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やはり、山よりも海の方が好きなんだ・・・
やはり、冬よりも夏の方が好きなんだ・・・ それを再認識させてくれたのが、『ビーチボーイズ』というドラマだった。 この一つのドラマが自分に大きな感銘を与えることになる。 『ビーチボーイズ』との出逢いは、ドラマの本放送があった1997年・夏。当時、 反町隆史と竹野内豊のダブル主演ということでマスコミの話題を独占していたが、自 分は広末涼子が出演するというだけで見始めたドラマであった。しかし、ストーリー と美しい海の映像など、回を重ねる毎に『ビーチボーイズ』の魅力に惹き込まれ虜に なっていった。ちょうど同時期に伊豆大島の海を訪れたということも、その要因の一 つだろう。その頃の自分には珍しく、第1話〜最終回まで全てを通して見たドラマで あった。 1998年・正月のスペシャル番組を見て録画をしたが、冬に突入するにあたり 『ビーチボーイズ』から離れていってしまった。 しかし、その年の夏、再び『ビーチボーイズ』と遭遇ことになる。夕刻の時間の再放 送で、その日たまたま家に居て第1話を見たことが、自分の『ビーチボーイズ』に対 する思いが覚醒した。全話をビデオに録画し、それを数ヶ月間見続けた。何が自分を そうさせたのか後になって考えても分からないが、とにかく時間さえあればビデオを 見た。その頃は(今でも少しそうだが)、全ての台詞が言えてしまうほどだった。 ドラマ『ビーチボーイズ』にはよくあるベタな恋愛ドラマとは異なる。 「人生」・「夢」だけではなく、「男の友情」・「男と女」・「親と子」など、様々 な角度から人間本来のあるべき姿を映している。ギャグのセンスも抜群だった。 当時、広海か海都を自分に置き換えていたのではないかと思う。そのくらい格好良い、 それでいてほのぼのとしたドラマだった。現実には2人の様な生き方は難しいと思わ れるが、それでも忘れかけたものを、認識させてくれたドラマだったと思う。 それ ぞれが本当の人生に飛び込む事ができたっていうこのドラマに、多大な影響を受けた。
ドラマを見てから、常に“自分の海”はどこにあるのかということを意識するよ うになった。とにかく一流と言われる大学に入学し、大企業に就職し、家庭を作り、 定年まで働き、孫の顔を見ながら退職金と年金で老後を過ごす。こういう人生コー スが一番というある意味古い固定概念を持っていた自分の考えが変化し始めた。別 に上述の人生が悪いと言っているのではない。“他の生き方”があるのではないか と思い始めたのである。 そして5年という年月を掛けて辿り着いた答えが 「青年海外協力隊への参加」 である。これが果たして“自分の海”なのかどうかは、今の自分には分からない。 おそらく任期が終える頃に結論が出るだろうし、任期を終えた数年後に判るものな のかもしれない。もしくは、死に際に「あれが自分の海だった」と思うのかもしれ ない。 まぁ、世の中には「ドラマなんかにのめり込んで」とか「ドラマなんかに影響され て」と言う人もいるでしょう。それでも、自分はこのドラマに出会えることができて 良かったと言い切れる。“人”として“男”としてどうあるべきかというものを、真 剣に考えさえてくれた素晴らしいドラマだった。 出会えて良かった。 出会えてなかったら、今とは違う人生になっていたかもしれない言っても過言では ないと思う。 |
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