東京新聞 2004年2月21日(土)より
事故から2年、実況見分
大学院生死亡事故
目撃者、遺族が捜し出す

 千葉市稲毛区の国道交差点で2001年の大みそか、乗用車とタンクローリーが衝突し、乗用車を運転していた大学院生影山修敬さん=当時(23)=が死亡した事故で、千葉地検と県警は20日、遺族が捜し出した目撃者の立ち会いによる実況見分を行った。
 この事故は目撃情報が不足しているとされ、今も原因などがはっきりしていない。タンクローリーの運転手は一昨年5月、業務上過失致死容疑で書類送検されたが、処分は未定となっている。
 運転手は「影山さんの信号無視」と主張しているが、「当事者の証言だけで息子に罪が着せられる」と、影山さんの両親らが自力で調査や再現実験を実施。「いない」とされた目撃者を捜してきた経緯がある。
 この日、立ち会った男性も、両親が捜し出した目撃者の一人。午後2時半ごろに始まった実況見分では、事故当時の場所に車を配置し、男性の証言をもとに、警察官が距離の測定や写真撮影などを行った。
 影山さんの父親の勇さん(57)は「やっとここまできてくれた」と感慨深げに話した。

実況見分を行う警察官ら=千葉市稲毛区で