皆さんは、どんな光景に接した時に、「季節」を強く感じられるのでしょうか。
私の生活習慣となってしまったことの中に一つに、「夏至の頃の夕日」というのがあります。私はマイカー通勤をしていますが、夏至の頃は帰宅時でもまだ日の沈まないことがあります。そして、夏至の頃に太陽が「老の坂」に沈むのを数年前から感じ続けていました。国道9号線を京都から西へ向かうと、道路は西山に向かって続き、実際には、西山のひときわ低くなった「老の坂峠」に至ります。
太陽は、年のうち大方は西山の高い部分に沈むのです。そして山際はしばし残光状態となります。それはそれで美しい光景です。「老の坂峠」はその西山連峰の北の外れに位置するのですが、西山連峰がその北側では、鋭角的に落ち込み、落ち込んだところで「老の坂峠」を形成します。さて、夏至の頃には太陽が一番北に偏しますから、この時だけは西山連峰北側の落ちこみに沿って日が落ち、夕日が「老の坂」に沈みます。山と山の間の窪みに、あたかも太陽が落ちていくようになるのです。
通勤帰宅途上にこんな光景を目にすると、「ああ、夏至が近いのだ。どこか北の国では、今は白夜なのだ…」なんてことを近年想うようになりました。

2006年6月18日18時52分。帰宅途上で、奇しくも「その時」に遭遇することになりました。国道9号線を洛西方面に向かった時、もはや日差しはありませんでした。しかし「中山交差点」の直前にある、ちょっとした峠状の場所(正確には「芋峠」といいます)にさしかかる上り坂を登っていく時、「芋峠」のあたりにだけ日の光が当たっていました。そして、「芋峠」を越えて、中山交差点の直前で、車を停車させて上の写真を撮りました。
最近機種交換した携帯電話のカメラは200万画素なのですが、こんな写真が撮れました。本当に「携帯電話」なんて侮れませんね。こんな程度の写真なら、いつでもどこでも撮れるようになるなんてね…。