北ウェールズ旅行記(2005.6.4〜68)



6/4 雨の中をSnowdon登山

 今日から3日間の予定で北ウェールズへ。3月に続いて二度目。月曜日は平日ですけどね。どうしてもスノードニアに行きたくて。スノードニアは7月、8月の週末は異常な混雑だと聞くので、6月末から7月はじめにかけてのアメリカ・カナダ出張から戻ってきてから行くよりは今の時期に行こうかと、突然思い立って。さすがに北ウェールズへは1泊では効率が悪い。金〜日曜日の3日間にすると、行きが平日なので使う予定のWales Flexi Passの利用制限から、9時以降でないと電車に乗れない。すると金曜日の夕方にようやく北ウェールズに着くので非効率。そう考えると、土〜月曜日の日程がいいだろうと考えた。
 代行バスの時刻に起きなくっちゃ、というので眠りが浅い上に金曜の夜でずっと騒々しく熟睡できず、2時に起きだす。3時に家を出て歩いて駅へ。この時刻でも人はたくさんいる。特に中心部は酔っ払いがたくさん。ちょっと危なげで帰るでもなくウロウロしている若い男女四人組に声をかけられたが、聞こえない(ないし英語がわからない)ふりをして無視。あんなのに関わるとろくなことがないだろう。駅には3時20分過ぎに到着。昨日駅のインフォメーションで代行バスのことを聞いたら、ここに来いと言われたが、さすがに駅は閉まっている。駅前のベンチで待つ。この時刻だと普段見られないものがいろいろ見られる。薄着の酔っ払ったお姉さん2人組が停まっているタクシーの窓やミラーを強く叩いて、怒られて追っかけられてハイヒールを手に持って走って逃げているのとか。ビルの陰で立小便の若い男性二人組みとか。
 3時半に駅のドアが開けられる。中に入ってバスについて聞くと、Bay側のロータリーに行けといわれる。なら昨日聞いたときにそっちのロータリーに行けって言ってくれればいいのに。代行バスには行き先も何も書かれておらず、「Rail Replacement」という張り紙のみ。さすがにこの時刻の代行バスに乗るのは親方一人。3:36発のバスはNewportへ向かうのにいつもと違う鉄道線路のBay側の道を通るので面白く、ついつい周囲を見てしまう。その後も少し眠るが、Newportほかの駅に停まるのでウトウト程度。Newportで乗ってAbergavennyで降りた客があと一人だけ。予定より早く5時20分にHerefordに到着。このNewport−Hereford間の電車がまたもEngineering Workのため、予定よりも早く3時半に出ないといけなかったというわけ。そうでなければ4時33分発の電車でよかったのに。この代行バスでは特にチケットのチェックもせず。
 Herefordの駅で電車を待っていると、駅員に声をかけられる。Newport駅で親方を見かけたんだそうな。Cardiffでは小降りだったが、ここではもう天気は悪くない。虹も見えた。Hereford発の電車は少し遅れて5:45発。この電車に乗ったのも親方一人。車中で寝て、Creweには8分遅れの7:21着。おかげで接続時間が短く、あわてて次の電車のホームへ急ぎ、7:26発の電車に乗る。定刻どおりに7:45にChester着。ここで接続時間があるので、駅でコーヒーとパイの朝食。また駅の自動販売機で0.50ポンドのチョコレートを買おうと思ったら、すでに0.30ポンド入っていて残り0.20ポンドだけ入れれば買えた。そんなこともあるんですね。おつりが出ない機械なのに、前の人が小銭がなかったのでしょう。駅で掲示を見ていたら、面白いものを見つける。さすがにChesterでは人が増える。
 8:22発の電車に乗って、3月にも来たLlandudnoへ。当初の予定はLlandudno Junctionで降りてバスに乗る予定だったが、その先のLlandudnoで降りてバスの始発の場所から乗っても同じバスに乗れることがわかったので、Llandudno Junctionで長い時間待っていても仕方がないので先まで行こうと。Wales Flexi Pass 8daysを使っているので、先まで行っても料金に影響はないし。Llandudno到着は9:31。
 バスは駅前から発車となっているが、駅前にバス停はあるけどバスの番号は書いていないので不安。駅の切符売り場で聞いたが、知らないと言われる。だが、駅前って書いてあるならそこよって。見ていると、荷物もなく観光客ではない男性三人組がやはり同じバスに乗りたいらしく、同じ時刻表を見ながら、駅員に尋ね、またバス停の前で左右をキョロキョロ眺めている。ちなみにこの時刻表だが、Public Transport Maps and Timetablesというもので、スノードニア地方のバスの時刻表。親方が持っていたのは3月20日から10月30日有効のもので、前回3月に北ウェールズに来た際に入手してあったもの。この地域ならばどこのインフォメーションにも必ずあるし、ホテルやその他の有名観光地などでもよくおいてある。これをもって旅している人も数多く見た便利なもの。スノードニアをバスでめぐるなら必須アイテム。
