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 28 Jun. 2009
手作りプリンとジャム
の巻

最近の友美はNHK教育テレビで平日夕方放送されている子供向け料理番組「クッキングアイドル アイ!マイ!まいん!」を見てからBS朝日の「それいけ!アンパンマン」を見るのが日課になっています。

「まいん」でお料理に目覚め、私がごはんを作っていると回りをうろうろ。胡麻をすったり、卵を割ったり、材料を混ぜたり、手で皮を剥いたり、とお手伝いも増えてきました。先日「まいん」でゼリーを作っていたのに興味をそそられたらしいのですが、ゼリーをプリンと間違えたらしく、「プリン作ろう!!」「今週の土曜日は絶対プリンね!!」と毎日毎日プリンを連発していたため、プリン作りの計画を立てました。

プリンの命は卵。「ヨード卵光」をわざわざ購入し、数あるレシピの中から、もっとも基本的と思われるごくフツーの昔っぽいプリンを選んで、友美と一緒に作ってみました。

材料は、牛乳450CC(本当は400だったけど、ちょっと余っていたので足してしまいました。)、全卵4個、砂糖大さじ4杯、ハチミツ大さじ4杯、バニラエッセンス少々、というシンプルかつ安全なお菓子です。

友美は材料を入れる、混ぜる、卵を割る、卵液を濾す、型に注ぐ、と大活躍。

プリンって、簡単だけど時間がかかるんですね。だから、みんな面倒だと思っちゃうんだ。お昼頃始めて、オーブンから出してあら熱をとって、冷蔵庫で冷やすまでは約8時間。晩ご飯の後のデザートに初めてのプリン、食べてみました。

なつかし〜い味です。いまどきのなめらかプリンとはだいぶ違う。でもむちゃくちゃおいしい。

肝心の友美はというと「プリンも好きになった」とのコメント。う〜ん、自分が作りたいって言ったんでしょ。と思っていると、次の日に「あ、私まちがえちゃった、プリンじゃなくてゼリーだった」。。。。。どひゃぁ〜。だって変だと思ったんです。友美は卵が嫌い。だからプリンも今まで自分から食べたいって言ったことなかったんです。

そういえば、全然別の話ですが、私はよくジャムを煮ます。自家製のジャムは日持ちはしないけど、とっても美味。しかも15分ほどで出来るから、大した労力じゃないです。今年はイチゴジャムを5回くらい作ったけれど、今日、八百屋さんでブルーベリーを安く売っていたので、久々にジャムにしてみました。

以前大田区に住んでいたころ、よく銀座のプランタンでフランス産の1800円くらいするブルーベリージャムを買っていたのですが、同じ分量が750円でできるのだから、お得ですよね。市販のジャムは量が少ない、あるいは高級品はすぐ1000円を超えてしまってとても高価ですが、たぶん自分で作ったフレッシュなジャムの方が美味しいと思います(自画自賛)。

たまに、友達や両親、姉にあげるととても喜びます。ヨーグルトと相性抜群です。

まぁ、プリンよりゼリーの方がさらに簡単だから今度作りましょう。


 12 Jun. 2009
健康診断
6月のこの時期は、祝日もなく学期の真ん中で丁度疲れがたまっているのに、なぜか健康診断があるのです。

胃の検査をするから、前日の夜9時以降は水分も摂っちゃだめだといわれてもそれは酷。だって、私子供の頃から遅刻しても朝食を抜いたことがないんです。

今は毎日ちゃんとパンとウィンナーや目玉焼き、野菜やフルーツのヨーグルト掛け、そしてカフェオレなど、ばっちり朝食を摂るように心がけているくらいです。

しかも、自分は水も飲めないのに、夫や子供にご飯を用意して、食べるのを指をくわえて見て、さらに後片付けまで、となるともはやこれは拷問以外の何ものでもありません。お腹が鳴る〜〜〜。

問診票にはメタボに関する質問がいっぱい。食事と睡眠には気を使っていますが、運動不足は目に見えています。「あなたは生活習慣を改善するつもりがありますか」の問いには堂々とNO!!。自動車通勤だし。だって無理でしょう。この忙しさで。

