地下鉄東銀座駅から地上に出ると、目の前にデデ〜ンと聳えるお蔵のような古めかしい建物......それが、歌舞伎興行の総本山・歌舞伎座です。
 歌舞伎座の前は、開演を待ちわびる歌舞伎ファンと観光客が入り乱れていつも大混雑。その人混みの中、出演中の役者さんの幟がズラリと並んではためいています。あの雰囲気、何度行っても楽しいですよね。

 でも、歌舞伎座ってどんなところ?実際に入ったことのない人は、「歌舞伎を上演するところ」程度の認識しかないのでは。でも、歌舞伎座は歌舞伎そのもの以外にもいろんな特色がある「遊べる芝居小屋」なんです。
 ここでは、ぜひ〜流・「歌舞伎座での歌舞伎以外の遊び方」を御紹介!



●まずは、歌舞伎を見る前に......


<腹が減っては......>

 歌舞伎興行は、たいてい昼の部と夜の部の二部構成ですが、どちらも3〜4時間かかる長丁場。昼の部ならお昼ご飯、夜の部なら晩ご飯の時間が重なりますから、食事の用意が必須となります。
 「食事を取る時間なんかあるの?」との心配はご無用。歌舞伎は、昔から途中で食事をとるスタイルが確立されていますから、一般のお芝居と違って休憩時間が長く設定されています。お食事タイムは、一幕目と二幕目の間の30分間が一般的です。
 そこで登場するのが、歌舞伎座名物の「幕の内弁当」をはじめとする歌舞伎座内部の食事処か、または歌舞伎座付近のお弁当やさん。腹ごしらえの計画を立てるのは、歌舞伎見物のオプショナルな楽しみでもあるのです。


<幕の内はちょっとサイフが痛む(^^;>

 まずは、歌舞伎座内部の食事処から見てみましょう。
 歌舞伎座の中には、数ヶ所の食事処があります。といっても、常に営業しているわけではなく、件の「お食事タイム」にフル稼働。「お食事タイム」は30分間しかありませんから、普通は1階ロビーにある「お食事予約カウンター」で予約をして、いざ「お食事タイム」になったら、指定の食事処へ直行。すると、「○○様」と立て札の付いたお弁当が用意されている、という手はずになっています。
 やはり定番は、「幕の内弁当」。何せ歌舞伎座は、全国の「幕の内弁当」発祥の地。一幕目と二幕目の間に食べるから、「幕の内」という名前なわけです。ただ〜し、幕の内に限らず、歌舞伎座内部の食事はどれも高い!「幕の内」は、定食類では安い方なのですが、それでもお一人様2,000円也。お味の方も、「ふ〜ん...」ってな感じで、取り立てて美味しいわけじゃありません、ハッキリ申しまして。まぁ、「話のタネ」としては、一度トライしてみても損はないでしょう。


<お弁当をゲット!>

 幕の内弁当を経験済みの人は、ではどうするか?
 歌舞伎座の周辺を歩いてみれば、結構たくさんのお弁当やさんがあることに気づくはず。これらのお弁当やさんは、主に歌舞伎見物の人達を目当てに営業しているお店です。歌舞伎座と道路を挟んで向かい側にある「弁松」と「日の出寿司」が有名。どちらも開演前はお客さんでごった返していて、品切れになることも多いので、早めにゲットしておきましょう。
 外売りのお弁当の魅力は、なんといっても安いこと。「弁松」のお弁当は、安いものだと500円くらいから揃っています。お味もまあまあ。「日の出寿司」も、1,000円札でおつりが来るお値段で、美味しいお寿司が食べられます。
 「幕の内はもういいけど、でも弁松や日の出寿司じゃちょっと安っぽいわ」というリッチな貴方には、銀座のデパート地下食料品フロアに並んでいる、料亭系のリッチなお弁当はいかが?水琴亭の鯛飯弁当他、2,000〜3,000円のリッチなお弁当が銀座にはいっぱい。予約が必要なものもありますので、事前にお店に連絡するのが無難です。


<たまにはお大尽>

 食事関係の究極の贅沢は、自分の席までお弁当を運ばせちゃうこと。ただし、このテは桟敷席に限られます。桟敷席は、通常2人1枠で、1名様16,000円也。それだけのお金を払うのだから、さぞかし見やすい席なのだろうと思いきや、実は決して見やすい席ではありません。舞台に対して席が直角に位置しているので、舞台の視界バランスが悪いんですね。オマケに、花道に近い側の桟敷席に座ると、役者が花道で演技する度に照明が当たって、不必要に目立ってしまいます(^^;。桟敷席のメリットは、おしぼりがサービスされたり食事が運ばれてきたり、という「お大尽」気分を味わう、ステータスに対する費用が16,000円というワケです。これを高いとみるか、安いとみるかは貴方次第。


●歌舞伎座は観光地!だからおみやげもイッパイ

<歌舞伎座限定お菓子はグッド!>

 歌舞伎座には、1〜3階の各階に売店があります。売店では、芝居小屋に付き物のお茶とお菓子をはじめ、歌舞伎座ならではのおみやげ品をた〜くさん取り扱っています。中でも目に付くのが、お菓子類。歌舞伎は上演中も飲食OKなので、場内に持ち込んでポリポリやるための小袋類から、観光客のおみやげ用美麗化粧箱入「歌舞伎煎餅」(人気役者のサイン付き!(^^))まで、その種類は実に様々。季節によっては、ふかし立てのお饅頭やアイスモナカなど、季節感あふれるお菓子の屋台が立ちます。こうなると、気分はもう縁日ですね(^^)。それに、歌舞伎座のお菓子はお味の方もなかなか。せっかくなかなか来れない歌舞伎座まで来たんだから、自分用のお菓子とおみやげ用のお菓子、両方買っちゃいましょう。お値段も手頃なものばかりです。

<月替わり饅頭を知らない奴はモグリだ!(^_^)>

 「歌舞伎座スィート」の中でもダントツの人気を誇る、月替わり饅頭。チープなワッパの中に、季節の意匠をあしらったミニ饅頭が七つ入っているもので、毎月テーマが変わります。ひとワッパ700円也。味はどうということのないフツーのお饅頭なのですが、何と言っても見た目がかわいい!ワッパの中に七つムギュッと入ったお饅頭一つ一つ、違うデザインが施されているのです。毎月考えるの、大変だと思いますよ。しかも日本の美しい四季を感じさせてくれるところ、日本伝統文化の牙城たる歌舞伎座に実に相応しいお菓子です。幕間の腹ごなしにも、おみやげにも最適。毎月歌舞伎座の至る所に、このお饅頭の手書きチラシが張り出されるほどの人気者です。ちなみにぜひーの歌舞伎見物は、歌舞伎座に向かう前に銀座三越の地下食料品街でお弁当を買い、最初の休憩時間にそのお弁当を食べ、次の休憩時間にお茶を飲みながら月替わり饅頭を食べる、というのが定番スタイルです(^^)。

以下続行...(工事中)

 


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