「ある日突然、あなたに12人もの妹ができたらどうしますか?」
(Sister Princess公式ページより引用)
あんまりだ.
まったく,これじゃあ詐欺じゃないか.
「かっこよくって優しくて,とてもステキな,世界にただ一人のお兄ちゃん.
これは,お兄ちゃんのことが大好きな,12人の妹たちの物語です.」
(シスター・プリンセスRePureより引用)
そうなんだ.
そうなるはずだった.
そうなるはずだったのに.
鞠絵が…………
鞠絵が死んじゃった.
鞠絵が死んじゃった
文・cleverclover
出演・兄上様他
For 鰹節さん
「元気出してよお兄ちゃん」
「可憐・・・・・・」
なんでお前は元気なんだ.
「可憐の胸で泣いていいよ♪」
「可憐の胸? どこにあるんだそんなもん」
「KILL BILL」
アイスピックを取り出す女王様.
「俺BILLじゃないし!」
「ツッコミどころはそこなのね,お兄ちゃん・・・・・・」
「いいから可憐の胸でお泣きなさい♪
っていうか鳴け.」
「遠慮する」
「お兄ちゃんったらシャイなんだから♪」
「お前なぁ・・・・・・鞠絵が死んだんだぞ?一人にさせてくれよ!
っていうか少しは悲しめよ!」
「お兄ちゃん,いつまで過去にすがりついてるつもりなの? 可憐たちだって悲しくないわけないじゃない! でもね,みんなは,亞里亞ちゃんや雛子ちゃんだって元気に振舞ってるよ. みんなは悲しみを背負って,明るく生きていこうとしてるんだよ! それなのにお兄ちゃんの態度は何!? そんなの鞠絵ちゃんが見たら悲しむよ!」
死んじゃったの今朝ですが.
姉妹11人そろいもそろって立ち直るの早すぎだ.
B FLET’Sの光ファイバー並みに早いぞ.
「はぁ・・・・・・鞠絵・・・・・・なんで死んじゃったんだよ・・・・・・!」
「可憐は,もう覚悟できてたけど」
「だって! 先月のお見舞いのときにはあんなに元気そうにしてたのに!!!」
「ほら,燃え尽きる前のロウソクって言うの? そんな感じだよ.」
「縁起でもないこと言うな!!」
「だからもう死んじゃったって
それにほら,可憐ロウソク方面には明るいから.」
「取り出すな!」
正直いまでも信じられない.
鞠絵の体のことは設定だと思っていた.
ただの萌え要素だと思っていたんだ.
「大体お兄ちゃんのマイシスは可憐じゃ
「栞だ!!!」
「あ゛!?」
ごめんなさい.
「よ・・・四葉だ!」
なんにせよ可憐ではない.
「なんにせよ鞠絵ちゃんじゃないでしょ?」
「おまえなぁ・・・・・・兄妹なんだから,マイシスとか関係ないだろ!」
「そんなこと言って,ゲームじゃメールに目もくれないくせに!」
「うぐぅっ!」
痛いところをつかれた.
「四葉ちゃんや衛ちゃんは攻略に関係なくメールに目は通すくせに!」
なんでばれてるの?
「可憐じゃ・・・・・・可憐じゃだめなの!!?」
「ちょっと待て.」
違うぞ・・・・・・鞠絵の話じゃなくなってる.
「鞠絵ちゃんが眼鏡を取れば可憐っぽいっていうかぶっちゃけ可憐でしょ!?」
いや,受け取り方は人それぞれ・・・・・・
「だから,可憐が眼鏡をかけたらあ〜ら不思議! あっという間に鞠絵プレイだよ!?」
「莫迦だーーー!!!」
「だってリクエストは可憐のSSじゃない!
鰹節さんは可憐のSSを読みたがってるんだもん!」
「もう十分大活躍してるぞ,可憐.
