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11月14日(金)

先日、「まとめ書きにもほどがある」と怒られたばかり。8月と11月が日誌日和のようだ。季刊にすらなってないのはどういうことだ!?と自分につめよりたい気分の今日このごろ。あわただしい日々です。最近感じたことなどをランダムに。

■ ♪あきらめました、あなたのことは(by カモメはカモメ)
自分史上初の骨まで楽しい日本シリーズ。どっちが勝っても負けてもこんなに楽しかったシリーズは今までなかった。第7戦までもつれこんだ末の胴上げ。・・・でも、すべてが50年ぐらい昔の事に思える。この1週間でヨボヨボになってしまったような。腰も曲がり、歯も抜け、髪も白く・・・

もう今となっては犯人が誰でもいい。お中元、スマイル0円、チロルチョコより安いトレード、裏取引説、陰謀説、オーナーとの確執説。理由もどうだっていい。本当に。
たった一つ確かなのは、みんなが夢に見ていた来年のオーダーはもう実現しないということだ。レフトスタンドにアーチを描くきれいなホームランも、時々やらかすポップフライも、三振した後にクルッと回る仕種も、お立ち台に上がった時のじゃりん子チエにソックリな笑顔も、もう福岡ドームでは見ることはない。
「4番サード小久保 背番号9番」のコールを2度と聞くことはない。
あの1.5割増しでデブに見えるユニフォームを着た彼を見た時にショック死しないように、今からメンタルトレーニングしておくことにしよう。

■ 打率が身長を下回る男 、その名はトリゴエ
とは言うものの、今年の日本シリーズは本当に楽しい日々でした。10年前には、裏日本シリーズだったカードが実現するなんて、誰が想像したでしょう?人生って本当にわからないものですわね、フッ(あ、お蝶婦人降臨)。
MVPはジャイアンに投げ勝ったのび太杉内が選ばれたのですが、友人説によると「今日の対戦相手はロッテ、ロッテ、ロッテ」と催眠術にかかっていただけだそうです。なんて失礼な(でも、納得した私も私)
ワタクシのMVPはやればできる子、鳥越に決定しました。今回は城島を完全に上回るファンキーぶりでした。
ご存じでしょうか。この人、シーズン中は打線ストッパーとして相手チームにとっての癒し系とうたわれ。「鳥越を敬遠する」=「あり得ない事」の代名詞に使われ。去年は監督の特訓を受け「監督は鳥越のストーカー」説も流れ。たまに打つと「あの鳥越がシングルヒット〜〜!」などと解説にまでいわれ。
5月のお立ち台で「あけましておめでとうございます!」と言った時から、やらかす人だと密かに(逆の意味で)期待していたけれど、ここまでやるとは思いませんでした。4戦目のスライディングは素晴らしかったです。これからワタスは、鳥越ウォッチャーとなることに決めました。

先日のスポーツニュースの見出しが

ホスト小久保養成 鳥越が支援

と見えて、目を疑ってしまいました。どんなホストだよ!どんな支援だよ!正解は「ポスト小久保養成 鳥越が支援」でした。なーんだ、とか思ってる私。それはそれでおもろかったかも。でも、行きたくない、そんなクラブ。

■ 少年よ、大志を抱け。そして、バントをするな。by クラーク博士(ウソ)
そんなこんなで、いつもに増して野球が面白かった2003年。
今年一番ファンキーだと感じたのは、実はホークスでも城島でもなく、日本ハムというチームだった。3割バッターが2人もいる。なのに、もう圧倒的に弱い。慢性的な投手の炎上癖。ところが、突然試合をひっくり返す底力がある。どこか90年代初期のホークスを感じる面白さがあった。坪井がトレードで入団し、島田が化けた今年は対戦チームながら、見ていてワクワクした。なんてこともあった(どっちだよ)。
それに小笠原道大という選手。いわゆる一つのエキサイティング?驚異的な記録もさることながら、このファンキーさはカズ山本以来かもしれない。それホントは竹刀でしょ?と聞きたくなるフォーム。打席に立った時の目つきの鋭さ。バントはしない。しかも、全打席フルスイング。素晴らしい。「伊賀野カバ丸」の野球チームに出てくる剣道部の柳君みたいだ。 去年の日誌に書いた事があるけれど、最近減少傾向にある<凄い×笑える>選手の一人である。

