第34回例会
 色平哲郎(いろひらてつろう)講演会
医療が滅ぶ 命の沙汰も金次第でいいのか

●日時 06年2月19日(日)14時〜16時40分(13時30分開場)
●会場 兵庫県民会館10階会議室「福」
●参加費(資料代込み) 500円
●協賛 庶民のネットワーク 
     社会保障制度研究会
     医療制度を考える兵庫県連絡会
     老人医療制度を守る連絡会  

 またもや負担増…
 政府は医療費抑制を至上命題に、高齢者の窓口負担増、入 院患者の食事・居住費
の自己負担化、「生活習慣病」の自己責任化、国の責任を放棄する保険の都道府県単
位化、などを盛り込んだ医療制度改悪法案を強行しようとしています。
 すでに「混合診療」が導入されることで、医療の市場化も進んでいます。このまま で
は、「いつでも、どこでも、安心してお金の心配なしに受けられる」国民皆保険制度が崩
壊し、「命の沙汰も金次第」の医療に変質してしまいます。
 政府がすすめる医療の総枠抑制の政策を批判し、先進国でも異常に低い公的医療費
の総枠拡大を目指す展望について、学習・交流しました。

報告と質疑応答の要旨

報告(1) 医療制度「改革」を批判する パワーポイント
  坂口道倫さん(大阪府保険医協会副理事長、開業医)

  日本の医療費は抑制しなければならないのか?医療制度に関する疑問も解説しなが
ら、先進国並みの医療費水準を目指すべき根拠について報告。

◆坂口道倫(さかぐち みちとも)さんプロフィール◆
 外科医、1951年鹿児島県生まれ。医師を目指し関西医科大学へ入学。
 81年同大学院を卒業後、イギリス・バーミンガム大学で医療制度について研究し、91
年より大阪府吹田市江坂で外科クリニックを開業。
 大阪府保険医協会闘争本部長、吹田社保協会長。
 大阪府保険医協会闘争本部URL http://www.rak3.jp/home/user/ohk/

報告(2) グローカルに日本の医療制度を問う
  色平哲郎 長野県南佐久郡南相木(みなみあいき)村診療所長

  医療費が全国で一番安い長野県の地域医療に携わるというローカルな視点と、発展
途上国から先進国への看護師流入というグローバルな問題提起も絡めて、 医療制度改
悪についてコメント。

◆色平哲郎(いろひら てつろう)さんプロフィール◆
 内科医、1960年神奈川県横浜市生まれ。東京大学中退後、世界を放浪し、医師を目
指し京都大学医学部へ入学。90年同大学卒業後、長野県厚生連佐久総合病院、京都
大学付属病院などを経て長野県南佐久郡南牧(みなみまき)村野辺山へき地診療所
長。98年より南相木(みなみあいき)村診療所長となる。
 外国人HIV感染者・発症者への「医職住」の生活支援、帰国支援を行うNPO「アイザッ
ク」の事務局長としても活動を続ける。こうした活動により95年、タイ政府より表彰を受け
る。現在、長野県東南部、人口1300人の南相木(みなみあいき)村(鉄道も国道もない
山の村)に家族5人で暮らしている。
  著作は『大往生の条件』(角川新書 03年1月)、『命に値段がつく日 所得格差医療』
(中公新書ラクレ 山岡淳一郎氏と共著 05年6月)など。

◆◇講演会プレ企画◇◆ 
色平哲郎(いろひらてつろう)さんを囲む会

 例会に先立ち、色平さんを囲みフランクな交流会を開催しました。
要録

●日時 2月18日(土)20時〜
●会場 春貴ビル4F
 

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