って言うか四葉とか衛を出してくれ」
「可憐のSSなのに何でタイトルが“鞠絵が死んじゃった”なのよ!」
「ほら,4月4日も近いし」
「BDSSも兼ねて?」
「そうそう」
「誕生日祝うどころか命日になっちゃったわけね」
「BDSSならぬ命日SSってか」
「「「わっはっは」」」
ぱっぱら隊みたいなノリだ.
かぎカッコがひとつ多いのは気にしない.
「うん,お兄ちゃん元気になったね」
「え?」
「もう引きずってないでしょ?」
「何を?」
「なにって・・・・・・鞠絵ちゃんのことよ」
・・・・・・・・・・・・
「わ す れ て た ! ! !」
「テンションがおかしかったよ,お兄ちゃま」
「この十数行で俺に何があったんだ!」
「すっかり可憐ペースだったよね」
「十数行どころかこのSS後半からのテンションが異常だよぉ」
「そりゃもう,鰹節さんがギャグSSを希望しちゃってるんだもん」
「なるへそぉ」
なるへそって・・・・・・
「って違う! 鞠絵だ鞠絵!」
話がずれている.
っていうか忘れてた.
このSS最初は曲りなりとも(少なくとも俺は)シリアスだったじゃないか.
もう無理やりにでも悲しむぞ.
「あっそうだ,花穂,可憐ちゃんに用事があるんだった.」
え? 花穂?
「!!! いつからそこに!」
「わっはっはから」
かぎカッコひとつ多いのは気のせいじゃなかったみたいです.
「花穂ちゃん,用って何?」
「うん,あのね,花穂は花が好きって設定でしょ?」
「うん,そうね」
設定て.
「で、鞠絵ちゃんのお葬式でしょ?」
「嗚呼,もう葬式まで話が進んでるのか」
だから,はなわを届けに来たの」
なんとなくオチはわかった.
「ガッツーガッツービバガッツー♪」
「いらんわ!」
「ありがとう花穂ちゃん,きっと天国の鞠絵ちゃんも喜んでるよ」
「可憐ちゃん・・・・・・」
浮かばれないな・・・・・・
「花穂,鞠絵ちゃんが死んじゃったなんて信じられなかったよ・・・・・・」
「花穂・・・・・・」
「設定だと思ってた.」
花穂もか.
兄弟12人誰も真面目に心配しなかった結果がこれですよ.
浮かばれねぇ・・・・・・浮かばれねえよ!
「だって,お兄ちゃまだって病名とか知らないでしょ?」
「う・・・・・・確かに」
「誰に聞いても知らないのよね」
「私も知らないなぁ」
「ボクも知らない」
「ワタクシも知りませんわ」
「ヒナも」
「姫もですの」
「わたくしもです」
「私は・・・・・・知っている」
「チェキ」
「ksn」
最後のほうネタじゃん.
っていうか一人知ってるジャン!
「千影! 鞠絵の病名はなんなんだ!?」
「兄くんは・・・・・・それを知って・・・・・・どうするつもりなんだい?」
「いや,どうするも何も」
「そういう話の流れだから無難な路線に走っちゃっただけよね」
そういうことは作者に言えよ.
「正直・・・・・・私も知らない」
「知らないのかよ!」
思わず三村.
「だが・・・・・・生き返らせることは・・・・・・できる」
「このシャマシュのキッシュで!!!」
なんか一瞬堀江由衣の声が聞こえたような・・・・・・
「生き返らせられるんなら生き返らせてくれ!呪言存意で!」
「そんな・・・・・・私はネクロマンシーじゃないんだよ
そもそも死んだ人が生き返らせられるなら私は前世で兄くんと結ばれている」
確かに.
「じゃあ嘘かよ!」
「ああ・・・・・・嘘だよ」
「なんで嘘つくんだよ!」
「だってほら・・・・・・
今日はエイプリル・フールじゃありませんか.」
今日はエイプリル・フールじゃありませんか.(エコー)
今日はエイプリル・フールじゃありませんか.(エコー)
「そういうことよ♪ お兄ちゃん♪」
(→そういうこと・クリック)