そんなこんなで、日ハムが札幌に移転するのが残念でならない。
というのは、数年前からプロ球団が四国にあったらいいのになあと思っていたからだ。「金持ち父さん、貧乏倒産」(アエラのコピー風)みたいな図式に対抗できるのは、地域性というか地域との結び付きだと思う。プロである以上、年俸が低いよりは高い方がいいに決まっているけれど、地元のチームに入って活躍したいと言う選手も少なからずいるはずだ。
そこで四国だよ、皆さん(ずどうと身を乗り出すの図)。気候が良い、徳島や高知など高校野球の強剛校がある、球団密集地域から離れている、プロ野球のキャンプ地なので施設もある・・・条件的には申し分ない。球団を運営できる資金力を持つ企業がない、という意見もあるけれど、四国にはあの有名なカトキチがあるんだよ!というわけで、

  四国カトキチファイターズ

を提案。いかがでしょう(誰に聞いてんだ)?

残念ながら実現しなかったけれど(するかよっ)、こういうチームがあったらもっと面白くなりそうな気がするんだけど。現実は、オフになれば札束の話ばかりで、一番理想的なはずの市民球団は&%$#、、ゴニョゴニョな状態で。どこか狂っているとしか思えない。思わず腰にさした刀に手がかかる(ないない)今日このごろなのです。
この金満体制に対抗するためには、全員ジャック・ニコルソンのチーム「新橋ニコルソンズ」を作るしかない手立てはない。

9番ショート、ジャック・ニコルソンに代わりまして、代打もジャック・ニコルソン〜 

すごく、いいと思うんですけど。

■ 最近のヘビーローテーション

このアルバム。


シャイン/ダニエル・ラノワ
世にも暗く、美しく輝く「I Love You」


夏、ヒートウェイヴのレコーディングスタジオに雑然と置かれていたこのアルバムが目に止まった。ふと手にとって、電気が走った気がした。何故かわからない。この真っ黒な輝きのようなものにひかれた。結局手に入れたのは10月のこと。それ以来、この黒く暗く輝く「光」に魅せられている。
ジャケ買い、という行為はある意味正しいと思う。音というのは何らかの形でビジュアルに現れるのだ。

だからと言って、このレコードのビジュアルが何を表わしているかわかりません。並木ひろしとタッグマッチって、、、。こんな邪悪な笑みでめぐりあい言われても。


■ やがて君は鳥になる/ボロボロの約束/胸に抱いて

今ごろ、スピッツのトリビュートアルバム「一期一会」を聞く。

ところで、トリビュートアルバムって亡くなってなくても「トリビュートする」ようになったのっていつ頃からでしょうか。安易だなあと思えないこともない。

草野マサムネの歌をカバーすることで、それぞれのミュージシャンが引き出しにしまっていた宝物を見せてくれた−そんな感じがする。どうしてこのトシまでこんなメンタリティを持ち続けられるんだろう?と思いながらも、気がつくと胸がキュン(死語)としている。
出色なのは椎名林檎。この人はやっぱり面白い。Going Undergroundやセロファンのカバーは、彼らの少年性みたいなものがスピッツの曲とうまく化学反応した感じがするけれど、椎名林檎の場合、オリジナルに対する「批評」みたいなものまで感じさせる。不思議なユーモアのセンスの人だ。卓越したオチョクリスト。好きだなあ。

殺してしまえばいいとも思ったけれど
君に似た
夏の魔物に会いたかった
会いたかった  (夏の魔物)


おまけに「うめぼし」を奥田民生がカバーしているのだけれど、これって実は奥田民生のために書かれた曲なのでは?!と言う気がしてしまった。それほど、どこを切っても「民生」が顔を出す1曲になっている。凄い。「オレの曲はオレの曲、草野の曲もオレの曲」、我がモノ顔である。
スージー鈴木が奥田民生は新庄だと言っていたけれど、私は落合だと思うぞ。何となく。

