未知の国・コロンビアからの便り(82)

コロンビアの医療水準

コロンビア国内で最も高いレベルを誇る総合病院・CLINICA DEL COUNTRY

読者の皆さん、こんにちは。

短い日本滞在の間に人間ドックを受けてきました。当地ではどうやら"人間ドック"というものはないようなので、いつも日本で徹底的に調べてもらっています。結果にしても日本語の方がやはり分かり易いので。
そして出された結果ですが・・・やはり一年以上まともな休みを取らなかったせいか、或いは日本到着の翌日に早くもトヨタカップの関係の打ち合わせで一日中都内にいたのが翌日のドックに影響したのか、生まれて初めて"要再検査"
項目が発見されてしまいました。やはり体にちょっとしたガタが来ていました。

とはいえ、再検査と診断されたその時点で私は既にボゴタへ戻ってきており、日本での検査はとても不可能。その為ボゴタで同様の検査を再び行いました。そこで今回は「コロンビアの医療水準」を素人の私からご案内します。

まず、上記画像が国内でも最も医療レベルが高い総合病院・CLINICA DEL COUNTRYです。
コロンビアの医療水準ですが、特に首都ボゴタに限って言えば欧米並みの水準を誇る医療施設がいくつかあります。その中でも一部の分野では世界トップ水準にあるようです。しかも先進国に比して費用は決して高くありません。

このCLINICA DEL COUNTRYについては、先年日本の某大手損害保険会社からの要請で当地を旅行中の契約者を搬送した事があります。腹痛に苦しんでいる契約者の方を救急部門へ運び込んだ結果は"急性虫垂炎"で即入院・
手術となりました。

費用は後に保険会社から還付される為、一旦契約者の方で全額自己負担となりましたが、手術後に入院した個室はまるで高級ホテルの一室のようでした。日本で同クラスの総合病院で手術・個室入院、それも全額自己負担ともなれば莫大な金額を請求されるでしょうが、このケースでは執刀医への"執刀報酬"も含め、予想していた費用の半分以下でした。英国留学中で留学仲間の実家にステイしていて難に遭った契約者も、スタッフの方々の英語が堪能だったのでびっくりしていました。

こちらもハイレベルの総合病院・FUNDACION SANTAFE DE BOGOTA

そしてこちらも同レベルの総合病院・FUNDACION SANTAFE DE BOGOTAです。いずれの病院も当地在留邦人の方々の指定病院となっています。当地赴任中に出産されるご家族もいらっしゃいますが、わざわざ日本で高額の費用を払わなくとも、これらの病院で何ら問題はないようです。

その他、画像はご覧頂けませんが、循環器系(心臓)の専門病院として国内で名高いのが"CLINICA SHAIO"です。
この病院での心臓のバイパス手術は世界的にも高い技術を誇ると聞いた事があります。先年、コロンビアでは高名・かつ高齢のタレントさんがこの病院でバイパス手術を受けましたが、現在でもピンピンしています。

スペイン・ソフィア王妃の名を冠したCLINICA REINA SOFIA

こちらが以前腹痛で一泊入院した際に紹介しました、かかり付けの総合病院CLINICA REINA SOFIAです。
スペイン王妃の名を冠しているだけあり、施設や設備は決して見劣りするようなものではありません。今回の再検査はこの病院で行いました。
当地での検査の場合、救急治療のケースでは全く異なりますが、通常検査であれば突然受付に「検査をしたい」と
申し出ても受け付けてくれません。まずはそれぞれの専門医(内科・循環器科など)の診断を受け、医師の指示書を手に初めて検査の申し込みが出来ます。ですので、まずは専門医を探す事から始まります。

総合病院であれば併設の建物にそれぞれの分野の専門医がオフィスを持っていて常駐しています。ですので、日本のように行く度に違う医師の診察を受ける訳ではなく、一度診察の申し込みをすれば余程の事がない限りずっと
その医師の診察を受け続ける事が出来ます。"余程の事"というのは自ら担当医を変えるような状況です。
厄介なのは担当医の診察を受ける為に"予約"が常に必要ですが、慣れてしまえばそんなものかと思います。また、大抵の医師は自分の名刺に携帯番号を併記しますので、その部分が急激に悪化した場合など絶えず連絡を取る事も可能です。

そしてコロンビアにおいて特筆すべき高い水準を誇るのが、"視力矯正手術"です。
当地に赴任されていた方が、離任が近づくと視力矯正手術を施して帰国の途に就くのはよくある話です。

私自身は両目とも1.5を保持しているので当分この手術の世話になる事はありませんが、話では日本で同様の矯正手術をすると数十万円かかるものが、当地では安い所で数万円から出来るそうです。
しかもその水準は世界的に見てもかなり高度なもので、マイアミなどから自家用ジェット機で矯正手術に来る大金持ちもいるらしいとの話です。
ハイレベルの技術を持つ医師団により安く視力矯正が出来れば、まさに"視界が開ける"というものです。

長年強度の近視に悩んでいる方、時間はあるけどお金がないと悩んでいる方は、コロンビアに来られた際に視力
矯正手術を受けてみてはいかがでしょうか。手術後暫くはサングラスの装着が必要となりますが、その後は「世界が変わって見える」との事です。

 次回につづく

Copyright (C): Kenichi Arai

前ページへ

バックナンバートップへ

次ページへ