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− GUEEN と の 出 会 い −


彼が死んだからといっても僕の生活は変わらなかった。

相変わらず大好きだった頃のQUEENを一人で聞き続けている頑固な現役引退ファンだった。
そんな頑固な僕の気持ちを動かし、現役復帰させた愉快な連中がいる。

その愉快な連中の名は Gueen と呼ばれていた。

あれは何時だったのだろう?もうすっかり忘れたが、Freddieが死んでしばらくしてだったと思う。
新聞の社会面左下に"GUEEN"の来日コンサート(笑)の広告が出ていた。
"GUEEN"という名前は知っていた。
しばらく前にTBS系深夜番組『イカすバンド天国』というバンド勝ち抜き合戦の番組に出たのを偶然見て知っていたのだ。
その見事なまでのFreddieの成りきりに爆笑し、QUEENのコピーバンドがいるンだ!ということを喜んだのを覚えている。
そのGUEENが来日し川崎クラブチッタでコンサートを行うというのだ。これは見に行かないワケには行かない^^;
不思議だ。あれほどQUEENについて触れるのを避けていたのに、気がついた時にはチケットを買っていた。

初めてGUEENのコンサートに行った時の何とも言えない不安感を今でもしっかり覚えている。
はたしてどれだけの人が集まっているのだろう?ウチの奥さんとソワソワしながら川崎駅を降りた。
「新聞に載る位だから、結構人集まってるんじゃない?」
「たかだかセミプロの連中のLiveだよ?俺達と同じ昔を懐かしむオールドファンだけじゃないの。」
無知とは恐ろしいものだ^^;;;;ごめんネ波多江さん

クラブチッタの前に着いて驚いた!
ファン、ファン、ファン…沢山のファンがそこに集まっていた。我々と同じ世代も沢山集まっている。
一回りも若い世代も集まっている。みんな集まってきている…
信じられなかった。
目の前に並んでいるのはGUEENのLiveを聞きに来た人たちに間違い無いのに、信じられなかった。
しかし、その不安も開場と同時に嬉しさに変わって行った。
確かに目の前に集まっていた人たちがGUEENのLive開場へ消えていったのだった。
開場に入って改めて驚いた。本当に沢山の人が入っているのだ。
後で知ったがこの日は800人のキャパに500人も集まったのだ。500人もだよ?
たかが昔流行ったロックバンドのコピーバンドのLiveにだよ!

コンサートは素晴らしかった。奇跡を観ているようだった。
本家に恥じないエンターテイナーショーだった。
僕の目の前で演奏しているのは、間違いなくQUEENだった。
間違いなく僕はQUEENとFREDDIEと一緒に”あの頃”の歌を歌っていたのだった。
そして僕はこの来日コンサートを、おもいおもいのスタイルで楽しんでいる沢山のファンの人たちを見ていて気がついた。




QUEENは過去のバンドではなく、今でも最高のROCKバンドなのだ。
そして、多くの人たちに愛され続けてる。
今や、誰もQUEENを馬鹿にする者はいない。




この日の夜、Liveの余韻を楽しみながら僕は奥さんにQUEENファン現役復帰を宣言した。



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