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  偏愛作家論(準備中)

 

最近はブログの方が頻繁に更新しています。こちらのページよりどうぞ。
「お散歩日記」は
こちらです。 ● ●

 

 
■いとしのヘンリー・ミラー
ヘンリー・ミラーに関して言うと、わたしは生まれるのがちょっと遅すぎました。新潮文庫の「北回帰線」にいたく感動したのは20代、多作であったはずのこの人の作品は、当時既にその多くがもはや品切れ、絶版になっていたからです。
 

再読希望!

本棚も人生ももう一度読みたい本で満ちている。「ドン・キホーテ」「薔薇の名前」「やし酒飲み」などなどなど。

あな楽し哉、博物学

ロバや野うさぎを素朴なフランス語で描写したルナールの「博物誌」も博物学なら、マルコ・ポーロの「東方見聞録」も博物学の産物なのだ。

装丁買い!

美しい装丁の魅力には抗いがたい。ちょっと抗ってはみるけれど、無駄な抵抗である。かくして、今日も衝動買いはとまらない・・・。

ヨーロッパはまだまだおくが深い

遅刻のイェッタトーレってなに?ドイツ人の夏休みが2ヶ月もあるって知ってた?などなど。まだまだ追加していきます・・・。

わたしの好きな本屋さん

南阿佐ヶ谷の書原、国立・銀杏書房、京都・三月書房、バルセロナのあの本屋、マドリッドのこの本屋・・。

怖い本

江戸川乱歩、エドガー・アラン・ポー、夢野久作、ラブクラフトから「ぼっけえきょうてえ」やドストエフスキー、カフカまで。

■モラビアの危険な誘惑
実はモラビアを教えてもらったのもかえるさん。最初に読んだのは、かえるさんのススメに従い、「無関心な人々」でした。う〜ん、最高に面白い!続いて「倦怠」を一気に読んでからは、この作家の才能に対するわたしの信頼は不動のものに。
モラビアの作品はその時代多くの映画の原作となっているばかりか、本人がたくさんのシナリオを書いてもいる。忘れもしないゴダール監督、BB主演の「軽蔑」、ソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニの共演で名高い、ビットリオ・デ・シーカの名作「昨日・今日・明日」、原作の方がさらに有名かもしれないベルトルッチ監督「暗殺の森」(原作は「日和見主義者」)、映画の方はそれほど冴えなくて、B級ソフトポルノみたいになってしまった「金曜日の別荘で」などなどなど。
モラビアはなにしろ多作。おいしいものはちょっとずつ楽しみたいのと同じで、モラビア作品は人生に上手にちりばめたいと思っている。代表作以外はのきなみ絶版になってしまっているため、まだ手に入れていない作品はスペインで買うことも多い。この人の作品は、毛色の変わった晩年の随筆「アフリカ」にいたるまで、半分くらいはスペイン語で読んでいる。この間はインターネットで「モラビア作品あります」という古本屋を見つけて、あるものは全部買ってしまった。「女性諸君!」(昔図書館で借りて読んだ)「不幸な恋人」「メキシコ女」「目的としての人間」なり。

■Tantas Veces Bryce Echenique
「Tantas veces Pedro」というタイトルにひどく魅了されてしまったのがこの作家と出会ったきっかけ。
この見事なタイトルからも察することが出来るように、ブライス・エチェニケの作品はどれもが熱に浮かされたような躁状態で展開される悲痛な実存の迷路である。ペルーの作家だけど、ラ米の作家にはありがちなように、ペルーのローカル性を感じるというよりは、むしろヨーロッパや米国を自由に闊歩するコスモポリタンな作品が多い。本人もパリあたりに住んでいるらしいし、ラ米の作家やインテリ層には実際そういう人が多いのだろう。作品はあまりの狂騒ぶりゆえか、実はスペイン語で読むのは大変難しく、何割理解できているのかは怪しいけれど、感性に大変刺激を受ける文体だ。「Un Mundo para Julius」「Dos senoras conversan」「La ultima mudanza de Felipe Carillo」「No me esperen en Abril」など。

■やっぱりカフカ
このような大作家を、そして超有名な代表作の数々を云々するのは気が引けるけれど、カフカは正直なところ大変好きです。カフカに対するアンテナを持っていない人はよく「暗い」などというけれど、暗いというよりはむしろ奇妙なユーモアにこそカフカの特徴があるはずです。
■物語るイサベル・アジェンデ
イサベル・アジェンデは、ハリウッドで映画化された「精霊たちの家」の原作者として、日本でもある程度知られていますが、スペイン語圏では大変人気のある作家です。かくいうわたしも大のファン。彼女の作品は、純粋に物語を読む喜びを味わえる作品ばかりです。簡素で暖かい音の響きが素晴らしく、だからわたしはいつも原作を読んでいます。あまり知られていませんが、実はチリの元大統領アジェンデの娘さんにあたります。
  ■かえる読書
  ■かえるキッチン