 定刻2分過ぎて9:52に路線S2のバスが来る。このS2路線は本来はベトゥス・イ・コイドBetws Y Coedから先のバスだが、一日にこの時刻の便だけLlandudno発になる。LlandudnoからBetws Y Coedへは鉄道もあるが、昼間は3時間に1本しかなく不便。このバスに乗るために今朝は早起きをしたというわけ。しかも、この便はオープントップの二階建てバス。ならば眺めもいいだろうと思って。その便がオープントップのバスかどうかは上述の時刻表に出ている。運転手にWales Flexi Passで乗れるか聞いたら、知らないなあこんなの、という顔をして、裏表をながめてからOK!と。こういういい加減さは好きです。実はこの点は不明で、使えない可能性もあった。Wales Flexi Passの購入時にくれた使用可能のバス路線図には、ここの路線は96番という名前で使えることになっているが、実際には96番というバスは走っていないようで、上述の時刻表に出ておらず、全く同じルートのこのS2がある。たぶん使えるだろうとは思ったけど。当然2階に行くが、狙っていた席、一番後ろは3人連れにすでに占められていた。なので真ん中辺の階段のすぐ後ろの席に座る。ちなみに一番前はガラスがあって風も強くないが、左右の斜め方向は壁になっているので意外と眺めが悪い。写真をとる場合もガラス越しでないほうがいいし。ながめはよいけど、風はすごい。帽子などは飛ばされそうで危険。
 Betws Y Coedまでは人も少ないが、Betws Y Coedからはたくさん人が乗ってくる。たしかに、Betws Y Coedまでは大きな川に沿って谷をさかのぼっただけでほとんど標高は上がらず、ここからが一番眺めがいいところですから。なのに、少し行くと雨が降り始める。シクシク。11:10分に着いた終点のペン・イ・パスPen-Y-Passでは本降り。雨がひどいようならそのままLlanberisへ行こうかとも思ったが、Cafeでスープとパンの簡単な昼食(2.50ポンド)を食べながら少し待つ。インターネットで見た今日の予報も、Cafeの建物の入り口に掲示してある予報もほぼ同じで、朝は曇時々晴ときおりシャワーだが、午後は良くなり、夕方はDryというもの。なのでこの雨が一時的なもので、これから良くなると期待して待つ。すると雨はすぐに上がり、Cafeにいた人たちも次々出発。少し様子を見ていた親方も11:45にSnowdon登山に出発。しかし途中でまた雨が降りだし、頂上まで行かずに3時半にPen-Y-Passまで戻ってきたときもまだ本降り。天気予報はあてにならないとはいえ、残念。
 20分ほど待ってS1のバスでLlanberisへ。30分ごとに走っているS1のバスは、Wales Flexi Passの地図には出ていない。片道1.50ポンド。なお、このS1やS2などを1日乗り放題で3ポンドという券もある。親方は外でぬれながら待っていたのでバスの1階に席を確保できたが、遅くに乗車した人や物好きは雨の中でもオープントップの2階。それでも一杯。待っていた全員が乗り込むのに10分ほどかかり、4時前に出発。しかし、大多数の客はLlanberisへは行かず、途中の駐車場で下車。つまりPen-Y-Passの駐車場は狭くて停める場所が無いので、下の大きな駐車場に停めてこのバスで移動している人が多いということ。
 Llanberisへは4時15分ほどに到着。ツーリストインフォメーションへ行ったのち、道に迷った末ホテルには5:15分にチェックイン。靴は脱ごうとしたら靴紐の金具がこわれてはずれる。もう一足サンダルを持っているとはいえ困ったもの。まず風呂に入って温まる。普段はカラスの行水の親方だが、ゆっくり入って温まる。荷物の中も濡れてびしょびしょ。服はビニールに入れてあったので大丈夫だったが、時刻表とか、パンフレット、ガイドブックのコピーなどがやぶけたりインクがにじんだり。持っていたトラベラーズチェックは無事でよかったけど。あわてて紙類は一枚ずつ慎重にはがして乾かす。読めなくなって困ったところがなかったのは不幸中の幸い。ホテル内で食事をし、騒音から部屋を替えてもらって、結局10時に就寝。

