Kenfig Nature Reserveは、Countryside Council for Walesという組織が出しているパンフレットNational Nature Reserves to visit in Mid and South East Walesに載っていたのと、Cardiff, Swansea and Gower Walksというガイドブックに散策ルートが載っていたので興味を持って行ってみた。Countryside Council for Walesという組織は、法律で決められた政府のアドバイザーで、自然を美しく保ち、野生動物を守り、そしてアウトドアを楽しむ機会を守るためのものだそうな。このパンフレットに載っている南東および中央ウェールズのNational Nature Reservesは7ヶ所のみ。そのほとんどが車がないと行けないところばかり。自然の豊かなところだから街の真ん中に無いのはわかるけど、車を持たない人間には厳しい。
Kenfigは行政上はBridgend市内ということらしい。Bridgendの中心地からは西に10kmほどのところ。カーディフからは西に40kmほどになる。Kenfig Nature ReserveまではBridgendから63番のバスがあることはあるのだが、朝7時発のあとは18:35発以降の3本のみということで全く役に立たない。ほかの時刻の63番のバスは他のルートを通るので、そのどこかから歩く方法はあるかもしれない。また、途中で263番という調べても見つからなかった番号のバスも近くで見かけたので、これも使えるのかも。一番近い駅はBridgendではなくその先のPyleだが、この駅に止まる電車は本数が少ない。はじめの計画ではこのPyle駅まで行ってタクシーを拾うというものだったが、Pyle駅はタクシーが駅前で待っているような駅ではなかった。つまりは自動車を持っていないと行くのは大変。
カーディフ9時47発の電車に乗ってBridgendまで行き、駅前からタクシーに乗ってKenfig Nature Reserve Centreまで行く。しかし、片道15.50ポンドもかかるとは思わなかった。あとで地図で確認すると回り道をされてますね。あの野郎!(失礼)。Kenfig Nature Reserve Centreの駐車場には20台の車がすでに停まっていた。Centreは平日は2時から4時半のみ、週末は午前10時から開いているはずだが、10時半過ぎに着いたのに開いていなかった。理由は不明。このCentreではガイドツアーもやっている。
Kenfig Nature Reserveを歩いてみると、Dune(砂丘)と出ていたので鳥取砂丘のようなものをイメージしていたが、全く違う。砂が表面に出ているところはそんなに多くはなく、ほとんどのところは背の低い植物が生えている。Kenfig Poolという湖があるくらい。しかし、中世はここに城塞都市があったそうな。ところが1600年ころまでには砂に埋もれたしまったんだそうな。北の端に城跡だけあるそうだ。広めの遊歩道に沿ってのんびり海岸まで行く。海岸に沿って少し歩き、また内陸に戻る。帰りは細い道をたどる。細い道の方がいろいろな動植物がいて面白い。一度はウサギのようなサイズの灰色の小動物も見かけたが、すぐに隠れていなくなってしまったのでなんだったかは不明。さまざまな鳥の鳴き声はどこでもずっと楽しめる。ただし、小道は途中でたくさん枝分かれし、どちらの方角へ向かっているのかわかりにくいので要注意。親方は方向感覚と一度通った道を覚えているのは自信があるのだが、今日歩いた同じルートを再度歩ける自信はない。太陽や遠くの景色を見てないと方向がわからなくなる。標識らしきものは全くないし。曇っている日だったらコンパスを持っているほうがいいかも。のんびり一周して1時間半ほど。もちろん、もっと長時間ウロウロと歩き回ってもよかったが天気が不安。Reserve Centreまで戻ってみると、表示はOPENと変わっていたが、鍵はかかったまま。さっぱりわからず。
12時過ぎになって、それまで日も出ていたのに暗雲が。この周囲には店などなにもないので、タクシーで来るときに見かけた、1kmほど北にあるPrince of Walesというパブに向かう。ちょうどパブに着く直前に降りだす。早めに戻って正解だった。パブではビール2パイントと鹿のシチューVenison & Porto Casseroleをもらう。ビールは目の前で樽から注ぐ。Cask Aleと書いてあるパブは多いが、樽から注がれるのを目の前で見たのは初めて。シチューもおいしかったし、量も十分。合計で11ポンド弱。ここは親方の好きなタイプのパブです。食べ終わっても雨がやまないどころか雷雨に。しばらくパブで時間をつぶすと1時10分ごろには雷もならなくなって、空も少しだけ明るくなり、雨も少し小降りになったので、もうあきらめてPyle駅まで3kmほどを歩いていく。ずっと雨はやまず。2時過ぎの電車に乗る。これに乗れないとこの駅に停まる電車は次は2時間後。
結局、ここは観光地ではなく、地元の人たちが車でやってきて自然を楽しむところでした。














