| 一人勝ちと独り占め |
| 最近、一人勝ちという言葉を耳にします。たとえば、ヤフー、東京ディズニーリゾート、楽天、プレイステーション、マイクロソフト、デル(US)、セブンイレブン、アマゾン、最近はやや不調ですが、ユニクロ、マクドナルド・・・など。 確かに、今までと比べ、1社が2位以下の会社を圧倒する事が多くなってきていると思います。 これは、これでよいのですが、ひとつ問題がでてきているようです。 それは、一人勝ちが独り占めに変わることです。 一度、一人勝ちにより圧倒的なシェアを持つ。そこで突然、ここから独り占めが始まるような気がします。 目立つものとしては マイクロソフト・・・インターネットエクスプローラー無料配布により、ブラウザ市場を圧倒。ネットスケープは見る影もありません。インターネットエクスプローラーで圧倒して、その後、OSも事実上の独り占めを続けています。ウィンドウズ以外の代替がなかなか難しい。 また、ソフトも一太郎にはワード、ロータス123には「エクセル」で市場を席巻しています。市場を席巻したまでは良いのですが、独占の驕りか、バグが発生しても、対応などがおろそかになっていると思います。また、短期間でどんどんバージョンアップしていくのも、独り占めのなせる技だと思います。(まあ企業としては当たり前なんでしょうけど) (追記)マイクロソフト:「安全なIEは、XPへの有料アップグレードで」 記事はこちら(CNET Japanより) こんな記事を見かけました。インターネットエクスプローラー(IE)の最新セキュリティ機能を導入するには、Windows XP SP2にするしかないという意向らしいです。 つまり、旧Windows 利用者(95、98、ME、2000など)は、皆、Windows XP SP2を買えってことなんですよね。 IEを無償配布で、一人勝ちし、そして今度は独り占めする作戦のようです。ちょっとこれは酷いなと思いました。(一応、Operaも利用しているので、そちらに切り替えようかな) 楽天・・・楽天も当初は、固定料金で出店できていたのですが、一人勝ち状態になった最近、出店料を基本料金制から従量料金制(売上から定率で手数料を取る)になったと聞きます。出店企業は、他に有力なネットモールが無い以上、このまま楽天の方針に従うしかないようです。これも、独り占めに変わったからだと思いました。 ヤフー・・・まず、ヤフーオークションが挙げられます。これも当初、他社のネットオークションより安い手数料で始めていますが、市場を席巻した後は、落札価格の3%徴収に切り替わっています。私もヤフーオークションはかなり利用していますが、この変更の際にオークションサイトを他に変更を考えましたが、ヤフオクが一番集客力もあり、売買しやすいのは歴然とした事実なので、悔しいけど(^^;;今でも利用しています。 (追記)巨大グルメ検索サイト、ぐるなびにも似た動きがありました。記事「ぐるなびが会員制度を導入!加盟金が5倍に!」ぐるなびはこの分野で一人勝ちしているようですが、これも独り占めの考えが入っている気がしました。 また、ヤフーは検索サイトでも一人勝ちしています。ここでもヤフーの独り占めの動きを感じます。従来はサイト掲載は、ヤフーのサーファーによる無料掲載でしたが、今では企業HPは、有料でディレクトリに掲載するサービスをはじめていますし、検索結果を見るときも、検索結果より先にスポンサーサイトを表示させるサービスを始めています。 これにより、ヤフーのサイトは探したい情報がちょっとだけ見つけにくくなっていると思いますが、他に代替の手段があまり無い(この点ではグーグルが対抗馬になるとは思いますが)ので、結局ヤフーを利用し続けるしかないという状況ではないかと思います。 なお、グーグルも最近は独り占めの方向に変わりつつある気がするのですが、気のせいでしょうか。 東京ディズニーリゾート・・・ここもテーマパークとして一人勝ち状態です。私はここのファンですが、ここも独り占めになっている気がします。 例えば高すぎる飲食費。ディズニーランドの食事ははっきり言って高いです。