米国コメント

メリーランド(米国)

キャロライン・ヘッカーさん(16)


 ヒロシマ、ナガサキに原爆を投下した米国。ワシントン郊外・メリーランド州に住むキャロライン・ヘッカーさん(16)は投下の是非について、「戦争終結を早め、多くの米国人の命を救ったという意味でよかったと思う」と評価する。

 祖父が第2次世界大戦時に海軍に所属、最初に硫黄島に上陸したときの一員。「もし戦争が長引けば、日本の本土侵攻に参加して戦死していたのでは。祖父が生き延びたのは原爆投下のおかげ」と話すが、多くの日本人が死んだことについては「ひどいことだったと思う」と悲しむ。

 キャロラインさんにとっての平和は、大きな戦争を起こさない努力をすること。「世界にはいろんな考えの国があり、紛争が無くなることはない。核兵器が地上からすべてなくなることも難しい。でも大きな戦争を起こさないようにすることは可能で、それが現実的な平和」と考える。

 そして、日米両国に対して「日本はある程度の軍事力を持ち、アジア全体の安全を視野に入れるべきだ。米国も内政干渉することなく、世界の平和維持のため役割を果たすべきだ」と注文する。【ワシントン・瀬川至朗】

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