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6/5 安易な方法で山頂へ再挑戦後Beddgelertへ

 5時半に目ざめる。6時に朝の散歩へ。ホテルに戻ると7:20。少し部屋で休んでから、8時に朝食へ行き8時40分にチェックアウト。それからあわててSnowdon Mountain Railwayの切符売り場に行って朝一番の登山電車9時に乗り、Snowdon頂上へ登り、眺めを楽しむ。
 11時20分過ぎに降りてきて、おみやげ物屋を冷やかす時間もなく、バス停に急いで、11時半の88番のバスに乗る。このバスは平日なら30分に一本の割であるが、今日日曜日は一時間に一本なので、これをのがすと予定が狂う。Llanberisに来るのはこの便でCaernafonから来るか、85番でBangorから来るのが普通でしょう。でも西から来るこちらよりは親方の通った東側のPen-Y-Passからのほうが山の景色は断然楽しめる。
 12時ちょうどにCaernarfonへ到着。3月に来ているので土地勘はある。まず川の近くのWelsh Highland Railwayの駅へ向かい、次の汽車(13:30発)のチケットを購入しに行く。しかし、Wales Flexi Passがそのまま使えるので不要といわれる。それを確認してから、町の中心部へ行き、Black BoyとかいうInnで昼食。ビール1パイントとローストビーフ。すぐに熱々の皿に乗ったローストビーフが出てくる。Horseradishとの相性がよい。つけ合せの野菜にSwedeがでてきたのはここがはじめて。12時45分に食べ終えて、ツーリストインフォメーションへ。前回も来たけどアクセシビリティーに関して聞き損ってますし。しかし、まとまった情報はないといわれる。ただし、ここなら大丈夫という場所のパンフレットを集めてくれる。多くがLlanberisでしたけど。3月に続いて再度Caernarfon Castleに行く時間はないので、おみやげ物屋を冷やかしてから駅へ戻り、13:30のWelsh Highland Railwayに乗る。途中少し小雨も降るが、一時的で問題なし。ただし、山の上のほうはガスがかかっているので、Snowdonの山頂はダメかも。
 現在の終点Rhyd Dduには14:40着。ここはSnowdon登山の南西からの登山道の基地だが、村というのもおこがましい集落でしかない。集落のはずれの駅のところには駐車場があり。この駐車場のはずれにバス停がある。だが、時刻表ではここを出るバスはS96とS4だけで、S96は日曜は運行がなく、平日でも14:36に前のバスが出てしまう。S4は次は16:09。ということで、何もないところで1時間半も待たないといけない。と思っていたら、目の前でBeddgelert経由Rhyd Ddu行きと書かれたS96のバスがやってきて乗客を下ろした。どうも折り返して戻るらしいので運転手に聞いてみると、乗れといわれる。Beddgelertまで1.20ポンド。少し待った後、2:50にバスは出て、Beddgelertへは10分で着く。Sygun Copper Mineなどを見てからPlas Tan Y Graigという宿に泊まる。9時に部屋に戻ってすぐに眠ってしまう。

