「《ポケミス》名画座続映決定!!」

 発行・早川書房
 
松村清志

 


 本サイトで応援してきた早川書房の《ポケミス》名画座は現在第6弾「刑事マディガン」が発売中、12月にはフィルム・ノワールの名作
「男の争い」が発売予定。うれしい悲鳴。前にも少し述べたポール・アルチの2冊「第四の扉」「死が招く」も合わせて本当に、
ありがとう早川書房、ありがとう《ポケミス》であります。それにしても本が増えすぎちまったぜ。今手元に8冊キープしてあるし、
見たい映画もありすぎだ!!。時間がない!!。そんなわけで「刑事マディガン」「男の争い」の2冊は年末年始のバケーションでゆっくり
読んで年明けに掲載するつもりですので、早川書房の川村さん、そこんとこよろしくです。
 さて、前ふりも無事に終った所でまたもやうれしいニュース、《ポケミス》名画座は2004年も続映決定だ!!。ラインナップは以下の
6タイトル(発売時期、刊行順は未定)
 「白い恐怖」「ピアニストを撃て」「殺しの接吻」「セメントの女」「怪人フー・マンチュー」「ドクトル・マブゼ」、簡単に解説
すると、「白い恐怖」はヒッチコック映画の「ピアニストを撃て」はトリュフォー映画の原作と、映画ファンならそれで判るはず。
「殺しの接吻」はロッド・スタイガー、ジョージ・シーガル主演、ジャック・スマイト監督の69年度作品の原作。マザコンの殺人者と
彼に“奇妙な友情”を感じる刑事を描いたサイコ・サスペンス、公開当時、都筑道夫、瀬戸川猛資らが絶賛していたそうです。僕は未見
だが、作者はあの「明日に向かって撃て!」(69)の脚本家ウィリアム・ゴールドマン、これは楽しみだ。「セメントの女」はフランク
・シナトラ主演、ゴードン・ダグラス監督の1968年度作品の原作、60年代に2本作られた“トニー・ローム”ものの1本。
“トニー・ローム”ものは2本ともTV放映で見ているが、ご幼少の頃なのでまるっきり憶えていない。すまん。軽ハードボイルド、
双葉十三郎によって「ハーフボイルド」と称された作品。60年代に人気だったカーター・ブラウンのようなものか?。マニアックな
選択だ。
 そして、何といってもうれしいのはフー・マンチューとドクトル・マブゼの2大怪人揃い踏みである。これは本当にちょっとした
「事件」だ。特にフー・マンチューは名前は聞けど姿は見えずの典型であった。「007/ドクター・ノオ」のモデルとなった中国人大悪党
だが、映画ではピーター・セラーズ主演のパロディものとか、クリストファー・リー主演、エロとホラーが本職(?)のゲテモノ監督
ジェス・フランコによるB級映画しか見る事が出来ず、大人気であったというジーン・アーサー主演(!!)の本家は見た事がない。発刊に
合わせてぜひ上映を実現して欲しいと願わずにはいられない。
 それやこれやで、2004年も《ポケミス》名画座を応援しよう。


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