朝日新聞 2004年3月2日(火)より
千葉市の死亡事故2年経て
地検が実況見分3回
新目撃情報両親が集め
01年12月31日の大みそか早朝、千葉市稲毛区の国道16号交差点で、木更津市の大学院生影山修敬(よしのり)さん(当時23)の乗用車がタンクローリーと衝突して死亡した事故で、千葉地検は1日、2年前の事故としては異例とも言える3回目の実況見分をした。事故状況について影山さんの両親が聞き込みを続けた結果、目撃者の新証言が得られたためだ。県警は既に、影山さんとタンクローリーの男性運転手(57)の双方を書類送検したが、起訴・不起訴の処分はまだ決まっていない。
雨が雪にかわり始めたこの日午前9時半過ぎ。千葉都市モノレール・作草部駅の真下に、地検や県警交通部の捜査員ら約15人と目撃者が集まり、実況見分が始まった。
県警の調べでは、事故は01年12月31日午前5時40分ごろ発生。影山さんと運転手が交差点内で出合い頭に衝突、影山さんが間もなく死亡したとされる。運転手の証言などから、影山さんは道交法違反(信号無視)、運転手は業務上過失致死の各容疑で書類送検された。
ところが後日、影山さんの両親が現場での聞き込みを続け、運転手の証言と大きく異なる目撃情報を複数発見。この新証言を踏まえ、地検は2月下旬に2回の実況見分を実施した。
3回目となるこの日の実況見分に呼ばれた目撃者は、交差点内でなく、交差点北にある作草部駅の真下辺りで車線をふさぐように停車していた乗用車に、タンクローリーが衝突したのを見たと証言している。
実況見分は、県警が現場周辺の車の流れを断続的に止めて、約1時間実施。目撃者が当時たどった道のりに沿って、検事らが目撃者の証言内容を確認し、目撃位置と衝突位置の距離を測るなどしていった。
この様子を、影山さんの両親が見守った。両親は「真実を明らかにしてほしい」と話していた。
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