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6/6 バスと電車を7本乗り継いでカーディフへ戻る

 月曜日。夜中にのどが渇いて3時に起きたほかは熟睡。5時過ぎに起床して5時45分ごろ朝の散歩に出かけ、7:15に宿に戻る。9時10分にチェックアウトして、バス停に行き、9:25分発の97番のバスでPorthmadogへ。9:45着。当初の計画ではここから電車に乗ってHarlechへ行き、世界遺産のHarlech Castleを見に行こうと思っていたのだが、今朝になって気が変わる。これだけSnowdoniaを楽しんだんだからHarlech Castleではないのではないか、となんとなく思う。どこへ行こうかいろいろ考えた。たとえば、X32のバスでAberystwythまで行き、13:05発のX40というバスに乗れば西ウェールズの町をめぐってバスだけでカーディフに戻れるなとか。
 結局、10:20発のX32のバスでDolgellauへ行き、X94のバスに乗り換えてBalaまで行くことにする。Porthmadogで接続が30分ほどあるので、ツーリストインフォメーションを覗き、ヨットハーバーを見て、町を少し歩く。X32のバスルートは眺めはそれほど良くなかった。山の中を通るからもう少し眺めがいいのかと期待していただが。ほぼ定刻の11:10にDolgellauに到着。約10分の接続時間を利用して、バス停の隣のツーリストインフォメーションでBala Lake Railwayの時刻表を入手。11:20発のX94に乗る。ところが、運転手にWales Flexi Passを見せると裏表を眺めながら、「これは電車だけだ」とか「こんなの使えるなんて聞いてない」などという。なので、Wales Flexi Passと一緒についてきたマップを見せながら、「この路線がつかるって書いてあるじゃないか」とか「この前のX32だってこれを使ってきたぞ」とか言うと、「わかった、OK」との返事。ちゃんと使えるはずのところで拒否されるとは思わなかった。運転手への教育がなってない。
 Balaの町には11:55着。町と湖を眺めてからレジャーセンターのすぐのバス停に行くと、バス停の時刻表が間違っている。バスの時刻まであと10分だったので、ここで待っているとちゃんと来ました、X94。しかも、今度の運転手はPassを見て、すぐOK。当然でしょう。Llangollenに着く手前から車窓の眺めが良くなる。Llangollenには13:55に到着。昼を食べて少しウロウロしてから3時ちょうど発のはずだが5分ほど遅れて出発した555番のバスに乗る。約15分でRuabon Stationのところで降りる。少しわかりにくかったけど。このバスで終点のWrexhamまで行ってもたぶん同じ電車に乗れるのだろうとは思ったが、バス停から駅がどれだけ離れているかわからずちょっと不安だった。Ruabonは無人駅。駅舎はコンピュータ会社が使用していた。35分ほど待って15:53発の電車に乗り、Shrewsburyに16:24着。ここで乗り換えて5分ほど遅れた16:42発のカーディフ行きに乗り、18:45ごろカーディフ到着。
 バスに乗って家の近くまで行き、夕飯に中華料理を食べてから帰宅したのが8時。それからぬれた服の洗濯をしながら、メールの返信。特許事務所から、既存技術との差異に関する質問などに答えるほか、学生への返事など。今日はバスや電車が多かったので、それほど疲れなかった。雨の中を歩いたけど風邪もひかなかったし。

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カーディフ滞在記6月上旬編(2005.6.1〜6.10)