして他の店に入った事は殆どないというほどでした。そんなよそ様知らずでしたが、当地に来てみればとりあえず何とかなっています。


カリスマ美容師がいる高級店と、手がけた有名人の一部
当地での相場ですが、市内には無数の店が存在する為それこそピンきりですが、男性の場合カット+シャンプーで
およそ5,000コロンビアペソ(240円)前後からです。女性の場合はカット+ブローセットで15,000-25,000コロンビアペソ(およそ720-1,200円)といったところでしょうか。
私の場合には何店か巡った結果、とある店のとあるベテランの人を指定してやってもらうのが一番無難という事に
なっています。その店は若干高い事と、他の者には断固としてやらせない為の特別のチップ(といっても日本円で100円程度)を払っています。それでもトータルで9,000コロンビアペソ(およそ430円程度)と、日本と比較して格安です。
日本でもそうだと思いますが、美容師の腕によって納得できたり悲惨な結果になるのは当地でも同じ事です。
ちなみに日本ではカットするハサミやカミソリはいちいち消毒し、手入れをしていますが、ここでは殆どの店でそのような事はせず、使ったらそのままという状態です。使用するハサミも安っぽいものです。
ちなみに、上記画像の店は「カリスマ美容師」がいる高級店です。
まるで古城のような外観ですが、店内をのぞいてみるとやはり高級感漂う内装です。日曜のこの日は駐車している車はありませんでしたが、平日の昼間に来店する人達の車は、やはり格が違います。
料金は・・・聞くのも恐ろしい話ですが、女性の場合この国では破格とも言えるカット+ブローセットで10,000円超という噂を耳にした事があります。建物の右側は男性用サロン、そして左端の平屋建ての建物は何と、子供専用で、特に子供用の方は座る椅子がF1マシンを模したもので、子供専用なのにこんなに豪華でいいのかという程の内装です。
私が外から見てみると、何と3-5才とおぼしき女の子が「足の爪の手入れ」をしてもらっているでは!やはり金持ちはやる事が違うのかと、しばし愕然としていました。

こちらが「まとも」な子供用美容室
子供用の「まとも」な美容室を利用した場合の料金は・・・すみません、今のところ関心もないので聞いていません。
ただ、どこでも共通しているのがかわいい内装と、座る椅子を車に見立てたりしている点です。日本の場合にはこのような子供専用の美容室は見かけなかったように思いますが。
大人の話に戻りますが、ボゴタの場合は根気よく店を探して、たまたまある程度腕がある美容師に当たればラッキーです。といっても、やはり日本の高度な技術からすると特に女性のカットに関する技術には大きな隔たりがあるよう
です。
ある程度の腕がある人はどうやら一つの店に留まらず、更なる厚遇を目指して流れてしまう為、次に行った時には
いないということもよくある話です。
その為、在留日本人女性からは当地でカットに関して不満が多いという話を聞き及びます。私はパーマはかけませんが、こちらになると日本とは更に技術の差が大きいようです。
安いが故の事でしょうが、日本からある程度の技術を持った美容師さんがこの地で開業・若しくはどこかの店で働けば、たちまち「カリスマ美容師」として高級階層の上得意客を掴むのではと日頃から思っています。
これは決して保証する話ではありませんが、少なくとも日本の高度なカット技術を持ち合わせていれば、例え当地で破格の料金を取ったとしても「カリスマ」の座にたどり着くのは容易な事でしょう。
私自身も旅行業界では「未開の地」に流れて来た身ですが、誰かそんな「開拓者」はいないものですかね。

それにしても、ボゴタ市内には実に多くの美容室が存在します。一部地域では同業者同士が隣り合うなど、日本ではまず考えられないような光景にも出くわします。そもそも法律に抵触するのではないでしょうか。
当地ではそのような法律は存在しない事もありますが、不思議な慣習としてある店が繁盛しているとその隣・若しくは至近に開業するケースがどの業種にも当てはまります。
これでは「客の取り合い」になるだけですが、空白地区で独占営業という思考に欠けるのが当地の習慣といえるかもしれません。
そんな当地の美容室事情ですが、430円程度でも十分だと妥協してしまった私は、もはや日本で数千円もするカットをしてもらおうという気にはなれず、最近話題の1,000円台の料金ですら「高すぎる」という環境下にどっぷりと浸ってしまっています。
次回につづく
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