いじめ問題に関連して
いじめ問題が社会問題化してから、もはやかなりの時が経過しました。しかし、児童相談所というフィールドから見る限り、いじめを主とする相談は、私の所では皆無に近いのです。児童精神科医療のフィールドでも同様であると聞きます。
一方文部省を頂点とする学校現場では、この問題は緊急且つ最優先課題として取りざたされます。「いじめ根絶」などというスローガンをを全面に押し立てて、一丸となって運動を展開しようとするような動き(学校サイドの動きの一つの特徴)には、個人的にはついていけない感じがあります。
いじめという現象が、殊更際だった事柄にも関わらず、どうも子ども社会における秀でて匿名性の高い事柄のように思われてなりません。そこらあたりを正しい児童観を持って整理をしながら、現場的センスを忘れない、しかもバランスの良い「人権感覚」を持てているかどうかを常に自己点検しながら、子どもの現場に携わる者としてどう対処していくのがよいのかということをいろんな人との意見交換の中から考え続けていく事が大切なように思われます。
・いじめ問題に関する私見
・いじめ問題を議論する際の私的な基調
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