母方の曾祖父はナチスに反対したために政治犯として強制収容所に入れられ、そこで死んだ。父方の祖父は大戦後、移住先のロシアから命がけで戻った。2人の体験を想像するだけで戦争の悲惨さを感じる。だが、生まれた時にはすでに他界しており、父母も戦争を詳しく知らない。学校でも学んでいない。私は本当の戦争の意味を知らないと思う。
私は教会の平和活動に参加し、ナチスのユダヤ人虐殺や、広島、長崎への原爆投下を知った。でも、日本について十分な知識がないから「米国と日本のどちらが悪いか」「今後の日本の軍事大国化」などは判断できない。
フランスの核実験はヒロシマと違い、現代のことだけに怒りを感じた。核兵器のない世界を求めた人々の希望を裏切った。核兵器廃絶の困難さも感じた。今後、人種や宗教、政治の違いなどさまざまな争いの種を除いていくしかない。私は将来、大学で法律を学び、争いをどうやって解決するか考えたい。それが私なりに平和を目指すことになると思う。【ボン・岸本 卓也】