さて、毎年健康診断では暇に任せて色々な質問をします。今年は「採血をするときに何故コブシを握るのか」と質問してみました。答えは「二の腕をしばることと握ったコブシで血管の圧が高まり、血液が試験官に入りやすくなる」でした。

来年は「眼圧」について聞いてみよう。

血圧も計りましたが、上が108で下が72。老齢の医師から優等生と誉められました。こんなことでも人間誉められればうれしいものです。単純だから血圧も低いのかも。

検査の最後には空腹よりつらいバリウムが待っています。極度の空腹とバリウムで、はっきりいって毎年気分が悪くなります。健康診断なのに、体調が悪くなるなんて。もっといい方法が開発されないのでしょうか。

結果が出るのは7月下旬。
最近では、疲れた時、体調が悪いときは無理せず早く寝てしまう、を実行しています。多少家が散らかっていても、病気になるよりましです。病気になってしまえば、もっと散らかってしまうのが経験からわかってきました。何でもそれなりに学習するものですね。


 12 Jun. 2009
大学でピクニック
6月7日(日)に毎年恒例のファミリーコンサートがありました。
今年は、保育園で仲のよい音楽好きな家族とともに聴きに行く計画を立てました。
当日は晴れ!!それではピクニック!!と意見が一致して、何と自分の勤め先の大学の庭に、レジャーシートを広げ、弁当を食べるという暴挙を決行。

さすがに、コンサートは14時半からなのに、12時半に来て弁当を広げているのは私たちだけで、通り過ぎる学生達は皆怪訝な顔をしていましたが、まぁそんなの気にしないっと。子供達は早々におにぎりを平らげて、ものすごい勢いで芝生や池の周りを走り回って汗だくに。

冬には新校舎の建設が始まり、緑豊かな庭もなくなってしまいます。寂しい気持ちが強いけれど、だからこそ、今年の庭を目一杯楽しんでおかなくちゃ。

肝心のコンサートは民族音楽がメインで、学生の中からオーディションで選ばれたピアニストがグリーグのコンチェルトを演奏したり、と新しい企画もありました。でも、あれだけ走り回った子供達は、自然と眠りの世界へ..........

1時間が限度の友美も休憩後はぐっすり。どんな大音響でもピクリともせず熟睡。

コンサートの楽しみがわかるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。


 4 Jun. 2009
久石譲来たる
6月3日、あの久石譲が国立音大にやってきました。

久石譲は宮崎アニメの作曲家としてだけでなく、「菊次郎の夏」や「おくりびと」などの映画音楽、はたまた「伊衛門」のCMなど、とにかく今の日本の作曲界に君臨する存在です。

私が10分前にホールに入ると、客席はもちろん、通路、階段にもぎっしり学生が座り、立ち見も3重くらいになっていました。

さて、今回の来校は音楽創作専修(作曲)の授業、ワークショップとして実現しました。事前に2人の学生には「赤とんぼ」を題材にして曲を書く、というテーマが出されていました。

講義は次のような流れで進んでいきました。
・自分の学生時代とその後の仕事について
・機能和声が自然にかなっている話(倍音と純正律)
・時間経過と論理的な構造について
・「赤とんぼ」の基礎知識と作品の背景、歌詞の意味と三木露風の生い立ちの関係、山田耕  筰の作曲背景
・童謡としての「赤とんぼ」分析
・2人の学生の作品演奏と解説、コメント
・作曲という行為そのものについて(リゲティを例に)

1時間半という限られた時間の中で、音大生全体を対象に、音楽の基礎知識、現代音楽の基礎知識も盛り込み、曲の背景を知ることの大切さ、和声の勉強の大切さなど、教育的配慮もばっちり。2人の学生には、作曲家として短くも、適切でズバリ核心をついた指導とコメント、そして最後には「現代」に作曲するという行為そのものについての彼の考えをうまくまとめて、非常にわかりやすく講義をして下さいました。

久石譲にあこがれて国立音大の作曲科を目指す学生はとても多いです。久石さんの音楽に対する知識の豊富さ、深い思考に基づいた音楽論、仕事に対する妥協のない姿勢など、第一線で活躍する人だけが持つオーラと一言一言の重みを学生も感じてくれたと思います。

