稚魚の取り出し

今回はマラウィ湖産のマウスブリ−ディングのペアが産卵し、卵を咥え、
孵化した後の稚魚を雌の口から取り出して飼育を始めるまでの所を  
私の知る知識と経験してきた方法でご紹介致します。          

モデルは ”ミセス レスリノプス レスリナス”にお願いしました。

本内容は個人的な方法に付、本件での如何なる事に対しても      
一切の責任は負いませんので、参考と言う事で宜しくお願いいたします。

捕獲の準備
最初に稚魚を咥えている雌を追い回すことなく捕獲出きるように、水槽内の岩や流木などのレイアウト品を脅かさないように静かに取り除きます。
その時には手を入れても溢れたりしないように 水槽の水を1/3ぐらい抜いておきます。
簡単なようですが、雌を驚かせ、暴れるような事になると、稚魚を飲み込んだり、吐き出したりする事があるので結構気を使いながらの作業なんで慎重にします。
取り出し場所の準備
取り出すのは 100円ショップで買った1.5リットルサイズの小さなバケツに飼育水を入れた所です。
何故か 私はこのサイズが使いやすくて色も好きです。(模様はお子ちゃま用なのでご勘弁ください)決して意図的ではありません:恥
一旦ここに吐き出させてから 稚魚の成長具合や匹数を見てから、産卵箱のサイズや場所、などを決めます。
雌の捕獲(T)
さぁ 準備ができたので雌の捕獲です、  ゆっくりと追い回さないように捕まえます。
私は 大きな網(大きいのは網の目が硬いので追い詰め用)と写真のタイプ(私の知る限りでは一番目が細かくてソフトな物で掬う)の2本ではさみうちにして一旦バケツに掬いとり今から吐き出させる前にもう一度雌の様子を確認します。
飲み込みや、吐き出す事も無く必死に稚魚を咥えているので大丈夫です、でも・・・子供を引き離すのには少し心が痛むような気もします・・・:苦笑
雌の捕獲(U)

いよいよ雌を手にとって取り出しに入ります。
一気に網を上げて(焦っていたのでピンボケですんません)手に取るのですが、ここでそのつかみ方を紹介します!
私は右利きなので右手の親指と中指両側から鰓蓋軽く抑えて掴みながら人差し指で頭部を押さえるようにして持ちます、 
これはできるだけ目には触れないようにした持ち方です、またそのまま優しくソフトに押さえながら暴れても落とさないように左手を添えておきます。
目に触れないのは、表面に傷を負わせると白くなりそこから病気になることが多いので目には気をつけてます。
持った状態でもしっかりと咥え続ける雌の口が一杯に膨れているのが判りますかね〜?
取り出し・・「でたぁ〜」

それぇ〜っと!
素早く添えた左手で雌の下顎の先端軽く人差し指引っ掛けるようにして口を開けながら水中で軽く上下に揺すると・・・「でたぁ〜・・・」 稚魚達です!
母魚の口の中で孵化し、立派に育っていました!  
おっと! ここはのんびり感激してる場合ではありません・・・ 一気に吐き出させること ”数秒”以内で、早く「母魚」を戻してやらなければ!
今回は 暴れる事も無くここまでは順調に行きました。(ホッ)  ”レスリママさん お疲れ様でした。”(またまたピンボケですんません)
元気な稚魚達ですぅ〜
水温28℃で産卵後2週間と3日で孵化した稚魚達は、ヨ−クサックが丁度無くなる頃でヨチヨチ泳ぎが盛んな頃でよく動いてます。
ざっと見て50〜60匹ぐらいでこの状態なら普通に産卵箱に入れても十分に成長すると思います。
いやぁ〜 何度見ても・・・ウジャウジャ、チョロチョロと可愛いもんですね。
産卵箱に引越しました

今回は 先週貝殻から出てきた J.マルリエリと暫く同居となりました。(左側の黒っぽいのがマルリで右側底部に集まってるのがレスリ達です)
ヨ−クサックが大きくてまだ泳げない状態なら、専用の産卵箱に入れて同じようにエア−レ−ションをする所でしたが、
十分遊泳できる状態なので今回は同居と言うことでお許し頂きます。
あっそうそう、 産卵箱で稚魚を育てる場合(特にヨ−クサックがまだ付いていて底に居る場合)は産卵箱専用の外部に組み付けるエア−レ−ションよりも、
直接エア−スト−ンを入れてエア−を調整して水を循環させる方が水周りが良く稚魚達には良いようです、 
又 成魚水槽などにセットする場合は 隙間からの吸出し防止に底砂を入れたりした場合にも効果がありますしね。
あと よく痛い思いをするのが、産卵箱の吸盤が外れて全滅!と言う事故防止には磁石式の苔取りで底を少し支えてやりますと結構な効果があります。
底砂や私のように 岩のかけらを入れた場合は必修です。
元気に育ってやぁ〜・・っと

と言うわけでこれで終了と・・・はいきません! 最後の仕上げにメチレンブル−などのカビ防止の水溶液を産卵箱なら1〜2滴入れます。
稚魚達にとっては大変な移動ですし、そのたびに体のあちこちを接触させて傷などを負ってることがあり、そこから水カビなどが発生すると一気に蔓延し全滅なんて事もあります、 そこで暫くはよぉ〜く観察しながら数日は必要に応じて薬浴を続けてあげるようにしてます。

以上、我が家のマウスブル−ダ−の繁殖時の取り出し方の一部を紹介させていただきました。
これが ”雄” です!
若魚なのでここでは体側のラインが出て青さが薄れてますが、興奮状態は頭部からボディはエメラルドブル−と言えるほどの美しさに染まり、鰭の赤と白のラインが冴えてそらもう綺麗です。
性質も大人しくてサイズ的にも10〜15cm程度で60cmでも十分飼育可能な丈夫な種だと思います、
但し レスリノプス系は底砂をモグモグするので掃除を怠ると調子を崩しやすいんですが 手を掛けるに十分過ぎる程の魅力有る魚です。


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