パリ旅行記

モン・サン・ミッシェル

8月24日(火)晴れ

ルームサービス

2000/01/09作成
 世界遺産「モン・サン・ミッシェル」にパリから日帰りで行くためには、定期観光バスを利用するのがもっとも賢い。
 それでも、その距離(往復13時間)のため、朝早くホテルを出発しなければならない。ところが、朝7時にはホテルを出なければならないのに、ホテルのレストランがあくのは7時から。間に合わない。そこで生まれて初めて、「ルームサービス」を頼んだ。
 ワゴン型テーブルに、おいしそうなオムレツやフルーツが乗ってくる。早朝からなかなか豪華だ。自分は、この手のことに非常に単純なので、とたんに元気に。味ももちろんすばらしく、また、贅沢を覚えてしまった。

 
 今回利用したのは「マイバス社」の定期観光プラン。日本人向けツアーである。らくちん。
 受付を済ませると、水とおにぎりをもらい(出るのなら事前に教えて欲しかった・・・)、指定された号車のバスに乗る。
 ガイドさんは、美人のパリジャンではなく、現地在住の日本人のおじさんだったが、手慣れたもの。うるさくなく、かつ要領は心得ていて安心してついていける。

車窓から  長い道中(片道4時間以上)、一回だけパーキングエリアによる。
 日本のそれとは異なり、緑多い駐車場と小さな売店。ただ一つの共通点は、トイレの行列。って、これも我々のバスが着いたからだけど。
 どこまでも平原となだらかな丘が続き、山らしい山が全くない。
 途中、原子力発電所が見える。海の近くでもないところに原子力発電所があると違和感を感じてしまうが、フランスは原発大国。電力のほとんどを原発に頼っているのであった。
 いいのだろうか。。。

モン・サン・ミッシェル

 ちょうどお昼頃到着。花より団子。お昼を頂く。
 モン・サン・ミッシェルの名物は、オムレツだが、我々は、ミニ・コース(サラダ、パン、貝、肉)で、飲み物は各自払い。
 名物のシードルを楽しむ。オムレツの方は、どうしようか考えたが、近くのアメリカ人風の観光客が頼んで出てきた皿をみて、その量に諦めた。でかすぎる。。。
 なかなかおいしい料理を楽しみ、出発。原宿・竹下通りまたは、京都・新京極と化した表通りをさけ、一気に階段で教会入口まで上がる。
モン・サン・ミッシェル
 教会は、奇跡の建築物とよばれるだけのこともあり、7世紀頃から建築が始まったそれは、様々な時代の様式を徐々に積み上げられできた、歴史そのものだった。
 空中庭園(昔は畑だったらしい)にはじまり、それぞれの部屋の説明を聞いていて、ふと、「奇岩城」(ルパン)を思い出した。
 お城の塔の天辺に金色に輝く、聖ミカエルの像は、この教会の由来を表す、もっとも顕著なもので、彼のお告げにより建築が始まったここのシンボルだ。
 教会の上層部から始まり、下層部へと降りていく観光ルートは、徐々に窓が少なくなり、柱が太くなり始めた。後から補強もされたらしいが、このくらいの太さがないと上層部を支えきれないのだろう。太い柱と柱の間をすり抜けるように下に降りていく。

 最後の関門、おみやげ屋を抜けると、外の明るさがまぶしい。見渡す限りの海と空、といいたいところだが、干潮のため、海は遙か向こうだ。干満の差が大きいらしい。月の重力の影響が大きいのだろうか?
 お城の周りを、はうような小道を伝わって、お土産屋街まで降りていく。職場用のお土産として、ビスケットを購入。おいしかった。
 往復にかかる時間に比べて、観光時間は短かったが、ぼーっと贅沢な時間を楽しみたいのでなければ、見所を回るには十分だろう。
 こうして、再び長いバスの旅が始まった。

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