しかもあまりうまくない。しかし、お弁当持込禁止のために他に選択肢はありません。ここに美味しい食事を提供できる他社サービスを入れた方が良いと思うのですが、それは無さそうです。 また、これは東京ディズニーリゾート自体の問題ではありませんが、東京ディズニーリゾートのガイドブックは、大半が講談社です。 なお、講談社は東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーです。他社のガイドブックもあることはありますが、キャラクターの写真が掲載されているガイドブックは講談社のものだけのようです。(講談社以外の出版社のガイドブック8冊ほどを見ましたが、どれもキャラクターの写真無し、オフィシャルな地図無し、アトラクションなどの内部の写真無しでした、何か関係がありそうです) どうも、ガイドブックで独り占めの要素が働いている気がしました。 <追記>一人勝ちと独り占めの事象を探していたら、ハリーポッターの本にも、一人勝ちから独り占めの流れがあるように感じました。 現在 ハリーポッター第5巻が4200円(2冊組)で売られていますが、 第1・2・3巻は、1冊1995円でした。 2冊組となった第4巻は3990円ですが、1冊あたり1995円です。 しかし、第5巻は1冊あたりに換算すると2100円となり105円の価格上昇です。これは確実なリピーターが確保できるという読みに基づいた独り占め行為になってるような気がしました。 <追記>ぐるなびが会員制度を導入!加盟金が5倍に →ソース グルメサイト大手のぐるなびも会員制の導入による事実上の値上げに踏み切ったようです。ぐるなみもグルメ検索サイトでは圧倒的であり、ここで独り占めの作用は働いてきたのかもしれませんね ■独り占めのしっぺ返し 一方、一人勝ちは、それに対してしっぺ返しもあるようです。 マクドナルド・・・ここも今は低迷していますが、一時期一人勝ちでした。圧倒的な安さで他社を圧倒しました。ただ、ここはその後の値上げで失敗して業績が低迷しちゃっていますが、価格戦略には、一人勝ちから独り占め(圧倒的シェアをもった時点で値上げ)を考えていたのかも知れません。しかし、自ら仕掛けた、価格政策で足元をすくわれました。 また、プレイステーションの成功は、スーパーファミコンで任天堂が一人勝ちから独り占めに変わったからという気もします。 また、先述のハリーポッターも第5巻では、かなり苦戦をしているようです。4巻頃から本が厚くなり、読み疲れな部分もあり(私は2巻まででギブアップ)、また、今回の4200円という価格設定も一部のライトユーザーを引かせてしまったような気がします。 本来ですと、リピーター及び新規増加には、せめて3990円、あるいは3000円台前半くらいに設定した方が、売上冊数が伸びるメリットがあったのではないでしょうか・ ■独り占めを阻止する機能が必要 独り占めを阻止するには、やはり競合が必要だと思います。このためには2位以下をバックアップする機能が必要なのかも知れません。 今でいうと、マイクロソフトには、OSでリナクス、ブラウザでオペラ・・・など、ヤフーに対しては・・・思い浮かびません。グーグルが候補ですが、ちょっとサイトの質が違うかな。 ヤフーオークションに対してはビッターズとか。 ハリーポッターはなんでしょうかね。キラーコンテンツとなる本がでてくれば変わるかな。 ■サービスが低下していないものもある コンビニでは、セブンイレブンが一人勝ちしていますが、ここはまだ独り占めという感じにはなっていません。パンやデザートなどでは、ここは結構美味しいし、ネット通販の受け取りなどサービスは拡大しています。(まだまだ独り占めできる段階ではないというのもあるとは思いますが) このまま、良質なサービスを提供していて欲しいと思います。 ※私はセブンイレブンの焼きたて直送便のパンが好きなので、いつもセブンイレブンを利用しています(セブンイレブンの回し者ではありませんよ・・・念のため) 企業として一人勝ち=独り占めが当たり前なのかも知れませんが、そうでは無い企業が増えてくれるといいなあと思います。 |