Johann Sebastian Bach
(1685~1750)


Konzert für 2 Violinen, Streicher und continuo
d-moll BWV1043


2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
作   曲 ヨハン・セバスティアン・バッハ
作曲時期 1718年頃(ケーテン時代)
出   版 旧・新全集他
演奏時間 約15分
Explanation
バッハの《ヴァイオリン協奏曲イ短調(第1番)BWV1041》、《ヴァイオリン協奏曲ホ長調(第2番)BWV1042》とこの《2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043》は、バッハの息子であるカール・フィリップ・エマヌエルによって保存されて、1771年もしくは1774年にヴァイオリン奏者で1775年にはデッサウの宮廷楽長を務めたルストよって編纂された『バッハ全集』の「室内楽曲集第4巻」に収録されて伝えられた。これは今日でもベルリンの国立図書館に所蔵されている。
この作品は、他の2つのヴァイオリン協奏曲と同様にケーテン時代(1717〜23)の作品と考えられ、最も早い1718年の作品ではないかと推定されきた。
確かに、様式的にも《第1番》や《第2番》よりは古い様式が採用されており、トゥッティ主題が構造的にも明確に分離しておらず、独奏部分の2つのヴァイオリンがトリオ・ソナタの様式に従って、同じ主題を模倣していたり、独奏部分における合奏群(リビエーノ)が殆ど主題展開をせずに、和声的、律動的な動きしか行っていないなど古い様式をとっている。
しかし、近年ではこれらの作品が1730年頃にライプツィヒで書かれたものではないかという見方が強くなっている。
1723年にライプツィヒに移ったバッハは、おもに宗教音楽の作曲と指揮と主な仕事としたが、1729年から1741年の間には市のコレギウム・ムジクムやツィマーマンのコーヒーハウスでの器楽の指揮をしたとされる。
実際、バッハがこれらの演奏の為に協奏曲の作品が必要になってケーテン時代の作品を編曲したり、コレギウムの実力に合わせて書き直したりしたのは事実であり、これまで、BWV1041、1042とこの1043は前述のようにケーテン時代の作品を、この様にライプツィヒのコレギウムのために書き直したものであると考えられてきたが、、実はこの説の根拠は薄弱なものであるとも言われている。
少なくとも、これらの3つの協奏曲をチェンバロ用に編曲したものはコレギウム・ムジクム時代のものであることは間違いがない。

形式的には、他の2曲と同様に、急―緩―急の3楽章形式で、編成的には、弦合奏と通奏低音が伴奏を受け持つ。
バッハのケーテン時代に宮廷で使えたアンサンブルは最大でも13人での構成に過ぎず、今日のオーケストラの規模とは比べるべくもないものであり、この作品も先の編成のように室内楽の領域に留まっている。
Instrumentation
独奏ヴァイオリン ヴァイオリン 2部 ヴィオラ * 通奏低音 * * *
Constitution
Vivace ヴィヴァーチェ ニ短調 2/2拍子
Largo ma non tanto ラルゴ・マ・ノン・タント ヘ長調 12/8拍子
Allegro アレグロ ニ短調 3/4拍子
Disc list
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録音
指揮者 & オーケストラ
第1ヴァイオリン
第2ヴァイオリン
Disc No.
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所有
2003年 ジェフリー・カヘイン
ロサンゼルス室内管弦楽団
ヒラリー・ハーン マーガレット・バーチャー DG UCCG-1161
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2008年 ユリア・フィッシャー
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ
ユリア・フィッシャー アレクサンドル・シトコヴェツキー Decca UCCD-1235
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