ベテラン技術者のスキルを生かした金型総合修理の新ビジネスモデル

 大真精機(株)(敬称略)は、約30年間ブロー金型の製作に携わってきました。この間に培った技術を生かして、金型の熔接・修理・仕上げをスルーで行なうという新しいビジネスモデルを立ち上げました。

 この新ビジネスモデル立ち上げの目的は、以下のようなものです。

・ 金型修理に特化することによって、ベテラン技術者が永年の経験で蓄積したスキルを十二分に発揮でき、顧客により高い
   サ−ビスを提供する
・ 昨今の海外での金型製造など職場を失った技術者に焦点を合わせ、金型総合修理という職場をつくることによって技術の
   継承と永年雇用を促進する

     従来無かった「熔接+修理+仕上げをスルーで」というビジネスモデル創造による新市場を開拓する 
     循環型社会の中で金型の再利用によって省エネルギ−化を図り環境問題解決へ寄与する。
     この事業で技術者の雇用延長を図りたい。

 大真精機鰍ナは、技術者の高齢化と技術の継承が途絶えることを憂い、以前からこのような構想を持っていましたが、修理に伴う従来の電気溶接では微細な溶接が出来ず、事業として始めるには難しいと考えていました。しかし昨年、画期的なYAGレーザーマシンに出会って、金型の総合修理事業をスタ−トさせることができました。

              
 YAGレ−ザ−マシンは、分離型(写真左)と一体型(写真右)があり、以下のような技術的な特徴と長所があります。

・レ−ザ−ビ−ムのフォ−カス(焦点f)で溶融結合する。電気的溶融や接合ではない。
・焦点距離(fd)が長い。(150ミリ)
(1)集光されたレ−ザ−ビ−ムの収束角度θが鋭角になり、
狭い金型部位やリブ奥など、金型部位のきわめて狭く小さい凹状の底
  直角すみ肉(内角)、V溝の底が簡単に微細肉盛できる。しかも上部の両エッジが熔損しない。
(2)作業空間が広くなり、金型入れ子を傾斜しても空間的な制約を受けない。
  
半月形 凹状金型部材の拡大写真  同左 微細肉盛部位の拡大写真
半月形 凹状 鋭角V溝の底の補修ビ−ド
ビ−ド幅 0.88mm 原型の深さ 3mm 長さ 8mm
左右のエッジに熔損がない
                     
 金型は、自動車部品、精密機械、電器製品の筐体、電子部品、事務用品、日用品などの製造にはなくてはならないものです。
 このように生産を支える金型の修理、メンテナンスの新ビジネスモデルは、ベテラン技術者のスキルの活用、活動問題への寄与と言った
現代の課題を解決してくれる非常にすばらしい事業と言えます。                                    (文責 星野)


                                                 

金型修理やこの事業に関する問い合わせ先
大真精機(株) TEL 047-384-7111  FAX 047-384-7112

担当: 関根
E-mail  chiba@fa2.so-net.ne.jp



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