コメントフィリピン

マニラ(フィリピン)

ビンセント・フィリオ君(16)


 米国がヒロシマとナガサキに原爆投下したことは、戦争を終わらせるためにやむを得なかったのではないか。当時の日本は、他の2国と組んで、世界制覇の野望を持ち、アジアの多くの国を侵略した。原爆投下は、その邪悪な夢をつぶすための唯一の手段だったと思う。ヒロシマ、ナガサキでの平和運動がどういうものかを知らない。

 中国やフランスが条約を守らず核実験を続けるという現実を見ると、核廃絶は難しいと思う。

 日本帝国陸軍は戦争中、フィリピンで、兵士だけでなく多くの市民や子どもまで殺し、女性を虐待した。だが、それはもう終わったことだし、戦争の中での出来事だった。今の日本は当時と違い、フィリピンにとって友好国。軍事的にも脅威ではない。将来、日本が核兵器を持つかどうかはわからないが、その技術や資金があることは知っている。

 平和は、一人一人の心の中から生まれるもの。今のぼくにできることは、両親や友人、先生たちと仲良くすることだと思う。将来は交換留学生として外国へ行き、平和大使の役割を果たしたい。【マニラ・藤田 悟】

since 1996.8.6. 「平和を願い求めるページ」へ戻る