<海外フライト体験記 グアム編 グアム島一周>
<2000/4/14 セスナ172M型機:C-172M>
グアムで手軽なフライトは、グアム島一周コース。
淡路島程の小さな島なので、道(?)に迷う事もない。
グアム−アガニャ国際空港は、島のほぼ中心に位置する。そのすぐ西側の海岸がホテル街。
島の北側は比較的平地だが軍用の空港が鎮座、逆に南側は民間人が多く住んでるが山岳地帯。
あの横井さんもこの辺に居た。

これから乗るセスナ172。N80328。
まず、駐機エリアから滑走路へ移動する。
飛行機:AGANA GRAND. this is cessna 80328.
spot C1. request taxi for take-off.
管制官:cessna 328. taxi to DELTA. runway
6L.
DELTAとは、滑走路脇のポイント。ここまで来たら管制塔に連絡、離陸許可を貰う。
飛行機:AGANA TOWER. cessna 80328. position
DELTA. request take-off.
管制官:cessna 328. say your direction. wind
070 at 15. clear for take-off.
飛行機:we are local flight. clock wise around.
first time proceed TWO LOVERS. taking off.
「TWO LOVERS」とは、有名な「恋人岬」の事。時計回りに島を一周するのでまずここに向かう。
スロットルを全開にし離陸滑走。
ほぼ真向かいの貿易風を受けて離陸、眼下に珊瑚礁のアガニャ湾が広がる。

中央が恋人岬。100メートルの断崖絶壁。
離陸後、管制塔から空域管制のグアムセンターと交信の指示。
飛行機:GUAM departure. this is cessna 80328.
airborn AGANA. clock wise around. below 1500feets.
管制官:cessna 328. this is departure. radar
contact. maintain at or below 1500feets.
交信を終え、恋人岬へ向かう。高度はおよそ1500feets。気流も安定し、揺れは少ない。
眼下には珊瑚礁のメチャ綺麗な海が広がる。
このまま沿岸に沿って北上、およそ5分で島の最北端に達する。
そろそろアンダーソン空軍基地の空域、時折小粒の戦闘機が飛んでいるのが見えてくる。
1999/6の時は、日本のF-15も交流とかで来ていた。もちろん、空の上でもすれ違った。

北部に鎮座するアンダーソン空軍基地。
基地を過ぎると今度は南下。島の東側に沿って進む。
程なく離陸したアガニャ空港が右手に見える、
丁度JALが到着寸前、なかなか大型機を上から見下ろす機会は少ない。
そうこうする内に、島の南部に差し掛かる。南部は山が多く、少しずつ揺れ始める。
この付近は原住民であるチャモロ人が多く住んでいた場所。
ホテル街とはまた異なるのどかな雰囲気である。

東海岸にある、パゴ湾。VFR機のREPORT POINTでもある。
そして、南部最大の観光名所、ココス島にさしかかる。
ココス島はサイパンのマニャガハ島のような小島。横須賀の猿島ほど。
しかし、珊瑚礁の中にポッカリ浮いた上空からの眺めは言葉にしがたい美しさである。

珊瑚礁にポッカリ浮かんだココス島。
マリンスポーツのメッカ。
ココス島を過ぎ、今度は北上。グアム最大の港、アプラ港に向かい程なく着陸となる。
ここで、進入管制官に着陸の連絡をする。
飛行機:GUAM approach. this is cessna 80328.
position COCOS ISLAND.
request landing for AGANA airport.
管制官:cessna 328. report APRA HARBOR.

飛行中の計器盤。
管制官より、空港至近のアプラ港に向かう指示を得る。
アプラ港とは、グアム最大の港。大型の貨物船やアメリカ海軍の艦船が多く停泊している。
約5分でココス島からアプラ港に到着する。
なお、この間がグアムで一番揺れる空域。
常に北よりの貿易風が吹いている為、山の風下となり、気流が乱れている。
因みにグアム名物のイルカ遭遇ツアーも、この付近の海域である。
アプラ港上空で、位置通報を行う。
飛行機:GUAM approach. cessna 328. over APRA
HARBOR. inbound AGANA.
管制官:cessna 328. hold over APRA HARBAR.
we have landing traffic.

進入ポイントのアプラ・ハーバーへ向け飛行中。
どうやら、先行する着陸機が居るようだ。しばし、アプラ港上空で旋回する。
そのうち、前方を大型の旅客機が横切っていった。
その後再度、無線連絡が来る。
管制官:cessna 328. report left base runway
6L.
空港への進入が許可され、アプラ港から空港に向かう。
途中、巨人がキャンプに来るパセオ球場上空を通過。
空港が目前に近づくと、今度は着陸の許可が出た。
但し、滑走路が右隣の平行滑走路6Rに変更される。
またまた、到着する別の旅客機が居るようだ。
管制官:cessna 328. clear to land runway
6R. we have landing traffic runway 6L.

判りにくいがニミッツVOR。このすぐ左脇にKE便が墜落。
慰霊碑が有るが、通常はここに行けない。
ここからは緊張が高まる。
先行して着陸した大型旅客機の後方乱気流と、隣の滑走路に着陸する後続機。
私のセスナは速度:60ノット、後続機は少なくとも速度は150ノット前後。
途中で抜かれるかもしれない。
案の定振り返ると、JALのB747がFINAL TURNをしながら迫ってくる。
ちょっと日本では信じられないシチュエーション。
羽田空港でセスナとジャンボ機が並んで着陸するようなもの。
進入速度を60ノットから80ノットに上げ、何とか先に私が着陸、そのあとB747も着陸。
しかしB747は巨大かつ喧しい。逆噴射の音でこっちがひっくり返りそうだ。

成田からのJAL941便かな?今はJALWAYS。
その後、駐機場への無線指示を得て、無事フライトが終了した。
管制官:cessna 328. taxi to spot C1.
グアムの航空地図。中央がグアム−アガニャ国際空港。
