□■□スピードワゴンのビシバシ純情  第2回□■□
れいこんぶ様より

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                      ああ、勘違い 「ノーパンツマン」の友人

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   やい! オレ、井戸田 潤 。どちらかというとデリカシーは持ち合わせていない。

 小学校時代、プールの授業の時に大失敗をしている。あれは三年生の夏。

 プールの授業が終わり、次の授業があるにもかかわらず、更衣室ではしゃいでいたオレと幼なじみのK君。

   そろそろ放課が終わるころ、K君はこう言い出した。

 「パ、パンツがねーよ、教室に忘れてきちまったよ!」。今にも泣き出しそう。

 小学校時代は、トイレで大をしているところを発見された日にゃ「ウンコマン」などとあだ名が付けられる。

 ましてパンツを忘れたなんてことがバレると・・・。

 人一倍友達思いのオレは、教室へ走った。教室に戻ると、視界に白いものが飛び込んできた。

 まぎれもなくK君のパンツ。オレは机の上にあったそれを握り締め、更衣室へダッシュした。

 夢中でパンツを振り回し「Kく〜ん、机の上にパンツあったよ!」。

 K君は「ありがとっ、イトジュン!助かったぜ、危うくノーパンツマンになるところだったよ」。

 二人はガッチリ握手。この一件以来、オレたちの友情はさらに深みを増した。

   だが、その日を境にK君を見る女子たちの視線が冷たくなった。女子たちのひそひそ話を聞いてみると、

 「K君ってパンツ忘れたんだって」「やだぁ」「机の上にパンツ置いてたんだって」「気持ち悪〜い!」

   なぜ女子がそんなことを知っているんだ?皆さんはもうお気付きだろう。

 オレの「Kく〜ん、パンツ持ってきたよ!」と連呼した大声が女子たちの耳に、もれなく届いていたのだった。

   K君はそれにまったく気付かず、「イトジュン、最近オレ、女子たちにチラチラ見られるんだ。

 あいつらオレのこと好きなんじゃないかな。オレ、モテモテマンだな!」。

 違うんだ・・・。君は、君はモテモテマンなんかじゃない。あの時から「ノーパンツマン」なんだ!

            □■□ 中日新聞に掲載されているものをそのまま引用しています。 □■□

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