パリ旅行記

ルーヴル美術館

8月23日(月)晴れ

ルーブル美術館へ

1999/10/26作成
ガラスのピラミッド  フランスというより、世界を代表する美術館の一つ。
 ここもカルトミュゼで入館可。
 カルトミュゼの勧めに従って、ガラスのピラミッドにあるメイン入口をさけ、北側のリシュリュー翼中程にある入口からするりと入る。
 各入口では、手荷物検査と金属探知が行われ、物々しい雰囲気だ。が、中に展示してあるものの貴重さを考えれば当然の処置かもしれない。

 セーフティチェックが終わってから、総合案内、チケット売場があった。総合案内におかれているパンフレットなどは何カ国語あるか数え切れないほどだ。それほど世界中から見学者が絶えない。
 シュリー翼への入口そばの売店で、「はじめてのルーブル」という
初心者向けガイドを購入して見学開始。
 この本は、解説通りに進んでいくと、主要作品をほぼ網羅して見学ができるという便利な本で、日本語も売られている。

 ルーブルはとにかく広い。テーマに分かれて展示されているのだが、一つのテーマをゆっくり鑑賞するだけで、一日が過ぎ去ってしまうだろう。そしてそのテーマが、数知れずあるのである。

 当初は、全部回るつもりはなかったので、(というか無理だと判断した)エジプト美術から周り始める。
 ベルリンのエジプト博物館以来、興味を持っていた分野だったのだが、この部門だけでも、単独の博物館に勝るとも劣らない展示内容で、度肝を抜かれた。この先どうなるのだろう。
ルーブルの構造

 北から、リシュリュー、シュリー、ドノンの3翼によって、コの字型の宮殿が形成されている。
 その中央に位置するガラスのピラミッドから、それぞれの翼に入る。
 とてつもない大きさで、短期の滞在で全てを見学することは不可能。
 カフェやレストランなども完備で、展示物もろとも世界に冠たる美術館。

驚嘆の作品群

サモトラケのニケ

民衆を導く自由の女神
 あまりに強烈な印象を残す作品が多く、かえって印象が薄くなりがちだが、それでも記憶に残る展示物を順不同で列挙しよう。
 「ハムラビ法典」は、黒い石になにやら書き込まれているのだが、何語かもわからなかった。「目には目を、歯には歯を」は、どのあたりに刻まれているのだろうか。
 「サモトラケのニケ」は、人気の展示物の一つで、その翼の力強さに、思わず目を奪われる。絵画と違って、フラッシュの影響は少ないのだろうが、やはり、パシャパシャ光ると迷惑。フラッシュを使わずに記念撮影(は許可されている)。
 同じく、古代ギリシア美術の傑作「ミロのヴィーナス」も、人に囲まれ、近づくことも容易でない。思ったよりもはるかに巨大。
 また、絵画でも教科書クラスの作品が目白押し。
 特に、イタリア・ルネッサンスの傑作「モナ・リザ」(ダ・ヴィンチ)は、館内各所に、案内板が張り出され、特殊ガラスの向こうに、不思議な微笑を佇ませていた。100人近い人に取り囲まれ、苦笑いしているのだろうか。
 フランス絵画では、日本にも来て大騒ぎになった「民衆を導く自由の女神」(ドラクロワ)が、以外に人気がないようで驚く。
 「ナポレオン一世の戴冠式」は、画家(ダヴィッド)自身による複製画が、ヴェルサイユ宮殿にも飾られていたのを思い出した。
 フランダースの犬でネロ少年が涙したルーベンスの作品は、巨大な部屋「メディシスの間」一面に24点の連作が展示されている。
 137カラットのダイヤが入った王冠「ル・レジャン」も大変な人気だったが、正直、あまり感心しなかった。
ミロのヴィーナス

偉大なルーブル

 お昼を挟んで、この日のかなりの時間を、ルーブル美術館で過ごしたが、とにかく疲れた。世界の美術品は、全てここにあるのではないかと疑う(実際はまだまだあるが。。。)ほど、息を呑む作品が続き、ただ歩き回るだけ。もっと小出しにしてもらわないと、ありがたみが薄れてしまいそうだ。
 昼食は、セルフサービスのカフェテリアで頂く。こういったところでも、それなりのワインが置いてあるところが、いかにもフランス的。
 人気の少ない部門でも、目の覚めるような展示物が必ずある。何度行っても新しい発見があるに違いない。
 また、ミュージアム・ショップも目を離せない。ガラスのピラミッドを中心とした地下街は、ブックショップなど、小さな商店街になっていて、一通りのおみやげをそろえることもできる。侮り難し。

ノートルダム大聖堂

 さすがに午後も半ばになってくると、疲れが美術的興味を追い越してしまい、なんとか最低限みたい作品も鑑賞することができたので、ノートルダム大聖堂に場所を移すことにする。
 が、ノートルダム大聖堂もやはりお化粧直し中。エッフェル塔に点灯していた「2000年までの日数」が示すように、パリは、2000年に向けて大改装中のようだった。
 観光地とはいえ、そこは教会、服装チェックなども行われ、内部にはいると薄暗く荘厳かつ神秘的な雰囲気で満たされている。
 有名なバラ窓(ステンドグラス)をベンチに座って眺めていたら、そこに引き込まれるような感覚におそわれた。
 塔の部分にもあがれるのだが、順番待ちの列と肉体的疲労を考慮してとりあえずホテルに戻って一休み。足が棒、の一言。が、懲りずにおみやげ屋を物色。我ながら元気である。東京タワーで買い物をする外人さんを見てるように、反対の立場で見られているのだろうなあと思いながらも、楽しく買い物。ショッピングは女性の特権ではない。 


シェ・ポリーヌ

 今日は、オペラ座近くの日本人外にあるレストランを予約。さすが、日本人を喜ばすためか、フランスの重厚な装飾で飾られたインテリアで料理もオーソドックスなフランス料理。
 ちょっと高級な雰囲気を味わいたい場合にちょうど良いだろう。ただし、お客さんは日本人など、フランス人以外が多い。
 ワインを飲み過ぎて酔っぱらってしまい、チップを払ってくるのを忘れてしまった。まあ、ギャルソンの言いなりで高いワインを飲んでいたのだから、我慢してもらおう。

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