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「ぼくのおにいちゃん」を読んで
**** りゅうせい
(左がぼく、右がお兄ちゃん)
このお話に出てくる「ひできくん」のお兄ちゃんの「なおとくん」は生まれるまえから頭の中にきずがあって、お話しができません。ぼくのお兄ちゃんのしゅんくんも、なおとくんと同じようにお話しができません。でも、なおとくんの方が「ブ、ブ」とか「ネンネ」とか、たくさん話せるみたいです。しゅんくんは何でも「ア、ア」ばかりです。
ひできくんは、なおとくんのことを「やきゅうのできるお兄ちゃんだったらよかったのにな」って思っていたら、お兄ちゃんとやきゅうをしているゆめを見ました。ぼくも、しゅんくんがふつうのお兄ちゃんだったらよかったと思います。
ひできくんは、「ぼくのお兄ちゃんって、なんでみんなのお兄ちゃんとちがうの?」とパパに聞いたことがあるそうです。そうしたら、パパは「ひできだってみんなとちがうだろ。人にはそれぞれみんなちがうもちあじがあるんだよ」とこたえたそうです。人にはみんなもちあじがあります。ぼくも、しゅんくんも、ひできくんも、なおとくんも、みんなあります。ここのところを読んだら、金子みすずという人の「すずと 小鳥と それからわたし みんなちがって みんないい」というしは、同じことをいっているんだと思いました。
しゅんくんにももちあじがあるはずなんだけれど、ぼくにはよくわかりません。でも、いつもにこにこわらっていて、人にいじわるをしたりしないから、それがしゅんくんのもちあじなのかもしれません。
(星川ひろ子著「ぼくのおにいちゃん」小学館)

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