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留学レポート
北京の私塾地球村と大学の比較
Profile:
2003年〜2004年(漢語進修)
福島智子
中国語学習歴は、大学で2年間、必修の第二外国語で学び、大学3年の夏休み、大学が主催する短期留学に参加、卒業後、10ヶ月の予定で2003年春に、清華大学へ留学したが、SARSで一時帰国。03年9月に元の大学へ復学し、1学期終了後の04年2月より5月まで、補習塾の「地球村」に、2月までの居留証を3ヶ月間延長の手続きをしてもらい通った。ちょうど5月末で居留証が有効期限切れとなり帰国した。
他大学の状況がわからないが、大学漢語班の留学生に対して、漠然と真面目な印象を抱いていた。しかし、実際はそんなことはなく、真面目な人は真面目に出席、授業に出てこない人はまったく消息も知れず、といった他の大学とあまり変わらない状況だった。
専門の教師は一人だけで、あとは中文系大学院生が担当していた。経験も浅く、また授業の進行方式に疑問を感じ意見を出しても、「これが私のやり方だから」と受け入れてもらえず、最初のうちはかなり不満があった。しかし、それぞれの教師の進め方やクラスにも慣れてきたころ、皆が言うほど学校の授業は無駄ではないと思うようにもなった。
それでも、やはり改善すべき点は多くあると思う。先生や教科書の当たり外れもあるし(授業開始後、1週間に限りクラス換えが可能ですが、こんな短期間で判断しろと言うほうがおかしい)やはりそういったリスクを高いお金を出して払うくらいなら塾へ行こう、という考えにゆき着くのではないだろうか。
かといって、大学の授業が悪いかと言えば、一概にはいえず、人それぞれ、と言う表現が一番あっていると思う。こちらに来てすぐに補習塾へ、という考えの方もいるかと思うが、着いたばかりで慣れないうちは、やはり体系のある程度整っている大学で過ごし、慣れてきたら塾を選ぶと言うのが安全策といえる。
大学の授業が悪いかと言えば、一概には言えず、それぞれ長所、短所がある。大学の良さは、いくつかある。
1,安全で何かと便利である。
2,課外活動など積極的である。(塾はあっても半年に1回)
3,食事が安い(学食が便利と言うこと)などである。
4,塾はクラスの変更が自由なその分入れ替わりも激しく、ひとつのクラスのまとまりという点では、大学の授業にかなわない。
地球村で勉強して、そこでの勉強にはとても満足している。塾の魅力としてはいくつかある。
1,2週間単位での受講申し込みなので、クラスが自分にあわなければ、いつでも自由に換えることができる。
2,経済的。大学に比べれば、塾はほとんど3分の1の負担で済む。経済的問題の影響は大きいと思う。
3,授業が充実しているという面は、やはりある。大学の授業では学べない、さまざまなバラエティーに富んだ授業は、補習塾ならではである。先の学期に学んだ大学には、 高級二クラス(設置の最高クラス)に在籍していたため、もう上がなかったので、大学では学べない授業に参加してみたかった。実際、私が今まで地球村で参加したクラスは、HSK専門クラス・生活習慣用語・経済貿易会話など多様、かつ大学では受けられないものである。
4,1クラスの人数が少ないので質問しやすい。先生との距離が近い。北京のある留学生受け入れで有名な大学では、多いときには、1クラス20人強いて、とても質問できる雰囲気ではない。
5,いろんなビザをアレンジしてもらえる。地球村は、ビザについては、学校が、代行でいろんな他大学の名義で取得してくれる。F、Xビザの取得、Xビザの延長、LからF、Xへの変更も可能。
最後に、中国留学での中国語の進歩には、午前中だけ行われる授業だけには頼れず、また、学内の寮は、安全面から言えば問題ないが、留学生同士ということもあり、漢語進修生同士で同室になった場合、語学の進歩はあまり見られない。ホームステイ、中国人の友人と住む、学生との交流、相互学習などがどうしても必要となるというのが結論である。
(主宰者注:なお、最近、「地球村」は、1クラスの生徒数が、科目によっては約50名のクラスなど大変多くなったので、避けて他の塾に行く人も多いです。事前に充分確認してから入学してください。
また、当然ですが、宿舎の手配はないです。学校内の掲示板に勝手に貼られている募集チラシなどを見て自分で探し、募集している中国人大家とか、シエアーする人を募集している、いろんな国の留学生の同居人と交渉をすることになります。
なので、このような私塾に入るには、最初の入学手続き、宿舎の確保などで、相当度の中国語力が必要で初心者には無理です。ほとんどは留学中の人と留学経験者が行くような学校です。)
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