もう一つ素晴らしかったのは、リスペクトレコードが企画した岡本おさみトリビュートアルバム「アコースティックパーティ」

「襟喪岬」である。「落陽」である。作詞家の岡本おさみの曲をいろんなミュージシャンが歌う。よくあるコンセプトのように思えるけれど、素晴らしいのはアコースティックギターと声だけという潔さである。スキ間にまで音があふれていないと不安な強迫症的な時代に、こういう企画を出せるリスペクトレコードは素敵だと思う。
中でも中川敬の「落陽」は一瞬鳥肌が立つ。「ドス」という言葉はこの人の声のためにあるのかもしれない。

■ 爆音が来たねとあなたが言ったから今日はピールアウト記念日

10月には私にとってとても大切なライヴが2本あった。
まず、ほぼ1年ぶりになるPEALOUTのワンマンライヴ。
文句なく今年のベストアクト決定。私はまた再びPEALOUTと「出会った」と思えたライヴだった。
ライヴレポがPEALOUTのサイトにアップされています。詳しくは、 こちらに迷いこんでみてください。

そして、福岡では初のハシケンバンドスタイルによる「赤い実」ツアー。
ハシケンのライヴは行くたびに見える風景が違う。
私は彼の声でどこへでも行ける。どこまでも広がる麦畑やビルの谷間や月明りの道。そんな場所まで歌がつながっている気がする。
今回はライヴを見ながら、遠くに行ってしまった大切な友だちのことを思った。一緒にライヴを見たかったな。そう思った時、彼女がもうここにいない事を改めて思い知った。たわいもない事で笑ったり泣いたりした日々が浮かんできた。涙がとめどもなくあふれた。端から見ると、いなかっぺ大将の大ちゃん並に、涙ブラーンブラーン状態だったに違いない。
この日のライヴを真空パックにして彼女に届けたかった。

■ What's real can't die.

友人の誕生日パーティにダンス用の曲を編集した。赤面するほどバリバリの80年代ヒッツで異様な盛り上がりを見せた。テイクオンミーだよ、ココモだよ、レッツゴークレイジーだよ、おまけにウキウキウェイクミーアップだよ。越後屋、おぬしも結構ワム!よのう、ふぉふぉふぉふぉ。それでもって、全員仮装。アフロにエロ医者に中国人に女郎グモ、ウサギに魔女、カエル男。写真でお見せできないのが残念なぐらいアホぞろいだった。しかも!ガラス張りの店だったので、外から見ると罰ゲームやらされてる集団みたいだったに違いない。アフロのズラで道行く人に手を振る我ら。アホか、この人ら。面白すぎる。

BGM用にもCDを編集したのだけど、これがなかなか良い出来だったので心の中で小さくピース。Mに送りつけよう。
色々アルバムを聞き直すうちに、New Radicalsの「Maybe You've Been Brainwashed Too」はエヴァーグリーンに好きなアルバムなのだと気付いた。ファーストフードとエレクトリックに育てられた世代の刹那的ポップ、絶望のダンス、に見えて実はこれは希望のうたなのだ。

君の中に息づく音楽
消さないで
音楽が君の中にある
もう一度だけダンスを
君には生きる意味がある
(You've Got What You Give)


私にとってくるりの「Team Rock」に通じるアルバムだ。瓦礫の中で見たほんの少しの希望。そんな歌を今、聞きたい。

■ そういえば悪だくみなど

そんな毎日ですが、もうすぐまた新しい悪だくみを発表できそうな予感です。最近は自分から動く前にギコギコと楽しい話(ということに!)が舞い込んできて、♪1,2,3でバックビート、スウィングして粘るベースライン という感じです(意味不明)。

楽しいこと、ココロが震えること、誰のためでもなく。点と点をつないでいく。線を描く。そんなことをできたらいいなと思っている。


pAst dAys of CLICK(2003.8)
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