まだ興奮も冷めやらぬ紅潮した面持ちで、もう再び講義が聴ける日を待ち望む学生達(笑)でした。


 4 Jun. 2009
オーボエの公開レッスン
5月25日に、音大小ホールでノラ・シスモンディ(Nora Cismondi)さんのオーボエの公開レッスンの通訳をしました。

シスモンディさんは、1978年生まれ。今のフランスで最もオーボエがうまい若手といわれています。現在はフランス国立管弦楽団のソロ・オーボエを務めながら世界各地で音楽活動を行っています。

2年前に通訳したドゥヴィルヌーブさんは呼吸法の話が多く、それもとても素晴らしかった記憶がありますが、今回、シスモンディさんは演奏を非常に論理的に分析して、それをいかに体の負担を少なく実現して行くか、というレッスンでした。華奢な女性特有の体の使い方のアドヴァイスなどもしてくれたり、クライマックスに持って行くためのコツ、フレーズの組み立て方、毎日の練習の仕方など、とても丁寧な指導でした。最後のミニ・コンサートでは、当初予定していたC.P.E.バッハのソナタではなく、受講生が演奏したデュティユーのソナタの1、2楽章を演奏してくれて、聴衆も大喜びでした。

さて、私はというと、前回までは通訳の前に、あの破綻したNOVAで集中レッスンを受けてから望むという準備をしていましたが、今回はフランス語の先生も見つからず、独学で何とかしなくてはならなかったので、ビクビクしていました。

仕方がないので、大学のフランス語の先生から本を3冊ほどいただき、それを辞書を引きながら読むこととフランス映画を字幕あり、字幕なしで見ることで、鈍っている脳みそを何とか活性化させて臨みました。

通訳というのは、耳に入った外国語を日本語に変換し、かつ重要な要点のみを効率よく短時間でしゃべらなくてはなりません。だから、フランス語がしゃべれるからといって通訳ができるとは限らないところがミソです。

前回まではフランス語そのもののレッスンで準備をしていたので、いざ本番になったときにフランス語を聴くと、自動的にフランス語で返事を返しそうになったり、日本語に変換するのにかなり時間がかかったりしましたが、今回の読書&映画は、読みながら日本語に訳す、しゃべっているフランス語と字幕の訳を比べる、という、より通訳に近い勉強法?で、結果的にうまく行きました。

3時間におよぶ公開レッスンの後半は、さすがに疲れてボーッととしましたが、聞いている人にはレッスンの内容がよく伝わったようで、それなりに役目が果たせたらしい、とほっとしました。


 4 Jun. 2009
ヘルムート・ラッヘンマン
ドイツの現代作曲家の巨匠ヘルムート・ラッヘンマンがオペラ・シティの「コンポージアム2009」で来日しました。お忙しい日程を調整していただき、国立音大でも、5月20日に公開講座が開かれました。

まず、彼が影響を受けたWebernのOp.10「5つの管弦楽のための小品」をさまざまな視点から分析しました。たった1ページの作品にウェーベルンが作り上げた、緻密で計算された小宇宙、それから、楽器の持つ背景から読み解く物語の解説がとても興味深かったです。

後半は彼の作曲の方法について、非常にわかりやすく説明してくれました。自分にとって作曲とは「特有、固有のイメージをまとっているものを別なものに作り替えて行く行為」である。なるほど。

「固定観念から自由になり、心と脳を開いて、新しい音を聴くことを受け取るアンテナを増やすことが大切」だとも言っていました。

また様々な音を関連性を見つけ、グルーピングすることで音響を作り上げていく、実際的な方法について、あるいは美しい音と美しくない音、演奏者についての考えなども、非常に論理的な説明で納得。あっという間の2時間でした。

通訳の清水祥平先生は本当にお疲れさまでした。瞬時に例え話などであちこちに飛ぶラッヘンマンの話を追いかけるのはなかなか大変だったと思います。

私は残念ながら行けなかったコンポージアムも大変素晴らしかったようです。ラッヘンマンの奥さんは日本人のピアニストで、彼の作品のよき理解者、演奏者でもあります。作曲家にとって身近に信頼できる演奏家がいることは本当に幸せなことですね。