2006. 9. 21

お 彼 岸 の 頃

 夏至近くの夕日の写真を撮ってから、太陽と風景の関係に敏感になってきました。季節は巡るのですが、それと共に日没の時刻や、日が沈む方向が刻々変化するというのは、よく考えてみれば「大自然の神秘」のひとつなのでしょう。1年に一度だけ、ピラミッドの内部に日が差し込むというのも、夫婦岩の真ん中からご来光を拝むというのも同じ話なのですね。

 私の職場は京都市内にあります。ご存じのように京都の町並みは、「碁盤の目」といわれますが、細い道路が東西方向と南北方向に連なっています。そしてお彼岸に近い日。私の職場近くを通る東西方向に連なる「中立売通り」の西方向に向けて撮った写真が下のものです。

 2006年9月21日17時46分。通りにあるポストに郵便物を投函しに行った後、ふと中立売通りを西に望むと、ご覧の風景がありました。小路の先にまさに日没寸前の太陽がありました。これは、常に見られそうで、実は滅多に見かけない風景です。そして、「お彼岸なのだ!」と思った時、少し感動ものでした。「中立売通り」は、まさに真東から真西へと通っている道なのです。

 もうおわかりだと思いますが、お彼岸=秋分の日は、太陽は真東から昇って、真西に沈みます。昼と夜の長さが同じなのですから、ほぼ午後6時頃に日没となります。それにしても、本当に真西に太陽が沈むのですね。そして京都の町は、そんなことがわかる測量機器のような町だと思いました。

 この写真も、携帯電話のカメラで撮りました。

ホームページに戻る